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介護ヘルパーの平均給料・年収とは?給料を上げる方法や手当の種類について徹底解説!

介護ヘルパー給料

ホームヘルパーの平均給料・年収についてご存じでしょうか?

この記事では「ホームヘルパーの給料・年収」について解説します。

結論、ホームヘルパーの給料は、他の介護職と比べて低い傾向です。

しかし、資格を取得や転職をしたりすることで、給料アップを狙うことができます。

その他にも、「ホームヘルパーの平均給料・年収」「おすすめの介護転職サイト」についても解説します。

ぜひこの記事を参考に、ホームヘルパーの給料アップを目指してください。

また「介護職の年収ランキング」について知りたい方は、こちらで解説をしてします。

【ホームヘルパーにおすすめの介護転職サイト】

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ホームヘルパーとは

ホームヘルパーとは

ホームヘルパーは、訪問介護員とも呼ばれており、利用者の自宅に訪問して、日常生活のサポートを行います。

どのようなサービスを行うかは、利用者の要介護状況によって異なります。

利用者やご家族、ケアマネージャーと相談を行い、サービス内容を決定します。

具体的なホームヘルパーの業務内容は、主に以下2つです。

  • 身体介護
  • 生活援助

それぞれの特徴などを踏まえて、下記にて解説します。

身体介護

身体介護は、利用者の身体に直接に触れて介護サービスを行うことです。

具体的な身体介護は、以下の通りです。

身体介護の種類 内容
入浴介助 シャワーやかけ湯、浴槽などのサポート
食事介助 食事の支援
排泄介助 おむつ交換やトイレ介助
歩行介助 利用者が自立して歩行ができるように介助を行う
更衣介助 衣類の着替えや着脱のサポート
移乗介助 ベッドから車椅子に移動させる
体位変換 ベッドの床ずれ防止のための体位変換

また、たん吸引や経管栄養などの専門的な知識が必要になる身体介護は、資格が必要になる場合があります。

生活援助

生活援助は、利用者の身体に触れずに日常生活のサポートを行います。

基本的には、介護保険が適用される介護サービスです。

具体的な生活援助は、以下の通りです。

生活援助の種類 内容
洗濯 利用者の衣類を洗濯から片付けまで行う
食事準備 食料の買い出しから調理まで
掃除 利用者宅の掃除やゴミ出し
移動サポート ベッドから起き上がるなどのサポートを行う
その他サポート 血圧測定や爪切り、世間話など

利用者以外の部屋の掃除や草むしりなどは、生活援助に含まれないため、あらかじめ注意が必要です。

しかし、事業所によっては有料サービスとして提供している場合もあります。

ホームヘルパーの給料内訳とは?

ホームヘルパーの給料の内訳とは

ホームヘルパーの給料は、他の介護職に比べて低い傾向です。

ホームヘルパーの給料内訳は、以下の3つについて解説します。

  • 基本給
  • 手当の種類
  • 賞与・ボーナス

それぞれの項目について、特徴を踏まえて解説するので、ホームヘルパーを目指している方は、ぜひ参考にしてください。

基本給

ホームヘルパーの基本給は平均として、約19万円です。

介護職の中では、平均的な金額ですが、他の職種に比べると低いと言えます。

個人の収入差があるため、高収入なケースもあります。

手当の種類

手当の種類

ホームヘルパーの手当の種類は、主に以下の通りです。

手当種類 内容
資格手当 取得した資格に応じて支給される手当
通勤手当 ガソリン代や公共交通機関の定期代
残業手当 定時以外の時間帯で労働を行なった場合に支給される手当
夜勤手当 深夜の時間帯で勤務を行なった場合に割増賃金として支給される手当
扶養手当 扶養する人数によって金額が定められている
住宅手当 住宅の種類や家賃の金額に応じて金額が定められている
処遇改善手当 介護職員の待遇を改善するために支給される手当
役職手当 施設長やリーダーなどの役職によって支給される手当

上記の手当は、事業所や施設によって設定されていない場合もあります。

手当の金額設定も異なるため、これから転職を検討している方は、事前に確認してきましょう!

