介護師

スケッターは未経験でも使える介護マッチングサービス!利用の流れを解説!

「介護に興味があってもあと一歩が踏み出せない!」

「他の介護施設ではどんな取り組みをしているのか知りたい!」

介護業界に関心があっても、就職まで踏み切れなかったという人はどれほどいるのでしょうか。

介護業界で働いていても、本当に自分に合った仕事なのか悩んでしまう人もいるかもしれません。

スケッターは、そんな悩みを抱えている人にぴったりのサービスです。

この記事では、スケッターの特徴やメリット・デメリットを紹介しています。

利用時の流れも具体的に解説しているため、イメージし易いはずです。

先ずはスケッターの概要から見てみましょう!

1.スケッターとは

スケッターとは

スケッターは、介護業界向けマッチングサービスです。

登録した人は施設に助っ人として向かい、有償ボランティアを行うことができます。

スケッターを運営するプラスロボは、介護業界の問題に真摯に向き合っている会社です。

スケッターも、介護業界の人手不足問題と向き合うなかで生まれました。

プラスロボではスケッターの運営以外に、介護のロボット活用やVR施設見学などの事業も行っています。

会社名 株式会社プラスロボ
住所 東京都港区西麻布4-11-2 406
TEL 050-5241-8694
公式サイトURL https://www.plusrobo.co.jp/
求人サイトURL https://www.sketter.jp/
サイト内の全求人件数 約1,200件(2020年9月時点)

2.スケッターの特徴

スケッターの特徴

スケッターの特徴はどのようなものがあるのでしょうか。

2つに分けて説明していきます。

  1. どんな人でも利用できる
  2. 業務内容に介助がない

それぞれ見ていきましょう。

特徴1.どんな人でも利用できる

スケッターは高校生以上という年齢制限はあるものの、経験や資格の制限がありません。

むしろ資格を持っていない人に利用してもらうように作られています。

なぜそのようなサービスになっているのでしょうか。

介護業界は高齢化のスピードに追いつけず、人手不足となっている現状があります。

その上、介護士の日々の業務では、専門知識が要らないことも多いです。

スケッターはそのような業務をすきまワーカーに手伝ってもらう目的で作られました。

すきま時間を有効活用したい人と、手伝って欲しい介護施設。

どんな人でも利用できる特徴が、介護業界にうまくフィットしています。

特徴2.業務内容に介助がない

特徴の1つ目でもご紹介したように、スケッターはどんな人でも利用できます。

そのため、施設が募集している仕事の内容も身体介助を行わないものばかりです。

スケッターで募集されるお仕事のカテゴリーを見てみましょう。

スケッターのお仕事カテゴリー

  • レク(歌を一緒に歌う、将棋の相手など)
  • 傾聴
  • 清掃
  • 洗い物・配膳
  • 調理
  • その他(散歩や、入浴前後のお世話など)

