「介護の求人情報はどこで手に入れれば良い?」
「良い求人の見分け方はある?」
幅広く介護の求人を探すには、介護専門の転職サイトが人気です。
しかし、転職サイトをチェックするだけでは、ブラック施設に出会ってしまう可能性も少なくありません。
そこでこの記事では、人気の転職サイトとブラック求人の見分け方を解説します。
環境の良い職場をスムーズに見つけ、新しい環境で楽しく働きましょう。
目次
1.自分に合う転職サービスを選ぶには?
介護業界の求人を効率よく探すには、転職サービスの利用が欠かせません。
転職サービスを使えば、無料で求人がチェックできるだけでなく、キャリア相談に乗ってもらうことも可能です。
しかし、初めての転職で「どんな転職サービスが自分に合っているか分からない」という人もいるでしょう。
そこでここからは、適切な転職サービスを選ぶポイントを以下の通り解説します。
- 転職サイトと転職エージェントとの違いを知る
- 介護専門の転職サービスを活用する
介護転職を成功させたい人は、まず最初にチェックしてください。
(1)転職サイトと転職エージェントとの違いを知る
似たようなものだと思われがちな転職サイトと転職エージェントですが、両者には大きな違いがあります。
転職サイトは、転職したい人が求人情報を自分で探して、自分で気になる職場に応募するのが基本です。
自分のペースで転職活動を進められるので、転職活動にある程度慣れた人に向いています。
一方、転職エージェントはアドバイザーに求人を紹介してもらえるサービスです
アドバイザーが転職を進めてくれるので、自分で判断するのが不安な人に向いているでしょう。
転職サイトと転職エージェントにはそれぞれメリットがあるので、自分に合う方を利用しましょう。
この記事では、次に介護転職に人気の転職サイトをご紹介しています。
しかし「誰かにアドバイスをもらいたい」という人は、転職エージェントを紹介しているこちらの記事をチェックしてください。
(2)介護専門の転職サービスを活用する
転職サービスを利用するなら、介護・医療・福祉業界専門のものが人気です。
介護関連の求人に絞った転職サービスなら、希望する求人が探しやすくなります。
また、介護業界の事情に詳しいアドバイザーにサポートしてもらえるので、失敗も少なくなるでしょう。
さらに、転職サービスの中には、介護転職に関するコラムを多数掲載しているところもあります。
介護求人が豊富な転職サービスをチェックすれば、役に立つ情報がたくさん得られるでしょう。
次は、介護転職に人気の転職サイトを5つご紹介していきます。
自分のペースで転職を進めたい人、たくさんの求人をチェックしたい人はぜひ参考にしてください。
2.介護転職で使うべき人気転職サイト5選!
介護の求人をたくさんチェックするためには、介護・福祉業界専門の転職サイトを使うのが人気です。
しかし、様々な転職サイトがあるので、結局どれを選べば良いのか分からないという人もいるでしょう。
そこでここからは、転職サイトに登録して情報収集をしたい、という人向けに人気の転職サイトを解説していきます。
- カイゴジョブ
- e介護転職
- ジョブメドレー介護
- 介護求人ナビ
- 介護求人パーク
それぞれの転職サイトの特徴を知って、自分に合うものを使っていきましょう。
転職サイト1.カイゴジョブ
カイゴジョブは、約10万件もの求人を取り扱う介護業界最大級の転職サイトになります。
資格取得サポートはないので未経験者は転職が難しいかもしれませんが、経験者からは「年収が上がった」「スムーズに仕事を見つけられた」と好評です。
また、カイゴジョブでは転職フェアを実施しており、採用担当の人と直接話すこともできます。
求人の数が多すぎると、何を選べば良いのか分からなくなる、という人は無料の転職フェアに参加してみましょう。
転職サイト2.e介護転職
e介護転職では、介護士やケアマネジャーの求人だけでなく、施設清掃や施設への送迎ドライバーなど周辺職の求人も掲載されています。
そのため、介護未経験の人や、介護士以外で安定した職場を見つけたい人も仕事見つけやすいサイトだと言えるでしょう。
また、e介護転職には登録すると利用できるスカウト機能があります。
自分で求人を探す時間が取れない、という人はこれまでのキャリアを登録し、どんな施設からスカウトが来るかチェックしてみましょう。
転職サイト3.ジョブメドレー
ジョブメドレーは、日本最大級の医療・介護求人サイトです。
介護専門ではありませんが、介護職、生活相談員、ケアマネなど希望の職種で細かく求人を調べることができるので条件に合った求人がすぐ見つかります。
また、ジョブメドレーは転職サイトでありながら、電話でアドバイザーに求人の相談をすることも可能です。
希望に沿った求人を代わりに探してくれるサービスもあるので、「転職サイトを見たけどやっぱり自分で決められない」という人は利用してみましょう。
また、ジョブメドレーを通して就職に成功し、2ヶ月以上勤務をすれば祝い金をもらえます。
祝い金の額は転職先によって代わりますが、新生活に活かせるまとまったお金が入るメリットは大きいでしょう。
転職サイト4.介護求人ナビ
介護求人ナビは、全国で約5万件の介護求人を掲載している転職サイトです。
首都圏だけでなく、全国各地の求人があるので地方在住の人も仕事を探しやすいでしょう。
また、介護求人ナビ公式サイトでは、介護業界の転職ノウハウを無料で公開しています。
さらに、実際に面接を受けた人が書く「面接レポート」をチェックできるので、1人で進める転職面接も安心です。
「1人で面接の準備をするのが不安」という人は、ぜひ公式サイトを読んで本番に備えてください。
転職サイト5.介護求人パーク
