介護師

最短で介護士から音楽療法士になるには!?仕事内容やメリットも紹介

「音楽療法士ってどんな仕事なのかな?」

「どうやってなれるの?」

本記事は、こんな悩みをお持ちの人に向けて書いています。

音楽療法士という資格を知っていますか?

名前の通り、音楽療法を用いて高齢者や障害者のケアをする仕事であり資格です。

しかし、海外では広く認知され始めていますが日本での認知度が低いのが背景にあります。

つまり、名前を知っていてもどんな資格かは知らない人も多いのです。

そこで、この記事では音楽療法士がどんな資格かをお伝えするとともに、音楽療法士になるまでの方法を徹底解説します。

実は、介護職のキャリアアップにオススメなんです。

この記事を読めば、介護職のキャリアアップに音楽療法士を具体的に検討できるようになるでしょう!

1.音楽療法士ってどんな仕事?

音楽療法士とは、音楽鑑賞や楽器演奏を用いてリハビリテーションを行う仕事です。

活躍の場は介護や医療、教育現場などが主で、幼児・障害者・高齢者と様々な人の心身サポートを目的としています。

具体的には、音楽を使って運動支援をしたり、利用者に合わせた音楽を作成して心のケアをしたりなどです。

音楽の知識や技術はもちろんのこと、介護や医療の専門性も求められます。

専門的な知識を求められる音楽療法士ですが、国家資格ではありません。

民間資格のため、資格がなくとも音楽療法士を名乗ることは可能です。

とはいえ、資格は取ることをオススメします。

資格取得の過程で必要な知識や技術を学べるからです。

求められる知識の多い音楽療法士は、そう簡単にはなれません。

名実ともに音楽療法士を名乗るうえでも、資格取得を目指しましょう。

介護士との両立がオススメ!

音楽療法士には専門的な知識が求められると述べましたが、仕事をするうえでは介護士との両立をオススメします。

「専門的な資格なら、音楽療法士一本で仕事できないの?」と思われますよね。

音楽療法士の認知度は日本ではまだ低く、専任の求人が非常に少ないというのが現状です。

加えて、音楽療法は介護施設で多く活用されるため、介護士と両立している人がとても多いんですね。

ただ、単純に求人が少ないから、介護士と両立しましょうと述べている訳ではありません。

介護士からのキャリアアップとしても、音楽療法士にはメリットがあるのです。

上記を踏まえて、次では音楽療法士になるメリット2つを解説します。

2.取る価値はある?音楽療法士になるメリット3つ

介護士が音楽療法士になるメリット

介護士との両立をオススメするのが音楽療法士というお話をしました。

そもそも資格を取る価値はあるのか?
ということは気になりますよね。

そこで、音楽療法士になるメリットを下記3つにまとめました。

  1. 仕事の幅が広がる
  2. 楽しみながら働ける
  3. 転職に役立つ

順番に解説していきます。

メリット1.仕事の幅が広がる

1つ目のメリットは、仕事の幅が広がる点です。

実際に介護士と両立した状況で考えてみましょう。

音楽療法士になることで、介護技術に音楽療法の知識や技術が加わります。

音楽療法の知識や技術が加わることは、提供できるケアの幅を広げるでしょう。

例えば、音楽を用いたレクリエショーンで運動支援をしたり、利用者に合わせた音楽を作って癒し効果を与えたりなどです。

通常の介助だけでなく、音楽を用いたリハビリや心身のサポートを通して、利用者により最適なケアを提供できるようになります。

メリット2.楽しみながら働ける

2つ目のメリットは、楽しみながら働けることです。

例えば、いつも行っているアクティビティに音楽を付け足してみるとどうでしょう?

歌を歌いながら、手を動かすといったようなアプローチができるようになります。

歌い間違いや、手がうまく動かないなどを笑いに変えて、雰囲気作りにも役立つはずです。

テレビを使わず、アクティブに動いてもらうようにもできますよね。

こうした創意工夫をすることも、楽しみにつながります。

音楽療法士だからこそできるケアを、積極的に取り込むようになれば頼られる存在にもなれるでしょう。

メリット3.転職に役立つ

3つ目のメリットは、転職に役立つ点です。

音楽療法士の認知度は低いため、資格保有者も多くありません。

そのゆえ、転職時の大きなアピール材料となります。

音楽療法を取り入れていない施設からすれば、新しいケアを提供できるチャンスとなるからです。

また、すでに音楽療法を取り入れている施設であれば、数少ない音楽療法の人員確保に繋がるでしょう。

何より専門性の高い資格取得者は、その人自身の目標達成意欲や継続性の証明になります。

音楽療法士資格を取得することで、転職市場における自分の価値を高めてくれるでしょう。

以上、音楽療法士になることのメリットを3つを紹介しました。

次はいよいよ、音楽療法士になる方法をお話していきます。

3.音楽療法士になるにはどうするの?