賞与・ボーナス

ホームヘルパーの賞与やボーナスは、基本的に他の職業同様、1年に2回給料とは別に支払われます。

実際に、賞与やボーナスの金額や回数は、事業所や施設によっても違いあります。

給料は、労働基準法で「労働の対価」定められていますが、ボーナスや賞与は必ず支払わなければならないものではありません。

事業所や施設が賞与・ボーナスを支払うことと定められた場合に、支払い義務が生じます。

ホームヘルパーの平均給料・年収

ホームヘルパーの平均給料・年収とは

ホームヘルパーの平均給料・年収を、さまざまなケース別に分けて紹介していきます。

具体的には、以下4つに分けて解説します。

  • 介護施設別の平均給料・年収
  • 経験年数別の平均給料・年収
  • 地域別の平均給料・年収
  • 職種別の平均給料・年収

それぞれの平均給料・年収から、自分自身が目指せる給料がわかるでしょう。

介護施設別の平均給料・年収

介護施設別によって、ホームヘルパーの平均給料や年収が異なります。

介護施設の種類 平均給料 平均年収
特別養護老人ホーム 350,430円 4,200,000円
介護医療院 312,600円 3,750,000円
介護老人保健施設 338,920円 4,060,000円
訪問介護 306,760円 3,680,000円
デイサービス 280,600円 3,360,000円
通所リハビリテーション 305,660円 3,660,000円
グループホーム 287,770円 3,450,000円
小規模多機能型住宅介護 287,980円 3,450,000円

引用元:令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果|厚生労働省

特別養護老人ホームがもっとも給料が高いことが分かります。

企業規模によっても給料が高く設定されているため、高い給料を目指しているのであれば、大きい施設で働くことが良いと言えます。

経験年数別の平均給料・年収

経験年数別の平均給料・年収

ホームヘルパーは経験年数を重ねることによって、平均給料や年収が上がる傾向です。

具体的には、以下の通りです。

勤続年数 平均給料 平均年収
1年 283,480円 3,400,000円
2年 287,940円 3,450,000円
3年 291,010円 3,490,000円
4年 296,700円 3,560,000円
5年 296,930円 3,560,000円
10年 326,830円 3,920,000円
15年 348,530円 4,180,000円
20年 390,960円 4,690,000円

引用元:令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果|厚生労働省

勤続年数が少ないうちは、給料が上がりづらいことが分かります。

経験年数を重ねることによって、確実に給料アップを狙えることが可能でしょう。

地域別の平均年収

地域によっても、ホームヘルパーの平均給料や年収が異なります。

都心部に近づくにつれて給料が高くなると言えます。

具体的な地域別平均給料や年収は、以下の通りです。

地域 平均年収
北海道・東北 2,570,000円
甲信越・北陸 2,790,000円
関東 3,110,000円
東海 2,980,000円
関西 2,950,000円
四国 2,700,000円
中国 2,700,000円
九州・沖縄 2,520,000円

引用元:ホームヘルパーの仕事の地域別給料|求人ボックス

もっとも高い年収は、関東ということが分かります。

職種別の平均給料・年収

職種別の平均給料と年収は、以下の通りです。

職種 平均給料 平均年収
介護職員 315,850円 3,790,000円
生活相談員 343,310円 4,110,000円
看護職員 379,610円 4,550,000円
管理栄養士 319,680円 3,830,000円
介護支援専門員 357,850円 4,290,000円
理学療法士 358,560円 4,300,000円

引用元:令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果|厚生労働省

看護職員がもっとも高い給料ということが分かります。

介護職員は、専門的なスキルや資格を保有していなくても、業務を行うことができるため、平均給料が下がっていることが原因とされています。

ホームヘルパーが給料を上げる方法

ホームヘルパーが給料を上げる方法

ホームヘルパーが給料を上げる方法には、主に以下2つの方法があります。

  • 資格を取得する
  • 高待遇の職場へ転職

それぞれの方法で給料が上がる理由について、下記にて具体的に解説します。

資格を取得する

資格を取得すると、資格手当を期待することができ、給料アップを目指せます。

具体的な給料アップを期待できる資格は、以下の通りです。

  • 介護職員初任者研修
  • 介護職員実務者研修
  • 介護福祉士

実際に資格を保有していない人に比べて、資格を保有している人の方は給料が高いです。

資格種類 平均給料
無資格 275,920円
介護職員初任者研修 301,210円
介護職員実務者研修 303,230円
介護福祉士 329,250円

引用元:令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果|厚生労働省

国家資格である介護福祉士を保有することによって、無資格に比べて約4万円給料アップを目指せます。

まだ無資格の方であれば、比較的簡単に資格取得できる介護初任者研修の資格取得を目指しましょう!