介護求人パークは、求人検索や応募手続きの代行もお願いできる転職サイトです。
無料のお問い合わせダイヤルから、求人に関する質問やキャリア相談もできるので、他の人のアドバイスも聞きたい人は使ってみましょう。
また、介護求人パークに登録すると、転職希望者から希望する職場にアプローチができるようになります。
「応募してみようかな」と感じる求人には「興味あり!」の通知を送れるので、応募前の自己アピールにもつながるでしょう。
以上が、介護転職で人気のサイトでした。
転職サイトそれぞれの個性を活かし、自分が使いたいと思うサイトに登録しましょう。
ただし、転職サイトで最終的に応募する求人を選ぶのは自分です。
そのため、条件の良い職場に出会うには自分で求人を見分けなければいけません。
そこで次は、転職サイトに出ているかもしれないブラック求人を見分ける方法を解説していきます。
正しく求人を見極めて、自分に合った職場に出会いましょう。
3.転職サイトで危険なブラック求人の特徴
実際に介護転職を行う際は、転職サイトから自分で良い求人を見極める必要があります。
しかし、介護業界には人手が足りない、残業代を払わないといったブラック施設も少なくありません。
もしブラック施設に転職してしまうと、心身ともに疲れてしまい介護の仕事を続けられなくなることもあります。
転職サイトを利用するときは、ブラック施設をかどうか考えてから応募しましょう。
ここからは、以下の通りブラック施設の特徴を解説してきます。
- 電話になかなか出てもらえない
- 常に求人が出ている
- 労働条件を曖昧にされる
- やけに高い給与を提示している
- 施設見学を断られる
ブラック施設を避けて、自分が明るく楽しく働ける職場に出会いましょう。
特徴1.電話になかなか出てもらえない
なかなか電話に出てもらえない場合、電話をすぐ取れないくらい人が足りない施設だと考えられます。
人材不足の施設では、職員1人当たりの仕事が増え残業時間が長くなりがちです。
残業代がしっかり出れば良いですが、全労連の調査によると無給で残業をしている介護士は4人に1人となっています。
残業代が支払われない可能性を考え、残業が多そうな施設はなるべく避けた方が良いでしょう。
特徴2.常に求人が出ている
ずっと求人を出し続けている施設は、慢性的な人手不足だと言えます。
人手不足の職場は残業が多く、ハードな環境だと考えられるので避けた方が良いでしょう。
また、求人を出しても出しても人が補充できない職場は、環境が悪く入った介護士がすぐ離職している可能性が高いです。
期間を空けて何度転職サイトを確認しても、似たような求人を出し続けている施設には注意してください。
特徴3.労働条件を曖昧にされる
求人に出ている情報に問題がなくても、詳しい労働条件を教えてくれない施設は避けましょう。
環境の良い施設であれば、雇用条件契約をしっかり書面で出し働く前に説明してくれるはずです。
雇用条件を説明しない施設は、未払い残業の強制や有給取得の拒否などの違法行為を隠している可能性があると言えるでしょう。
詳しい労働条件は、応募時や面接時にしっかり確認しておいてください。
特徴4.やけに高い給与を提示している
同じエリアの似た施設と比べ、やけに高い給与が書いてある求人には注意しましょう。
給料が高いところは、それだけ待遇の良い職場とも考えられますが、労働環境が悪く高い給与を出さないと人を呼べない状態であるとも言えます。
介護福祉士やケアマネジャーなど、資格を持つ人の給与を手当で上げている職場は多いです。
しかし、未経験者の初任給がやけに高い、給与の最大額しか書かれていない、という場合は詳しい労働条件を確認してください。
特徴5.施設見学を断られる
施設見学をお願いしても断られる施設は、求人票に書かれている条件が良くても避けたほうが良いでしょう。
求人を出している介護施設のほとんどは、安心して働き始めてもらうため快く見学をOKしてくれます。
一方、見学を断る施設は職場環境の悪さを隠している可能性が非常に高いです。
応募はせず、施設見学を受け入れてくれる職場を改めて検討しましょう。
また、見学を受け入れてくれた場合でも、職員に笑顔がなく職場の雰囲気が悪い場合は応募を見送るべきです。
「雰囲気が良いな」
「ここで働きたいな」
と思える職場に出会えるまで、妥協はしないほうが良いでしょう。
以上が、ブラック施設を見分ける方法でした。
転職サイトでは、アドバイザーからの求人紹介がないので基本的には自分で応募先を選ぶことになります。
後悔の無いよう、出されている求人の内容をしっかりチェックして施設見学にも必ず行きましょう。
次は、転職サイトを利用して介護の仕事を探す際のコツを紹介します。
効率よく良い条件の職場を見つけたい、という人はぜひ参考にしてください。
4.転職サイトは複数登録でチャンスを高めよう!
介護転職に成功するには、複数の転職サイトに登録し幅広く情報収集を行うことが大切です。
たくさんの転職サイトを確認すれば、その分チェックできる求人は増えます。
また、転職サイトごとに正社員、派遣など得意な求人のタイプが異なることも多いです。
複数の転職サイトを利用することで、目的に合わせて効率よく求人先探しができるでしょう。
実際に求人を探す際は、最低でも2サイト以上の転職サイトを確認すると情報の比較が可能です。
転職先に求める条件を自分の中でしっかり決めてから、転職サイトで積極的に求人を調べましょう。
まとめ
介護業界で転職をする際は、介護専門の転職サイトで情報収集をするのが人気です。
複数のサイトから求人を探し、自分に合った職場を見つけましょう。
ただし、転職の際はブラック求人はしっかり見分けることが大切です。
労働条件や職場の雰囲気を事前に確認して、納得のいく転職を実現してください。