介護士が音楽療法士になる方法

ここまで音楽療法士になることのメリットをお伝えしました。

次に気になるのは「じゃあ、実際になるにはどうしたらいいの?」という点ですよね。

ここからは音楽療法士になるための方法を解説します。

個人の状況に合わせて、以下2つのコースのどちらかを選びましょう。

  • 働きながら資格取得するなら必修講習会コース
  • 最短で資格取得するなら認定校コース

必修講習会コースでは、働きながら資格取得を目指せます。

現場経験を積み、必修講習会や研修等を受講することで、受験資格を得られるコースです。

ただ、5年以上の現場経験を必要とするため、取得までに時間を要する点はデメリットといえるでしょう。

働きながら必要な知識や技術を学んでいくのが、必修講習会コースです。

対して認定校コースは、最短で資格取得を目指せます。

受験資格は、日本音楽療法学会に認定された学校を修了するだけです。

専門学校であれば最短約2年で資格取得できますが、働きながらの取得は難しいでしょう。

集中して、最短で資格取得できるのが認定校コースです。

それぞれの流れについて、詳細に解説していきます。

4.働きながらに取るのにオススメ!必修講習会コース

介護士が音楽療法士になるための必修講習会

1つ目は、必修講習会コースです。

介護職からのキャリアアップを目指すなら、こちらのコースを選びましょう。

なぜなら、必修講習会コースは働きながら取得できるからです。

ただし、必修講習会コースの前提条件として、専門学校・短期大学・4年制大学の卒業が必須となります。

前提条件を満たしていない場合は、もう一つの認定校コースからの取得がオススメです。

それでは、必修講習会コースの具体的な流れを見ていきましょう。

以下流れのうち、4つまでは全て受験資格を得るための必須条件です。

  1. 日本音楽療法学会の正会員になる
  2. 臨床経験を5年積む
  3. 必修講習会を受講
  4. 学会・講習会参加により活動ポイントをためる
  5. 各種試験を受ける

