「まだ2年目だけど転職していい?」
「2年目で転職に成功するにはどうすればいい?」
職場の環境が悪い、仕事が想像していたものと違った、などの理由で、2年目で転職を考える看護師は少なくありません。
しかし、2年目での転職は不利になるケースが多いので、粘り強く転職活動をする必要があるでしょう。
この記事では、看護師2年目の転職事情や、おすすめの転職タイミング、注意点を解説します。
2年目だけど今の職場が辛い、早く別の職場に行きたい、という人はぜひこの記事を読み冷静に自分のキャリアを考えましょう。
目次
1.看護師は2年目でも転職可能!でも不利になるケースも
看護師としての経験が2年目でも、看護師が足りていない職場は多いため転職自体は可能です。
しかし、多くの職場で2年目は新卒とほぼ同じ扱いです。
即戦力を求める職場からは断られてしまう、転職はできても給与面が下がってしまう、という可能性があります。
基本的に、看護師としての業務がある程度こなせると考えてもらえるのは、3年目からです。
2年目はまだ経験が十分でないので、転職の選択肢は3年目以降の人より少なくなるでしょう。
そのため、待てるのであれば2年目の転職より3年目以降の転職がおすすめです。
次は、経験2年目での転職をあまりおすすめしない理由について詳しく解説していきます。
転職市場の実態を知り、今後のキャリアを考えてみましょう。
2.看護師転職は2年目でおすすめしない理由
経験2年目の看護師が、理想の職場を見つけるのはかなり難しいと言えます。
その理由は、以下の通りです。
- まだ経験不足だと思われている
- すぐに辞めてしまうのではと思われる
それぞれの理由を確認し、自分を客観的に見直してみましょう。
理由1.まだ経験不足だと思われている
看護師2年目は、社会人として基本的なマナーが身についている頃ですが、看護師としては未熟だと思われることが多いです。
そのため、良い求人を見つけても、経験不足を理由に断られてしまうことも少なくありません。
看護師の人材不足に悩む職場は多いですが、求めているのはすぐにでも看護師として働ける人材です。
看護師2年目はまだ教育や研修が必要な時期なので、教育をする余裕のない病院からは断られてしまう可能性が高いでしょう。
理由2.すぐに辞めてしまうのではと思われる
看護師2年目で退職すると、応募先から「この職場もすぐに辞めてしまうのでは」と思われ落とされる可能性が高くなります。
どの職場でも、求められているのは一つの場所で長く働ける優秀な人材です。
丸1年しか経験せず今の職場を辞めれば、根気のない人だと思われ転職先からの評価は下がるでしょう。
以上が、看護師2年目の転職が不利になる理由でした。
経験2年で今の職場を辞めると、悪印象を持たれることも少なくありません。
粘り強く転職活動をすれば成功の可能性は高まりますが、長期間の活動になるので体力的にもハードでしょう。
しかし、もう少し経験を積めば今より有利に転職を進めることが可能です。
次は、あと1年頑張り3年目で転職したほうが良い理由について解説します。
やっぱり少しでも早く転職したい、という人はぜひ一度読んでみてください。
3.あと1年看護師を続け3年目で転職を検討しよう!
2年目で転職することもできますが、もっと可能性を増やすなら3年目以降が良いでしょう。
3年目の看護師には看護師として丸2年経験があるということで、即戦力を求める職場からのニーズが高い状態といえます。
また、3年目になれば、すぐに職場を辞めたというネガティブな印象を持たれることが少なく、転職先もスムーズに決まりやすいです。
そのため、2年目と比べ3年目で選択できる求人の数はぐっと増えます。
今の職場に不満や不安を抱えていて、今すぐにでも転職したいと考える人は少なくありません。
しかし、丸2年勤務経験を積むことで転職がかなり有利になり、理想の職場と出会える可能性も高まります。
頑張れる人は、あともう少し今の職場で経験を積んだほうが良いでしょう。
一方で、心身ともに限界が近い状態であれば3年目を待たず転職する、という選択肢もあります。
次は、3年目を前に転職すべき人の特徴について解説していくので、今の職場がとにかく辛いという人はぜひ参考にしてください。
4.3年目を待たず転職すべき職場とは?