どれも容易にイメージできるものばかりです。

もしかしたら、傾聴は少し聞き馴染みのない言葉かもしれませんね。

傾聴という言葉の意味は、熱心に話を聞くこと。

介護の世界では、カウンセリングの技術としても使われています。

しかしスケッターで求められるのは、そこまで深い技術ではありません

簡単に、お年寄りの話し相手という認識で良いでしょう。

中にはそんな仕事があるの?と不思議に思うような案件もあるかもしれません。

気になった仕事からどんどん応募しましょう。

3.スケッターを利用するメリット

スケッターを利用するメリット

スケッターの特徴を元に、利用するメリットを考えていきます。

スケッターを利用することで得られるメリットは、以下の3点です。

  1. 全くの未経験でも利用可能
  2. すきま時間を有効活用できる
  3. 様々な施設の体験ができる

それぞれ見ていきましょう。

メリット1.全くの未経験でも利用可能

特徴でも触れたように、スケッターには介護の世界を少しでも多くの人に知ってもらう目的があります。

介護業界に全く携わったことのない人が、介護業界の体験をできることは大きなメリットと言えるでしょう。

スケッターで募集されている仕事の種類の中に、自分にできることがないと感じても大丈夫です。

スケッターでは、施設に対して仕事を提案することもできます

例えば趣味で手品をしているなら、介護施設のレクリエーションで披露するという提案でもいいでしょう。

PCスキルに自信がある人は、入力作業をリモートで取り組むことができます。

介護業界に役立ちたいという気持ちが、形となる素敵なメリットですね。

メリット2.すきま時間を有効活用できる

スケッターで募集されている業務の拘束時間は、最低1時間からです。

カレンダー検索で、指定の日時から仕事を探すこともできます。

つまり、予定を上手く組むことですきま時間を有効活用することができるということです。

募集時点で半日と長く設定されているものでも、交渉可能の場合があります。

ごく短時間から、行いたい時間帯の仕事を探すことができるのはありがたいですね。

メリット3.様々な施設の体験ができる

スケッターに登録することで、様々な施設を体験できます。

介護施設の雰囲気を見て回れるため、大きなメリットといえるのではないでしょうか。

スケッターを使って気に入った施設を見つけたら、お気に入り登録も可能です。

気に入った施設に何度も行って、利用者や職員と仲良くなれるかもしれません。

実際にスケッターで仕事をした介護施設に転職を決めた人もいます。

もしかしたら、予期せぬ出会いがあるかもしれませんね。

4.スケッターの気になるデメリット

スケッターのデメリット

スケッターを利用する際に、気になる点はあるのでしょうか。

活用する際に、意識しておくと良いポイントが2点見つかりました。

  1. 本職にするのは難しい
  2. 対応地域は主に東京

それぞれ解説していきます。

デメリット1.本職にするのは難しい

スケッターでは、すきま時間で有償ボランティアを行うことになります。

性質上、長時間働くことはできません。

週に20時間以上同じ施設で働くと、雇用契約とみなされる場合も考慮する必要があります。

スケッターの活動のみで生計を立てていくことは、難しいでしょう。

あくまでもボランティアの延長、介護施設の体験と割り切って利用してみるといいかもしれません。

デメリット2.対応地域は主に東京

スケッターは主に東京の案件が中心に掲載されています。

関東地方でも案件が掲載されているため、利用しやすいかもしれません。

それ以外の地域では、活用が難しくなります。

しかし、リモートで行うことができる案件もあります。

利用方法を工夫することで、東京以外でも十分利用可能です。

今後スケッターを取り入れる施設が増えれば、対応地域も広がっていくでしょう。

案件を見逃すことが無いように、登録しておくのもひとつの手段ですね。

5.スケッターはこんな人におすすめ

ここまで、サービスの特徴やメリット・デメリットについて見てきました。

以上を踏まえ、スケッターはどんな人に向いているサービスでしょうか。

スケッターの利用がおすすめできる人を、こちらにまとめました。

  1. 介護業界に関心がある人
  2. 介護資格がある人
  3. 転職先の介護施設を探したい人

それぞれ詳しく見ていきましょう。

(1)介護業界に関心がある人

「介護業界に興味はあるけど、本業にはできなかった。」

「介護士ってどんな仕事をしているのかな。」

介護業界に興味・関心を持っている人には、スケッターはぴったりのサービスだといえます。

数時間から始められるため、ハードルが低いです。

実際に介護施設で業務に携わることもできます。

助っ人として介護業界に関わり続けていく選択肢もあれば、介護業界で活躍する選択肢も可能です。

興味がある人は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

(2)介護資格がある人

スケッターは介護資格を持っている人も利用できます。

資格は持っているけど、様々な事情で介護を続けられなくなってしまった

そんな経験がある人は、スケッターでもう一度介護業界に貢献してみてはいかがでしょうか。

スケッターであれば、簡単な業務から始められます

案件を掲載している施設側も、助っ人が経験者であるのに越したことはありません。

資格を活かして人助けができるのは、素晴らしいことですね。

(3)転職先の介護施設を探したい人

スケッターでは、様々な介護施設を実際に見て体験することができます。

そのため、自分に合った介護施設を見つけてから転職したい人にもおすすめのサービスです。

お気に入り登録することで、気に入った介護施設を保存することもできます。

スケッターの運営会社代表取締役がテレビ出演した際には、実際に転職したケースもあると明言がありました。

より具体的に働く姿をイメージしやすくなるスケッターは、転職活動にも役に立つかもしれません。

6.スケッターに登録して仕事をするまでの流れ

スケッターを利用する流れ

スケッターを利用する際の流れを確認してみましょう。

登録から仕事を完了するまでの流れは、4段階です。

  1. 会員登録
  2. 仕事を探す
  3. 仕事をする
  4. レビューする

それぞれ解説していきます。

流れ1.会員登録

スケッターは会員登録しなくても、仕事を探すことができます

登録に躊躇する場合は、どんな施設が仕事を募集しているか確認してみましょう。

仕事の申し込みをするときには会員登録が必要です。

会員登録はスケッターの公式サイトから行います。

メールアドレスとパスワードを設定すると仮登録完了。

その後登録アドレスに送られてきたURLから本登録を行うことになります。

こちらに本登録の入力内容を、必須項目と任意項目に分けてまとめました。

気になる人はご確認ください。

必須項目

  • スケッター名(スケッターで表示される名前)
  • 性別
  • 生年月日
  • 住んでいる地域
任意項目

  • 現在の職業
  • プロフィール画像
  • 保有資格や介護経験
  • 興味のある仕事
  • チェックボックス方式のアンケート(スケッターに興味を持った理由)