各流れを順に解説していきます。

流れ1.日本音楽療法学会の正会員になる

最初に、日本音楽療法学会の正会員になりましょう。

音楽療法士資格は、日本音楽療法学会の認定資格のため、学会の正会員であることが受験資格に含まれています。

入会方法は、日本音楽療法学会の公式サイトより、手続きを行うだけです。

ただし、入会には15,000円の費用が発生するので注意しましょう。

費用の詳細は、後述の音楽療法士取得にかかる費用でも詳しく解説します。

流れ2.臨床経験を5年積む

日本音楽療法学会の正会員になった後は、臨床経験を5年積みましょう

臨床経験とは、いわゆる現場経験や実務経験のことです。

介護や音楽療法の現場経験が5年必要となります。

5年のうち、音楽療法やピアノなどを使用した経験が2年は必ず必要です。

なので、介護士と両立するなら、介護経験を3年と音楽療法の経験を2年の合計5年となるでしょう。

臨床経験の積み方は、音楽療法を採用している施設で働くことをオススメします。

理由は、音楽の臨床経験を自力で積むのは非常に難しいからです。

その点、音楽療法を採用している施設であれば、介護と音楽の経験を一緒に積めるでしょう。

音楽療法を採用している施設の探し方は、後述の【参考】臨床経験を積める職場探しにオススメのサイトにて紹介します。

流れ3.必修講習会を受講

臨床経験の次は、必修講習会を受講しましょう。

音楽療法の知識や技術を学ぶ講習会です。

ただし、受講するためには2つ条件があります。

  • 臨床経験3年以上
  • 受講前試験の合格

臨床経験は厳密には5年以上必要ですが、3年以上あれば並行して受講可能です。

時間効率を考えて、3年臨床経験を積んだら受講しましょう。

問題は受講前試験です。

試験にはピアノ実技および弾き歌い、音楽理論、小論文が出題されます。

3年の臨床経験を積むかたわら、受講前試験に向けて学習しましょう。

受講前試験に合格した後は全90コマの講習を受講し、医学・心理学・福祉・教育など、音楽療法関連分野の全18単位を取得する必要があります。

通信制のスクールで学ぶのもアリ

必修講習会の受講前試験ですが、前述の通り簡単な試験ではありません

実技試験はもちろん、音楽理論や小論文など、独学では難易度が高い試験でしょう。

そこで、通信制スクールで学ぶのも一つの選択肢です。

通信制であれば働きながら学べますし、基礎からしっかりと学習できます。

たとえば通信制スクールの楽学ネットは、音楽療法の基礎を学べますし、費用も35,800円(税込)とそれほど高くはありません。

「独学で学ぶのに自信がない」「サポートしてもらいながら学びたい」という人は、通信制のスクールを活用するのもよいでしょう。

流れ4.学会・講習会参加により活動ポイントをためる

必修講習会と並行して行いたいのが、活動ポイントをためることです。

音楽療法士の受験資格を得るには、日本音楽療法学会指定の活動を行ってポイントをためなければなりません。

主な活動としては、以下の通りです。

  • 日本音楽療法学会主催の学術大会に参加
  • 同主催の研修や講習会に参加
  • 同主催の学術大会や講習会にて、研究の発表

それぞれに獲得できる活動ポイントが設定されています。

合計200ポイントをためるまで、活動に参加しましょう。

設定ポイントについては、公式サイトに掲載されていた参考資料に記載されています。

流れ5.音楽療法士(補)試験を受ける

ここまでの流れは、全て受験資格を得るために必要な条件でした。

前述の条件を全て満たすと、いよいよ試験を受けられます。

試験には2種類あり、順番に受ける必要があります。

  • 音楽療法士(補)試験
  • 面接試験

最初に受ける音楽療法士(補)試験は、筆記試験です。

音楽療法科目を中心とする知識を問われる試験内容となっています。

試験対策には、過去問題集を活用しましょう。

正会員であれば日本音楽療法学会の公式サイトより、過去問題集を購入できます。

購入費用は、1,000円〜2,000円です。

詳しくは日本音楽療法学会各種資料をご覧ください。

流れ2.面接試験を受ける

音楽療法士(補)試験に合格したら、最後は面接試験の受験です。

面接試験で問われる内容は、下記の2つとなっています。

  • 口頭試問
  • 実技試験

口頭試問では、音楽療法士(補)試験で書いた論述をもとに適性を見られます。

実技試験は、ピアノまたはギターによる課題曲の弾き歌いです。

去年の課題曲は2019年度面接試験における実技についてに記載されています。

テンポの早い曲(A群)とゆっくり目の曲(B群)、各5曲が出題されました。

試験では、AB各群から2曲ずつ選曲して弾き歌います。

