看護師が転職するのに適した時期についてお調べですね。
良い時期に転職すれば、採用されやすかったり、しっかりと研修を受けられたりすると考える人は珍しくありません。
しかし、看護師の転職は他の職業での転職とは少し事情が違うので、注意が必要です。
本記事では、看護師を何年勤めたら転職しやすいのか、何月に転職を始めるのが良いのかなどについて紹介します。
ベストなタイミングで転職活動を始めることで、看護師への転職を成功させましょう!
目次
1.看護師が転職の際に考えるべき時期は3つ
看護師が転職したいと思ったら、以下の3つの時期について考えることが大切です。
- 看護師のキャリアの中で何年目がいいのか
- 1月から12月まで1年の中でいつがいいのか
- 月初・中旬・月末と月の中でいつがいいのか
それぞれ3つの時期でタイミングを考えることで、いつ転職活動を始めたら良いのかがわかるはずです。
「転職したい!」と思ったら、すぐに転職活動を始めたくなるかもしれません。
しかし、時期が悪ければ、研修をほとんど受けられないまま業務に入ることも少なくないです。
また、採用担当者に悪い印象を与えやすいタイミングもあるので、転職時期を考えなければ後悔する可能性が高まります。
ピッタリの時期を見極めてから計画的に転職活動を進めることで、看護師への転職を有利に進められます。
転職を成功させるために、まずは転職時期を考えていきましょう。
2.看護師は何年勤めれば転職しやすい?人気の時期は3年目以降
看護師が転職する場合は、3年以上のキャリアを積んだあとが人気です。
看護師として働き始めてから間もない転職は、「採用してもすぐに辞めてしまうかもしれない」と思われる恐れがあります。
3年以上の経験を積んだ看護師は、どの施設でも歓迎されるくらいの基礎的な看護能力がついているはずです。
ここでは、看護師が転職するのにおすすめの時期が3年以上勤めたときである理由を、以下の項目で紹介します。
それぞれの理由について、順番に見ていきましょう!
理由1.忍耐力をアピールできる
3年以上勤めた看護師は、忍耐力があると思ってもらいやすいです。
入職して1年ほどで転職してしまうと、忍耐力がない人という印象を持たれてしまうかもしれません。
忍耐力がないと判断されると、採用担当者はすぐに離職されることを恐れて採用しにくさを感じます。
看護師としてある程度長い期間を勤めた経験があることで、「採用してすぐに辞めてしまうことはなさそう」と思ってもらえるでしょう。
理由2.即戦力になれる
3年以上看護師としての経験を積むと、他の施設で働いたときでも即戦力になれます。
1人でできる業務も増え、こなせる仕事の幅が広がっているでしょう。
基礎的な看護は一通り学び終えており、リーダーポジションについている看護師も多いです。
そのため、採用する側から見ると、すぐに職場の力になってくれる看護師は嬉しい存在だと言えます。
理由3.まだ成長可能な部分が多い
3年以上の経験のある看護師は、まだ成長できる部分が多い時期です。
3年間働いてもリーダーとしての経験が少ない看護師や、専門性がまだ低い看護師も珍しくありません。
医療施設によって方針や雰囲気があるので、採用担当者は「今後は自分の施設に合わせた成長をさせたい」と考えることが多いです。
そのため、基礎力がある上に成長の見込みがあると、プラスに捉えてもらえることもよくあります。
「転職をして新しい知識を身につけたい」という転職理由も、採用担当者に納得してもらいやすい時期です。
3.看護師転職の時期がどうしても3年勤め上げる前になりそうなら?
看護師の経験が3年未満の場合でも、必ず不利になるとは限りません
しかし、転職する際は以下のようなコツが必要です。
看護師の経験が浅い新米看護師にも強みはあるので、転職の際は自分の経験年数がどう影響するのかを知っておくことが大切です。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう!