高待遇の職場へ転職

現在の職場で給料が低いと悩んでいるのであれば、転職を検討することも一つの手段です。

ホームヘルパーはさまざまな事業所や施設で働くことができ、転職をするだけで給料アップする可能性が高いです。

地方で転職先を探すよりも、都心部に近い転職先を重点的に探すのも給料アップに有利に働きます。

介護転職サイトを活用して、高収入を目指せる職場を探しましょう。

ホームヘルパーで給料アップを目指せる介護転職サイト3選

ホームヘルパーで給料アップを目指せる介護転職サイト3選

「もっと給料が高い職場で働きたい」という人におすすめなのが転職サイトです。

ホームヘルパーで給料アップを目指せる介護転職サイトは、主に以下3つです。

  1. 介護ワーカー|介護職専門アドバイザーから充実サポート
  2. マイナビ介護職|介護転職エージェント満足度No.1
  3. e介護転職|高額収入の求人多数

求人は日々変化しているため、多くの求人を比較して自分の希望に合った転職先を探しましょう。

それぞれの介護転職サイトの特徴を踏まえて解説していきます。

介護ワーカー|介護職専門アドバイザーから充実サポート

介護ワーカーは、介護職の転職活動の無料サポートを行なっている転職サイトです。

介護職・ヘルパーの求人数は、2021年9月時点で64,800件以上。

多くの公開求人を取り扱っていることはもちろん、非公開求人も多く取り扱っているため、自分が希望している求人先を見つけることができます。

給料交渉も専任のアドバイザーが行なってくれるので、給料アップを目指している方におすすめと言えます。

参考サイト:介護ワーカー公式サイト

マイナビ介護職|介護転職エージェント満足度No.1

マイナビ介護職は、担当のキャリアアドバイザーが転職まで充実なサポートをしてくれます。

具体的なサポート内容は、以下の通りです。

  • カウンセリング
  • 求人紹介
  • 面接対策
  • 書類添削
  • 職場見学同行
  • 面接同行

完全無料でキャリアアドバイザーからサポートを受けることができます。

転職先から内定をもらった際にも、現在勤めている職場の退職に関わるサポートもしてくれるため、はじめて転職をする方にもおすすめと言えるでしょう。

参考サイト:マイナビ介護職公式サイト

e介護転職|高額収入の求人多数

e介護転職

e介護転職は、介護職に特化している転職サイトで、高額収入の求人を多く取り扱っています。

専任のキャリアアドバイザーからのサポートがありませんが、自分のペースで転職活動を行うことができます。

実際に、転職エージェントを利用している方で、転職活動を急がされて転職に失敗してしまった事例も少なくありません。

細かく条件を絞って求人検索を行えるため、給料が高い職場を見つける可能性が高いと言えます。

参考サイト:e介護転職公式サイト

ホームヘルパーでの給料アップを目指そう!

ホームヘルパーで給料アップを目指しましょう!

この記事ではホームヘルパーの平均給料・年収と、給料アップを目指す方法を解説しました。

ホームヘルパーの平均給料は、他の介護職に比べて給料が低いです。

しかし、資格を取得したり高待遇の職場に転職をすることによって、ホームヘルパーとして給料アップを目指せます。

今回紹介したことを参考にして、ホームヘルパーで給料アップを目指して下さい!

【ホームヘルパーにおすすめの介護転職サイト】

  1. 介護ワーカー|介護職専門アドバイザーから充実サポート
  2. マイナビ介護職|介護転職エージェント満足度No.1
  3. e介護転職|高額収入の求人多数