テンポの早い曲(A群):おどるポンポコリン、夢をかなえてドラえもん、など。

ゆっくり目の曲(B群):365日の紙飛行機、きみをのせて、など。

面接試験に合格すれば、晴れて音楽療法士となれます。

以上が必修講習会コースの流れでした。

次は最短で音楽療法士を目指したい人にオススメ、認定校コースを流れを見ていきましょう。

5.最短で取得可能!認定校コース

音楽療法士になるもう一つの方法が、認定校コースです。

前述した必修講習会コースは働きながらでも取得可能でしたが、認定校コースは働きながらの取得はできません。

代わりに、資格取得までの早さは圧倒的に認定校コースが上です。

早ければ最短約2年での取得が可能となっています。

具体的な流れは下記をご覧ください。

  1. 認定校の単位を修了する
  2. 各種試験を受ける

順番に解説していきます。

流れ1.認定校の単位を修了する

まずは日本音楽療法学会の認定校にて、単位を修了しましょう。

認定校は17校のみと数は多くありません。

日本音楽療法学会の公式サイトに認定校一覧が記載されています。

入学する学校を一覧から選びましょう。

認定校には、専門学校や4年制大学などがあります。

最短修了を目指すなら、最も短い2年制の専門学校を選びましょう。

認定校には様々な学科があるので、音楽療法を学べる学科を選んでください。

たとえば、東京心理音楽療法福祉専門学校では、音楽療法保育学科があたります。

学校や学科の名称は違えど、各課程で音楽療法士に必要な技術や知識を学べます

認定校の単位を修了したら、次は音楽療法士(補)試験の受験です。

流れ2.各種試験を受ける

認定校の単位取得後、音楽療法士(補)試験の受験資格を得られます。

以降は必修講習会コースと同じ流れです。

まずは音楽療法士(補)試験にて筆記試験の受験となります。

学校で学んだことを復習し、試験に臨みましょう。

音楽療法士(補)試験を合格した後は、同様に面接試験へと進みます。

試験内容も必修講習会コースと同じ口頭試問と実技試験の2つです。

面接試験を合格すれば、音楽療法士となれます。

認定校コースの職探しは、資格取得後が主です。

後述する職探しにオススメのサイトにて、音楽療法士資格を活用できる職場を探しましょう。

以上、音楽療法士になるための方法でした。

ただ、ここまでの説明で「けっこう費用がかかりそうだな…」と思った人もいますよね。

実際どれくらいの費用がかかるのか。

各コースごとに資格取得にかかる費用を、次で解説します。

6.音楽療法士取得にかかる費用

ここまで音楽療法士になるメリットや方法について、解説しました。

ここからは資格取得にかかる費用を解説します。

コースごとにかかる費用が違うので、以下の通りにお話していきますね。

  1. 必修講習会コース
  2. 認定校コース
  3. 結局どっちを選べばいいの?

順番に見ていきましょう。

(1)必修講習会コース

必修講習会コースにかかる費用は下記の通りです。

必修講習会の受講に、最も費用がかかっています。

また、記載はしていませんが、試験の過去問題集も1,000円〜2,000円ほどかかるので注意しましょう。

ちなみに、必修講習会の費用は、3年に分けての分割払いも可能となっています。

30万円はなかなかの大金です。

一括払いが厳しい人は、分割払いを活用しましょう。

日本音楽療法学会正会員費 入会金:5,000円
年会費:10,000円
必修講習会受講費 300,000円
音楽療法士(補)試験の受験費 10,000円
合格後の資格取得費 30,000円
合計 355,000円

以上、必修講習会コースの費用一覧でした。

上記を踏まえて、次は認定校コースの費用を見てみましょう。

(2)認定校コース

次に認定校コースの費用を見ていきましょう。

認定校コースは学校によって費用が変わるため、ここでは東京心理音楽療法福祉専門学校の音楽療法保育学科を例に見てみます。

必修講習会コースに比べ、費用が非常に高くなっています

学費の高さが圧倒的ですね。

ちなみに、学費は一括払いとなっています。

ただ、東京心理音楽療法福祉専門学校は各人の事情を考慮して、奨学金や教育ローン制度の案内も行っているようです。

必要に応じて活用しましょう。

東京心理音楽療法福祉専門学校の学費 1,926,000円
音楽療法士(補)試験の受験費 10,000円
合格後の資格取得費 30,000円
合計 1,966,000円

2つのコースを比較すると、必修講習会コースは資格取得に時間はかかるが、費用は割安です。

対して認定校コースは資格取得までの時間は短い分、費用ははるかに高くなっています。

どちらを選択するかは個人の状況によりますので、オススメのコースを次で解説しますね。

結局どっちを選べばいいの?

