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【2021年版】介護職の給料を上げる方法とは?介護職の平均給料や今後の動向などについて紹介!

介護職給料上げる

介護職の給料に不満を感じていませんか?

この記事では、「介護職の給料アップ」について解説します。

結論、介護職の給料は増加傾向にあると言えます。

しかし、現状の給料に満足をしていないのであれば、給料アップをする方法を行うことが必要です。

その他にも、「介護職の給料アップする方法」や「介護職の平均給料・年収」も合わせて解説します。

ぜひこの記事を参考に、介護職の給料アップを目指しましょう。

また「介護福祉士の給料」について知りたい方は、こちらで解説を行なっています。

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介護職の給料は上がっている?

介護職の給料は上がっている?

介護職の給料は年々上がっています。

日本は、高齢化が進んでおり、介護職の人材が不足することが予想され、2025年には約55万人の介護職の人材が不足されると言われています。

介護職の人材確保のために、介護職の給料アップを目的に介護職員処遇改善加算という制度を設けました。

以下にて、介護職員処遇改善加算について、詳しく解説するので、介護職の給料について、さらに深く知っていきましょう!

介護職員処遇改善加算とは

介護職員処遇改善加算は、介護事業所で働く介護職員の給料アップを目的にしている加算制度のことです。

介護職員一人あたりで最大3万7,000円給料アップを目指すことができます。

具体的な介護職員処遇改善加算は、以下の通りです。

加算種類 月額加算 要件
加算Ⅴ 12,000円相当 キャリアパス要件Ⅰ・Ⅱ
職場環境等要件
いずれも満たさない
加算Ⅳ 13,500円相当

キャリパス要件ⅠまたはⅡ
職場環境等要件
いずれかを満たす

加算Ⅲ 15,000円相当 キャリアパス要件ⅠまたはⅡ+職場環境等要件を満たす
加算Ⅱ 27,000円相当 キャリアパス要件Ⅰ及びⅡ+職場環境等要件を満たす
加算Ⅰ 37,000円相当 キャリアパス要件Ⅰ・Ⅱ・Ⅲのすべて+職場環境等要件を満たす

引用元:「介護職員処遇改善加算」のご案内|厚生労働省

上記のように、介護職員処遇改善加算には、キャリアパス要件と職場環境等要件の2つがあります。

それぞれの要件について、下記にて解説していきます。

キャリアパス要件

キャリアパス要件は、以下3つの要件があります。

Ⅰ…職位・職責・職務内容に応じた任用要件と賃金体系の整備をすること
Ⅱ…資質向上のための計画を策定して、研修の実施または研修の機会を設けること
Ⅲ…経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み又は一定の基準に基づき定期に昇給を
判定する仕組みを設けること。

キャリアパス要件Ⅲによる昇給の仕組みの例
「勤続年数」や「経験年数」などに応じて昇給する仕組み
「介護福祉士」や「実務者研修修了者」などの取得に応じて昇給する仕組み 
「実技試験」や「人事評価」などの結果に基づき昇給する仕組み

引用:「介護職員処遇改善加算」のご案内|厚生労働省

介護職員として、どのようなスキルや資格を持てば、キャリアアップできるのか示すことができます。

キャリアステップを明確にすることによって、介護職として働くモチベーションも保ちやすいと言えます。

職場環境等要件

職場環境等要件は、給料アップ以外の待遇改善を行うように、事業所へと働きかけるための要件です。

具体的な職場環境等要件は、以下6つの区分に分けられます。

区分 内容
入植促進に向けた取組 ・事業所の経営理念人材育成方針などの明確化
・未経験からの転職などこだわらない幅広い採用の仕組み
資質の向上やキャリアアップに向けた支援 ・介護に関わる資格取得支援
・エルダーメンター制度等導入
・キャリアアップ等に関する相談の機会の確保
両立支援・多様な働き方の推進 ・休業制度等の充実
・有給休暇が取得しやすい
腰痛を含む心身の健康管理 ・トラブル対応マニュアル作成
・健康診断やストレスチェックの実施
・従業員のための休憩室の設置
生産性向上のための業務改善の取組 ・5S活動
・介護業務以外の役割分担の明確化
・職場環境の整備
やりがい・働きがいの醸成 ・職場内のコミュニケーション向上
・地域の児童や住民との交流の実施
・利用者本位の介護保険やケア方針を定期的に学ぶ機会の提供

引用元:介護職員処遇改善及び介護職員等特定処遇改善加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について(2021年3月)|厚生労働省

6つの区分から3つの区分を選択して、取り組むことが定められています。

介護職員処遇改善加算を取得するにあたっては、賃金改善等の処遇改善の内容をすべての介護職員に周知させることが必要です。

介護職のケース別平均給料・年収とは

介護職のケース別平均給料・年収

介護職の平均給料と年収を、ケース別に分けて解説します。

今回は、以下4つのケースに分けました。

  • 年齢別平均給料・年収
  • 施設別平均給料・年収
  • 職種別平均給料・年収
  • 地域別平均給料

それぞれの平均給料と年収を把握しておくことで、介護職として働く際に参考にできるでしょう。

年齢別平均給料・年収

介護職は年齢によって、給料・年収は異なります。

勤続年数や年齢が高いほど、給料・年収は上がっている傾向です。

男性と女性の年齢別平均給料は、以下の通りです。

男性 平均給料 平均年収
29歳以下 295,580円 3,546,960円
30〜39歳 342,110円 4,105,320円
40〜49歳 357,260円 4,287,120円
50〜59歳 333,160円 3,997,920円
60歳以上 289,800円 3,477,600円
女性 平均給料 平均年収
29歳以下 287,430円 3,449,160円
30〜39歳 304,650円 3,655,800円
40〜49歳 315,000円 3,780,000円
50〜59歳 313,530円 3,762,360円
60歳以上 286,080円 3,432,960円