コツ1.前向きな退職理由を事前に考えておく
看護師として3年勤め上げる前に転職する場合は、前向きな退職理由を考えておきましょう。
「職場の人間関係に不満があった」「自分がやりたい仕事ができなかった」などの、マイナスな理由だと印象が悪くなることがあります。
そのため、以下のような前向きな理由を考えておくと良いです。
- より知識と技術を身につけたい
- 自分に合った診療科で専門性を高めたい
- 看護師同士の連携を取りながら働きたい
自分の退職理由を考え、ポジティブなものに調整してみてください。
コツ2.転職エージェントに協力してもらう
看護師としての経験が3年未満の人は、転職エージェントを活用して転職活動を進めると良いでしょう。
転職エージェントは、さまざまな求人の中からピッタリなものを見つけてくれます。
入職してから3年未満の看護師が転職する場合は、第二新卒の募集をしている求人を探すことが良いです。
第二新卒の募集をしているところは、採用した人の教育に力を入れたいと考えています。
そのため、新人と同じように教育してくれるところも珍しくありません。
ただし、自分だけで第二新卒の募集をしている医療施設を探すことは大変です。
転職エージェントを使うことで、第二新卒の募集をしている求人を効率的に探しましょう。
4.看護師の転職は何月ごろに始めるのが良い?
1月〜12月という、1年の中で転職にベストな時期も考えると良いです。
まずは、転職にかかる期間を考えると良いでしょう。
転職に必要な期間の目安は、以下の通りです。
- 大手の施設な:6ヶ月〜1年程度
- 個人クリニック:3ヶ月程度
次年度が開始するときに入職したいのか、中途で入職したいのかを考えて逆算してみてください。
そうすることで、何月から転職活動を始めたら良いのかわかります。
ちなみに、復職の場合は年度始まり以外も人気です。
4−1.復職の場合は年度始まり以外に1月から3月入職も人気
看護師が転職する場合は、年度始まり以外だと1月〜3月の入職も人気がある時期です。
1月〜3月に入職すると、4月からの新人研修を一緒に受けられます。
また、業務がそこまで忙しくない施設が多く、ゆとりを持って教えてもらいやすいです。
そのため、大手の施設に転職したい場合は遅くても8月に、個人クリニックの場合は遅くても10月には転職活動を始めると良いでしょう。
5.看護師の転職活動が進みやすい月内の時期は?
看護師は、月の半ばに転職活動をすることで、採用担当者と連絡が取りやすくなります。
病院や施設にもよりますが、月初と月末は採用担当者が忙しくなりやすいです。
そのため、求人の応募をしても対応が遅くなってしまって、面接の日程がなかなか決まらないことがあります。
月の半ばは比較的落ち着いているので、求人への応募から面接までスムーズに進むことが多いです。
6.看護師が転職時期を決めた後に行うこと
転職時期を決めたら、以下のように計画的に転職活動を進めていくことが大切です。
手順を知っておけば、決めた転職時期に間に合うようにスケジュールを考えられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう!
ステップ1.転職先候補についての情報収集をする
看護師が転職時期を決めた後は、まずは情報収集をすることが大切です。
できるだけ多くの情報を集めることで、自分が希望する求人を見つけやすくなります。
転職活動を始めるのに人気の時期だったとしても、情報収集が十分でなければ満足できる転職ができないかもしれません。
転職に関する情報を集める際は、看護師専門の転職エージェントを活用すると良いでしょう。
担当コンサルタントに相談することで、より多くの情報を得られます。
ステップ2.履歴書や職務経歴書を作って応募する
情報収集をして応募したい求人が見つかったら、履歴書や職務経歴書を作成しましょう。
特に、職務経歴書は選考に影響が出やすいので、自分の魅力が伝わるような内容にすることが重要です。
例えば、魅力を考える際に活かしやすい経験には以下のようなものがあります。
- 学生時代のボランティアなど課外活動の経験
- 看護師になってからの困難に打ち勝った経験
- 看護師になってからの成功体験
今までの経験を振り返って、責任感や協調性、コミュニケーション能力などをエピソードを混じえて記載しましょう。
また、インターネットで調べると転職理由や志望理由のテンプレートが多くあります。
しかし、テンプレートをそのまま書いてしまうのは良くありません。
採用担当者は多くの書類を見ているので、例文に頼っていることがすぐにわかってしまいます。
そのため、自分のアピールポイントを整理して、質の高い書類を作成するように心がけると良いです。