費用は分かりましたが、「結局どちらを選べばいいの?」と悩みますよね。

結論、必修講習会コースをオススメします。

その理由は、働きながら学べる点のメリットが大きいからです。

介護職からのキャリアップや転職を視野に入れている人にとって、仕事と並行して取得できるかは必須条件ですよね。

認定校コースの場合、最短でも約2年間は資格取得だけに時間を費やさなければいけません。

働きながら通うことは現実的ではないでしょう。

加えて、認定校コースは学費が非常に高額です。

その点、必修講習会コースは現場経験を積みつつ資格取得を目指せます。

費用も必修講習会の受講費用は高めですが、認定校コースに比べれば約6分の1です。

確かに必修講習会コースは、取得までに時間を要します。

とはいえ、働きながら資格取得を目指せるため、時間効率はとても良いコースといえるでしょう。

未経験から音楽療法士を目指す人、介護職からのキャリアアップを考えている人は、必修講習会コースをオススメします。

以上が各コースの費用と費用から見たオススメコースのお話でした。

ところで、そもそも自分が音楽療法士に向いているか、気になりますよね。

そこで次は、音楽療法士の適性についてお話します。

7.音楽療法士に向いている人

ここまでのお話で音楽療法士になる方法や費用など、資格取得に必要な情報をお伝してきました。

ただ、なり方は分かったものの「そもそも自分は音楽療法士に向いているのかな?」という疑問もわくはずです。

ここからは音楽療法士に向いている人について、解説していきます。

音楽療法士に向いている人は、以下2点の適性を持つ人です。

  1. 音楽が好きな人
  2. コミュニケーションが苦ではない人

順番に見ていきましょう。

(1)音楽が好きな人

1つ目は楽が好きであることです。

音楽療法士は演奏をしたり、歌を歌ったり、曲を作ったりと音楽を用いた仕事が主になります。

たとえば、レクリエーションで演奏をして利用者と一緒に歌ったり、利用者の心をケアする曲を作ったりといった仕事です。

音楽が好きな人であれば、楽しんで仕事に取り組めるでしょう。

もちろん人によって演奏が好きな人もいれば、歌うのが好きという人もいますよね。

いずれにせよ、自分の得意な形で音楽を活用できます

しかし、そもそも音楽を好きではない場合、仕事が苦痛に感じてしまうかもしれません。

音楽を好きでない人が、音楽を活用するのは難しいでしょう。

音楽療法の仕事を積極的に取り組む上で、音楽が好きか否かは重要な適性であるといえるでしょう。

(2)コミュニケーションが苦ではない人

2つ目はコミュニケーションが苦ではない人です。

音楽療法は人前で演奏をしたり、利用者に合わせた音楽を作ったりと、利用者とのコミュニケーションが欠かせません。

「初対面の人でも全く人見知りをしない!」

とまではいいませんが、少なくとも自分から利用者に話しかけ、信頼関係を築ける人でないと難しいでしょう。

人前で演奏をする際は周りを巻き込む力が必要ですし、利用者に合わせた音楽を作るには、その人の気持ちを理解する必要があります

信頼関係を築くコミュニケーション力は、音楽療法士にとって大事な適性の1つです。

音楽療法士に向いている人の適性は、以上の通りでした。

最後に臨床経験を積める職場探しにオススメのサイトを紹介します。

【参考】臨床経験を積める職場探しにオススメのサイト

働きながら音楽療法士を目指す人は、臨床経験をいかに積むかが大事なポイントです。

介護と音楽経験を積める職場を探すうえで、下記2つのサイトを紹介します。

  1. 介護求人ナビ
  2. JobMedley

順番に特徴を解説します。

(1)介護求人ナビ

1つ目に紹介するのは介護求人ナビです。

掲載求人は全国で30,000件以上、資格取得支援を掲げている求人も多くあります。

キーワード検索を活用すれば、音楽療法を採用している施設を見つけるのも簡単です。

上記の特徴に加えて、特に充実しているのが転職サポートです。

サイト内の転職ノウハウで、転職者の体験談や介護の基礎知識、転職活動の注意点などを学べます。

事前にしっかり情報を調べたい人に、オススメの求人サイトでしょう。

サイト名 介護求人ナビ
サイトURL https://www.kaigo-kyuujin.com/
掲載求人のエリア 全国
求人数 30,000件以上
特徴 転職者の体験談や転職情報が充実

(2)JobMedley(ジョブメドレー)

2つ目に紹介するのはJobMedley(ジョブメドレー)です。

医療・介護職に特化した求人サイトで、関東圏だけで7,000件以上の求人があります。

介護求人ナビと同様、資格取得支援を掲げる求人が多数あり、キーワード検索で音楽療法に力を入れている施設を探すのも簡単です。

また、JobMedleyはキャリアサポートスタッフによる転職サポートに強みがあります。

当サイトに会員登録をすると、キャリアサポートスタッフにメールや電話などで転職相談ができるんですね。

自分の希望条件などを伝えると、求人探しから面接の調整まで対応してくれます。

なので、転職サポートを利用する際は、音楽療法士を目指していること、臨床経験を積みたいことを伝えて、最適な職場を探してもらいましょう。

専門家の力を借りて職探しをしたい人には、オススメのサイトです。

会社名 レバレジーズメディカルケア株式会社
住所 東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号
対応エリア 全国
TEL 0120-295-888
公式サイト https://job.kiracare.jp/
利用手数料 無料

まとめ

以上、介護士から音楽療法士になる方法をお話しました。

音楽療法士を目指すなら、介護士との両立を目指しましょう。

介護の知識に音楽療法の知識が加わることで、提供できるケアの広がり、自身の給与や転職市場における価値の向上を見込めます。

資格取得は必須ではない音楽療法士ですが、業務難度の高さを考えると資格取得した方が良いでしょう。

資格取得の過程で、音楽療法士に必要な知識や技術を学べます。

そして、働きながら資格取得したい人は必修講習会コースを選びましょう。

介護未経験者であれば取得に5年はかかるコースですが、働きながら取得できる点が魅力的です。

加えて費用も認定校コースに比べ、割安なのもプラス材料といえます。

音楽療法士は取得に必要な知識や技術が多く、取るまでに時間もかかる資格です。

時間はかかる分、取得できればキャリアの幅を広げてくれるでしょう。

まずは自分の状況に最適なコースを選び、経験を積める職場を探すところから始めてはいかがでしょうか。