引用元:令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果|厚生労働省

60歳以上になると、正社員からアルバイトやパートに変更する方が多くなるため、給料・年収が下がっていることが分かります。

施設別平均給料・年収

介護職は、さまざまな施設で働くことが可能な職種です。

施設によっても、給料・年収は異なります。

施設種類 平均給料 平均年収
介護老人保健施設 350,380円 4,204,560円
特別養護老人ホーム 361,890円 4,342,680円
介護付有料老人ホーム 339,510円 4,074,120円
訪問介護事業所 314,440円 3,773,280円
グループホーム 303,800円 3,645,600円
通所介護事業所 294,980円 3,539,760円
通所リハビリステーション事業所 315,020円 3,780,240円
介護療養型医療施設 329,850円 3,958,200円
介護医療院 323,950円 3,887,400円

引用元:令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果|厚生労働省

特別養護老人ホームがもっとも給料・年収が高いとされています。

給料を上げる目的で就職や転職を検討している方であれば、職場の選び方は重要と言えるでしょう。

職種別平均給料

職種別平均給料

介護職は幅広い職種があり、それぞれによって給料は異なります。

職種 平均給料
介護福祉士 約237,000円
ケアマネージャー 約255,000円
看護師 約263,000円
社会福祉士 約249,000円
理学療法士 約283,000円

専門的な知識やスキルが必要な職種であれば、給料が高くなることが分かります。

介護福祉士の平均給料が低い要因としては、パートやアルバイトとしても働くことができるため、平均の給料を下げてしまっていると言えます。

地域別平均給料

他の職業でも同様に、地域によって平均給料が異なります。

地方よりも都心部に近づくことによって、平均給料が上がっていく傾向です。

地域 平均給料
北海道 約205,000円
東北 約210,000円
北陸 約220,000円
関東 約255,000円
中部 約220,000円
東海 約240,000円
近畿 約225,000円
四国 約204,000円
中国 約223,000円
九州・沖縄 約206,000円

引用元:賃金構造基本統計調査 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 都道府県別

もっとも給料が低いのが、九州・沖縄ですが、地域の施設や事業所によっても平均給料が異なります。

介護職として、地方に転職を考えているのであれば、地域ごとの最低賃金を把握することもおすすめします。

介護職の給料を上げる方法

介護職の給料を上げる方法

介護職の給料を上げる方法は、主に以下3つが挙げられます。

  • 資格を取得する
  • 手当を増やす
  • 転職をする

それぞれの特徴などを踏まえて解説していきます。

介護職で給料を上げたいと思っている方は、ぜひ参考にしましょう!

資格を取得する

資格を取得することによって、キャリアアップを目指すことができ、結果的に給料を上げることが可能です。

具体的な給料アップを見込める資格は、主に以下が挙げられます。

  • 介護福祉士
  • 認定介護福祉士
  • ケアマネージャー
  • 生活相談員
  • 社会福祉士
  • 理学療法士
  • 作業療法士

上記の資格を取得することによって、働ける職場の選択肢が広がって、職場での信頼度もアップすることができるため、給料は確実にアップするでしょう。

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参考サイト:未来ケアカレッジ公式

手当を増やす

夜勤手当を増やすことによって、短期間で給料アップを目指せます。

具体的には、1日あたり夜勤を行うことによって、5,000円〜8,000円ほどが給料に加算されます。

しかし、年齢を重ねると体力の問題が出てきたり、生活リズムが崩れてしまうリスクがあるため、あらかじめ注意が必要です。

若いうちになるべく多くのお金を稼ぎたい方に向いている方法と言えます。

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転職をする

転職をすることによって、給料アップを目指せます。

現在介護施設で勤めている方で、給料に不満を持っているのであれば転職をおすすめします。

実際に、現在勤めている職場で給料アップを狙うよりも、転職をしたほうが効率よく給料アップを狙うことが可能と言えるでしょう。

さらに、転職サービスを利用することによって、成功率を上げることも可能です。

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求人に載っていない情報まで詳しく調べてもらえるため、転職後のミスマッチも防ぐメリットもあります。

参考サイト:マイナビ介護職公式サイト

 

介護職の給料アップを目指しましょう!

介護職の給料アップを目指しましょう!

この記事では介護職の平均給料と、給料アップを目指す方法をご紹介しました。

介護職の給料は、介護職員処遇改善加算などによって、今後も給料アップを見込めます。

職種や地域によっても、介護職の平均給料・年収は異なるため、事前に確認しておくことで、給料アップを目指すことができるでしょう。

今回紹介したことを参考にして、介護職で給料アップを目指してください!

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