スムーズに理想の職場に出会うには、丸2年経験を経て3年目以降で転職活動するのが良いでしょう。
しかし、どうしても2年目ですぐに転職したい、と考えている人もいるでしょう。
そこでここからは、3年目を待たず転職すべき人の特徴を以下の通り解説していきます。
- 職場の人間関係が悪すぎる
- 残業が多すぎる
- 仕事を押し付けられる
今の職場が辛くて仕方ない、という人はぜひ読んでみてください。
職場1.人間関係が悪すぎる
上司や同僚との関係がうまく行かず、毎日悩んでいるなら転職を検討すべきでしょう。
人間関係ぐらいで転職するのは…と悩む人もいますが、人間関係が原因で精神を病んでしまうケースは少なくありません。
一度仕事で精神的に落ち込んでしまうと、立ち直るまでに時間がかかりキャリアが中断されてしまいます。
職場でいじめを受けている、上司にパワハラ・セクハラを受けているなど酷いケースでは、心身ともに疲弊する前に転職しましょう。
職場2.残業が多すぎる
残業が多く、しかも給料が満足に出ていない状態なら転職をしたほうが良いです。
仕事にやりがいを感じていても、残業が多すぎると疲労ばかりがたまり仕事も満足にこなせなくなりかねません。
職場に入ってきたばかりでなかなか仕事が覚えられず、残業時間が長くなってしまう看護師は多いでしょう。
しかし、毎日何時間も残業し、休日も出勤しているという状況では疲れが取れず、心身ともに疲弊してしまいます。
長時間労働から、うつや適応障害など心の病にかかってしまう人も少なくありません。
メンタルが落ち込んでしまうと、仕事のことを考えて毎日憂鬱になってしまうという人は早めに転職を考えましょう。
職場3.仕事を押し付けられる
仕事を一方的に押し付けられてばかりで、自分で判断して仕事を行うことができない環境なら、転職を検討しても良いでしょう。
まだ新人だから、という理由で仕事を押し付けられる看護師は少なくありません。
しかし、人から仕事を押し付けられ続けると、自分で自由に働ける可能性が失われ大きなストレスに繋がります。
また、与えられた仕事を何も考えず実行するだけではスキルが身につきにくいので、自分のキャリアにも悪影響です。
3年間は与えられた仕事だけで頑張るべき、と考える人もいますが、精神的に限界が近いなら転職を考えても良いでしょう。
次は、2年目で転職活動を行う人が覚えておきたいポイントを解説します。
2年目だけど、転職活動がしたいと考えている人はぜひチェックしてください。
5.2年目で転職を成功させる大切なポイント
看護師経験2年目で、転職を成功させるポイントは大きく2つです。
- 転職サービスを活用する
- 転職活動中に仕事を辞めない
それぞれのポイントを見ていきましょう。
ポイント1.転職サービスを活用する
転職を決意したら看護師の求人が掲載されている転職サイトや、転職エージェントに登録しすることが大切です。
転職サービスに掲載されている求人をチェックすれば、今自分がどんな仕事に応募できるか分かるはずです。
求人の情報を把握し、今後の転職活動の方針を立てましょう。
また、転職サイトや転職エージェントでは、求人の選び方や履歴書の書き方、面接の対策方法を無料で教えてくれます。
転職の専門家の力を借りて、2年目の転職を進めやすくしましょう。
ポイント2.転職活動中に仕事を辞めない
転職活動中に今の仕事を辞めないことは、非常に重要なポイントと言えます。
2年目の転職は難しいので、転職活動が長期化する可能性も少なくありません。
その間、安定した収入源がなければ転職活動の継続も難しくなるので、なるべく今の職場は辞めないようにしましょう。
さらに、今の職場で少しでも長く経験を積めば、転職先からの評価は上がっていきます。
例えですが、2年目の4月で求人に応募するよりも、2年目の12月で求人に応募したほうが転職先が見つかる可能性は高いです。
今の職場で出来る限り多くの経験を積んで、転職に臨みましょう。
まとめ
看護師は2年目でも転職できますが、経験を見てもらえる3年目以降の看護師と比べて求人は多くありません。
可能であれば、3年目まで待って転職すべきでしょう。
しかし2年目で今限界が来ているという人は、心身を守るために転職することも考えてください。
不利になりがちな2年めの転職は、転職エージェントなどを活用ししっかり対策することが大切です。