コラム

介護士の志望動機はどう作る?志望動機のポイントとNGワードを解説!

「次に転職する施設の面接を突破したい!」

「面接で自分のやる気を最大限アピールしたい!」

これから新しく介護士として就職・転職に挑む上で、とても大切なのが志望動機です。

志望動機が適当なものだと、応募先の施設にやる気がないと判断され仕事の機会を失うかもしれません

そこでこの記事では、介護士がより良い志望動機を作るコツと例文を紹介していきます。

ここで働きたい、という気持ちを上手く伝え、希望の職場で活躍しましょう

1.介護士の志望動機を書く大切なポイントとは?

介護士の志望動機のポイント

介護士が就職・転職で成功するには、やる気を最大限アピールできる志望動機が必要になります

効果的な志望動機を作るため、意識すべきポイントは以下の通りです。

介護士が志望動機を作るときのポイント

  1. 介護の仕事がしたい理由を具体的に伝える
  2. 自分の経験を交えて説明する
  3. コミュニケーション能力をアピールする

介護の現場で活躍する第一歩として、自分に合った適切な志望動機を考えていきましょう。

ポイント1.介護の仕事がしたい理由を具体的に伝える

介護の仕事が未経験の人は、介護に興味を持った理由を具体的に伝えましょう。

介護に興味があった、介護の仕事に惹かれた、など曖昧な理由は、やる気が伝わりにくいのでNGです。

自分の家族の介護をする経験があり介護の仕事が気になった、など具体的に話せるエピソードがあると良いでしょう。

介護経験が全くない場合、現在介護士として働いている人の話を聞いてみてください

「介護士の人と話してみて、仕事に興味を持った」

と言えば、具体性が上がりやる気が伝わります。

ポイント2.自分の経験を交えて説明する

今後やりたい仕事を話すときは、自分の経験がどう役立つかを具体的に説明しましょう。

自分の経験やスキルを一切説明せず「介護の仕事がしたいです」と言っても、面接官を不安にさせるだけです。

具体的にしっかりと伝えてみる工夫をしてみましょう!

「接客をしてきたので人と話すのは得意」

「配達員をしており体力に自信がある」

など経験や長所を最大限アピールしてください。

そして、自分の力が役に立つ介護の仕事を挙げれば、活躍してくれそうな人材として面接官から高く評価されるでしょう。

ポイント3.コミュニケーション能力をアピールする

志望動機で必ずアピールしておきたいのは、コミュニケーション能力です。

介護の仕事では、経験だけでなく人間性も重視されます。

いくら経験があっても、周りの人にネガティブな印象を持たせる人はなかなか採用されません。

志望動機を作る際は、「たくさんの人と関わりたい」「人と話すのが好き」と明るい性格を感じさせる内容も盛り込んでみましょう

以上が、介護士が志望動機を作る際のポイントでした。

次は、介護士の志望動機を例文付きで具体的に解説していきます。

「実際にどんな感じで志望動機を作れば良いか分からない!」

という人はぜひ参考にしてください。

2.分かりやすい!志望動機の例文を紹介

ここからは、介護士の志望動機を例文含め解説していきます。

介護士の志望動機で必ず盛り込んでおきたい内容は、以下の通りです。

  1. これまでの経験
  2. 介護士として働きたい理由
  3. 今後やりたい仕事
  4. 理想とする介護士のイメージ

志望動機は長くなりすぎないよう、必要な内容を盛り込んですっきりまとめましょう

具体的に、介護施設(特別養護老人ホーム)の面接で使える志望動機の例を紹介します。

現在、デイサービスで5年間勤務を続けています。これまで通所で介護の仕事をしてきましたが、もっと介護について知り、利用者の方の生活に寄り添ったケアをしたいと思い、応募しました。

これまで介護士として得たコミュニケーション能力や介護のスキルを活かし、夜勤を含め総合的に支援が必要な方を支えていきたいです。思いやりを持って利用者の方に笑顔を与えられる介護士になるため、今後も仕事を通じて努力していきます。