ステップ3.面接を受けて合否の連絡を待つ
求人に応募して書類選考を通過したら、次は面接を受けます。
面接の基本的な流れは以下の通りです。
- 自己紹介・自己PR
- 志望理由
- 入職後に希望する条件
- 面接官への逆質問
退職理由や志望理由は、ほぼ必ず聞かれる質問なので事前に回答を準備しておくと良いでしょう。
面接の身だしなみや立ち振る舞いなどの、基本的なマナーも知っておくことが大切です。
転職エージェントに相談すれば、面接練習をしてくれることもあるので聞いてみてください。
ステップ4.内定したら退職準備を行う
内定が決まったら、退職の準備を行います。
内定をもらうとすぐに承諾したくなるかもしれませんが、給料や転職日などの条件を確認して受諾するかを判断しましょう。
退職準備は、基本的には以下のような流れで進めます。
- 退職の交渉
- 退職願・退職届の提出
- 仕事の引き継ぎ
1〜2ヶ月前に退職する旨を伝え、退職の準備を始めると良いでしょう。
健康保険証の返却や、退職に関する事務手続きをする必要があります。
仕事の状況によっては、引き留められたり、うまく引き継ぎができなかったりすることもあるでしょう。
そのため、余裕を持って退職の手続きができるように早めに準備を進めると良いです。
7.看護師が転職する際は専門家に頼るのもアリ!人気エージェント3選
看護師が転職する際は、転職エージェントを活用するのが良いです。
転職の専門家である転職エージェントを頼ることで、スムーズに転職活動を進められるでしょう。
ここでは、以下の3つの人気な転職エージェントについて紹介します。
複数の転職エージェントを活用することで、自分の希望する求人が見つかりやすくなります!
エージェント1.看護roo!
看護roo!は、求人数が多く面接のサポートが充実している転職エージェントです。
病院の情報収集や応募手続きの代行など、手厚いサポートをしてもらえます。
また、病院ごとの面接対策を行ってくれるので、面接が苦手な人や不安な人にぴったりでしょう。
相談しながら最適な職場を見つけられます。
2020年12月現在、求人数は52,635件です。
サイト名 | 看護roo! |
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URL | https://www.kango-roo.com/career/ |
特徴 |
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エージェント2.マイナビ看護師
マイナビ看護師は、全国の求人を豊富に扱っている転職エージェントです。
転職するかどうか迷っている段階から、丁寧に相談に乗ってもらえます。
また、転職したい時期が決まっている人は、希望の時期に合わせて転職活動のプランを練ってくれます。
転職に関して不安な人でも、安心して転職活動を進められるでしょう。
2020年12月現在、求人数は49,025件です。
サイト名 | マイナビ看護師 |
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URL | https://kango.mynavi.jp/ |
特徴 |
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エージェント3.ナースではたらこ
ナースではたらこは、行きたい転職先に逆指名できることが特徴の転職エージェントです。
「この病院で働きたい!」と具体的に決まっている人は、本当に働きたいところで働ける可能性が高くなるでしょう。
また、担当アドバイザーが退職から転職、入職までサポートしてくれます。
2020年12月現在、求人数は12,101件です。
サイト名 | ナースではたらこ |
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URL | https://iryo-de-hatarako.net/ |
特徴 |
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まとめ
看護師が転職する時期は様々ですが、転職しやすいタイミングは存在しています。
看護師キャリアの中なら3年間勤め上げてからが良いでしょう。
また、すでに行きたい施設が決まっているなら、遅くとも半年前から転職活動を始めれば次年度の4月に入職しやすいです。
そして、月の半ばに転職先に応募すれば、担当者が落ち着いて対応しやすい時期なのでスムーズに進みやすいとされています。
最適な時期に転職するために、エージェントにサポートしてもらう人も多いです!