それでは、次はいよいよ仕事を探してみましょう。

流れ2.仕事を探す

スケッター公式サイトのお仕事を探すボタンから検索可能です。

気になる仕事を見つけたら、施設に対して問い合わせや応募を行います。

検索では、仕事内容ではなく介護施設ごとに探すことも可能です。

介護施設の検索では、所在地や評価数での検索が行えます。

実際に働いたことがある人からのコメントも確認できるため、参考になるかもしれません。

施設に対する問い合わせはメッセージ機能を使いやり取りします。

スケッターでは面接を行わないため、このメッセージのやり取りで人柄が見られることを意識しましょう。

流れ3.仕事をする

メッセージのやり取りをして双方が合意すると、正式に依頼されます。

依頼決定後は、約束した時間に指定の場所で仕事を行いましょう。

業務終了後に、条件に合った報酬を受け取ることができます。

突然のトラブルで契約場所に迎えない場合もあるかもしれません。

その場合はなるべく早いタイミングで、必ず施設に対してメッセージを送るようにしましょう。

流れ4.レビューする

仕事完了後は、スケッター内で働いた人と施設の双方がレビューを行います。

レビューは5つ星で満点です。

食べログの評価とほとんど同じものと考えると想像しやすいかと思います。

働いた側にも評価が付くため、いい加減な仕事はできません。

良い評価を獲得して、次の仕事に繋がるようにしましょう。

7.スケッターに用意されている便利機能

スケッターでは初めて介護施設で活動する人に対して、不安を解消する機能があります。

介護経験のない人にとって特に聞き馴染みがない傾聴では、戸惑うことも多いかもしれません。

そんなとき、事前に相談してどうしたら良いか確認できる機能が、もんちゃんのおしゃべり相談室です。

もんちゃんのおしゃべり相談室とは

傾聴が得意なスケッター・もんちゃんに、LINE@で質問できる機能です。

もんちゃんのおしゃべり相談室 – sketter

以下で利用する際の流れをまとめました。

利用時の流れ

  1. 相談フォームを送信
  2. LINEで友達追加
  3. 相談

相談フォームの送信でLINE@の登録情報が表示されます。

登録フォームの記入内容

  • 名前
  • メールアドレス
  • 登録のきっかけ(任意事項)

LINEで気軽に相談できる点が、嬉しい機能です。

不安がある場合には、相談して悩みを解決してから仕事に向かいましょう。

【Q&A】スケッターについてよくある質問

スケッターを利用する際に生まれる疑問をQ&Aとしてまとめました。

気になる点がある場合は、確認してみましょう。

以下3点にまとめました。

  1. 仕事のキャンセルはできる?
  2. 退会は可能?
  3. スケッターの仕事は副業扱い?
  4. 確定申告は必要?

それぞれ見ていきます。

質問1.仕事のキャンセルはできる?

キャンセル可能です

施設が応募を承認する前は、応募するボタンをもう一度押すことで申し込みキャンセルできます。

双方の承認後は、メッセージ機能で施設に連絡を行いましょう。

質問2.退会は可能?

退会できます

退会する際には、メールでその旨を伝えなければいけません。

スケッターのメールアドレスに直接メールしましょう。

退会の連絡はこちらで行えます。

sketter@plusrobo.co.jp

質問3.スケッターの仕事は副業扱い?

本業がある場合は、副業扱いになります

副業を就業規則で禁止している会社もあります。

スケッター利用の前には、本業の就業規則を確認してください。

質問4.確定申告は必要?

本業以外の報酬が年間で20万円を超えた場合は、確定申告が必要になります。

その場合は、施設から収入証明書を貰わなければいけません。

年間20万円以下であれば、確定申告を行わなくても大丈夫です。

面倒に感じる場合は、年間20万円以下に抑える工夫をしてもいいかもしれません。

まとめ

スケッターのサービスを深堀して解説してきました。

スケッターは今までなかった、新しいサービスといえます。

デメリットとして挙げた点は、普及が進むうちに解決されていくでしょう。

そのときには、より多くの人に介護というものが身近な存在になるかもしれません。

介護施設に仕事を提案できる点も魅力的ですね。

今のうちからスケッターを利用して、新しい働き方を使いこなしましょう!