やる気を前向きに伝えられるよう、自分なりに文章を考えてみましょう。

また、未経験から応募するときは、「家族の介護をする機会があった」「介護ボランティアをした」など介護に興味を持った理由を具体的に伝えるのがおすすめです。

さらに、今後資格を取りキャリアアップを目指したい介護士は、「相談業務にも挑戦したい」「ケアマネの資格を取りたい」など今後の目標を伝えると良いでしょう。

次は、介護士が志望動機で避けるべきNGワードを解説していきます。

面接官に好印象を与えられるよう、しっかりチェックしておきましょう。

3.介護士が志望動機で避けるべきワード

自分なりに頑張って志望動機を考えても、やる気が伝わらず採用されないというケースは少なくありません。

応募先から「ぜひうちの施設に来て欲しい」と思ってもらうためには、ネガティブな発言をしないことが大切でしょう。

介護士が志望動機を言う際、避けるべきワードは以下の通りです。

介護士が面接で避けるべきワード

  1. 前の職場が悪かったので
  2. どんな仕事でも頑張ります
  3. 他の施設でも良かったのですが

志望動機にNGワードが入らないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。

ワード1.前の職場が悪かったので

前の職場に不満があり転職をする場合でも、「前の職場が悪かったので転職しました」と言うのはNGです。

いくらブラックな職場であっても、前の職場の悪口を面接の場で言うのはマイナスの印象につながります

「自分の希望する仕事ができなかった」

「夜勤に入る体力が無く勤務が難しかった」

など、客観的に納得できる内容にしましょう。

ワード2.どんな仕事でも頑張ります

「どんな仕事でも頑張ります」

という言葉は一見好印象ですが、主体性がない人だと思われるかもしれません。

また、どんな仕事でもやると言ってしまうと、就職後に他の人がやりたがらない雑用を押し付けられる可能性もあります

「こんな仕事がしたい!」

という思いがあるなら、自分のやりたいことをはっきりと伝えた方が良いでしょう。

ワード3.他の施設でも良かったのですが

「他の施設でも良かった」

という発言をしてしまうと、やる気を疑われてしまい採用につながりにくいです。

施設の面接官は、どうして自分の施設に応募したのかを聞きたいと思って面接の場を設けています。

他の施設でもOKという人なら、すぐに転職すると思われマイナス評価になってしまうでしょう

面接を成功させるには、「なぜこの施設に応募しようと思ったのか」を伝えることが大切です。

研修制度がしっかりしていたから、施設見学に行ったときの雰囲気が良かったから、など具体的に伝えましょう。

以上が、志望動機で避けるべきワードでした。

次は、介護士が面接で志望動機以外に気をつけておきたいポイントを解説します。

しっかり面接対策を行い、希望の施設で働きましょう。

4.面接で志望動機以外に意識すべきこと

介護士が志望動機以外に注意すべきポイント

介護士の就職・転職面接では、志望動機以外にも意識すべきマナーがあります。

いくら志望動機がしっかりしていても、社会人として基本的なマナーができていない人は採用されません

きちんと仕事ができることをアピールするために、以下の通り志望動機以外の振る舞いも見直しましょう。

介護士が面接で意識すべきこと

  1. 個性的な服装は避ける
  2. 忘れ物をしないよう準備物を確認する
  3. 早すぎる到着は避ける

それぞれ面接前にしっかりと確認しておきましょう。

(1)個性的な服装は避ける

介護士の面接では、個性的な服装は避けて清潔感を重視しましょう。

人と接するのが介護士の仕事なので、派手な服では利用者に怖い印象を与えるとしてマイナス評価になります

服装に指定がない場合、上下揃ったスーツで面接に行くのが最も無難です。

来ていくスーツは必ずシワを伸ばし、髪色を暗めにして清潔感をアピールしましょう。

(2)忘れ物をしないよう準備物を確認する

面接の日に忘れ物をしてしまうと、社会人としての自覚がないと思われてしまいます。

必要な準備物は、あらかじめ確認しておいてください。

もし、筆記用具や履歴書の他に何が必要なのか分からない場合、事前に応募先に聞いておくと安心です

忘れそうなものは前日のうちにカバンに入れるなど、自分に合った忘れ物対策をしましょう。

(3)早すぎる到着は避ける

面接時間を守っていても、指定された時間の10分以上前に到着するのはNGです。

介護士の多くは、人手不足で非常に忙しい状況にあります。

到着が早すぎると現場の介護士も追加で対応が必要になり、余計な手間をかけてしまう可能性が高いです。

これから一緒に働くかもしれない同僚に迷惑をかけないよう、5分くらい前に到着するよう意識しましょう

以上が、介護士の面接で注意すべきポイントでした。

介護士の面接では、思いやりのある人間性をアピールするのが最も効果的です。

自分のことだけでなく、施設側の都合や気持ちをしっかりと考えた振る舞いをしてマイナス評価を避けましょう。

次は、参考として転職回数が多い人の志望動機について解説していきます。

「これまでの転職回数が5回を超える」

「ここ数年のうちに何度も職場を変えている」

という人は、ぜひ読んでみてください。

【参考】転職回数が多い人の志望動機はどうする?

転職回数が多い場合、「また短期間で辞めてしまうのでは」と面接官に思われ不利になることもあります。

しかし、転職回数をごまかすのは後で大きなトラブルにつながるので、面接では素直に伝えたほうが良いでしょう。

転職回数の多い人は、これまで何度も転職している理由をきちんと伝えてください。

キャリアビジョンを持って良い職場を探した結果、転職回数が増えているならこれまでの経歴が不利に働くことはありません。

また、無計画に転職を繰り返してしまっている場合、自分なりに反省点を見つけて今後どう頑張っていきたいか伝えると良いでしょう。

転職回数の多い人が介護施設で採用されるには、「次の職場では長く働きたい」という気持ちを伝えることが大切です。

自分の経験が就職後どう役立つか具体的に説明し、今持っている熱意をしっかり伝えましょう。

まとめ

介護士が面接で働きたい、という気持ちをアピールするには、志望動機をしっかり練り上げることが大切です。

曖昧で個性のない動機では、本気度が伝わらず採用に至らない可能性もあります

自分で応募先に合った志望動機をしっかりと考え、今後どう働いていきたいか具体的に伝えましょう。