「看護師をやめようと思ってるけどその後が不安」
「看護師の退職後にある手続きや再就職の流れを知りたい!」
本記事は、こんな疑問をお持ちの人に向けて書いています。
退職後の手続きは面倒で、非常に不安になりますよね。
とはいえ、再就職の流れを事前に知ることで、スムーズな転職活動ができるはずです。
この記事では、退職後にある手続きや再就職の流れ、失敗しない再就職の方法、これらをお話します。
本記事を最後まで読めば、再就職に対する不安を減らし、理想の企業へ転職できるでしょう。
1.看護師の退職について
はじめに、看護師の退職についてお話します。
看護師の退職で「手続きは面倒だな」と、思う人もいるでしょう。
また、手続きや再就職をする際に、きちんとできるか不安に思いますよね。
しかし、手順さえ分かれば意外とスムーズに進み、上手く行くことが多いのです。
次から退職後にある手続きや再就職の流れを見ていきましょう。
2.退職後にある手続きと再就職の流れ
看護師の退職についてはザックリと理解できたでしょうか?
続いて、退職後にある手続きと再就職の流れを解説します。
退職後の流れを明確にしておけば、退職に対する不安は和らぐでしょう。
- 職場に退職届を提出
- 転職先を探す
- 転職先と面接
- 退職前に受け取る物の確認
- 現職場を退職
- 各種手続き
- 新たな職場へ
それぞれ順番にお話します。
(1)職場に退職届を提出
まずは職場に退職届を提出しましょう。
「最初に転職先を探した方がいいんじゃないの?」と思う人もいますよね。
しかし、転職先を探してから退職を告げると、退職日が遅れてしまう可能性があるのです。
それなら退職届を提出し、それから全力で転職先を探した方がより早く再就職できます。
また、最初に退職届を提出することで、明確な期限が設定されるので行動力が非常に高まるのです。
そのため、まずは職場に退職届を提出することをおすすめします。
(2)転職先を探す
職場に退職届を提出したら、転職先を探しましょう。
転職先の探し方はたくさんあります。
- 転職エージェント
- 求人雑誌
- ハローワーク
- 知人の紹介
- HPから求人応募
上記のように、転職手段は複数あります。
どの転職手段にもいえることですが、実際に応募してみないと良い就職先かどうかの判断は難しいです。
とりあえず手当たり次第に応募するのもいいかもしれませんね。
良い就職先を見つけるためにも、積極的に求人を探しましょう。
(3)転職先と面接
転職先の候補が見つかったら、転職先と面接を行いましょう。
- web面接
- 対談面接
上記のように、就職先によって面接方法は異なります。
また、書類選考や簡易テストを実施している企業もあるのです。
転職先の面接方法などは企業によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
(4)退職前に受け取る物の確認
続いて、退職前に受け取る物の確認をしましょう。
- 雇用保険被保険者証
- 離職票
- 源泉徴収票
- 年金手帳
上記の物を職場から受け取りましょう。
事前に受け取っておかないと面倒なことになります。
もし受け取り忘れがあると、退職度に再度受け取りに行かなければなりません。
また、看護師の退職には返却する物もあるのです。
- 健康保険被保険者証
- 社員証やIDカード
- 名刺
- 仕事着
- 業務に関係する書類
- ロッカーの鍵
上記の物を預かっている場合、職場へ忘れずに返却しましょう。
(5)現職場を退職
退職前に受け取る物の確認と職場の物を返却し終わったら、現職場を退職します。
最後に業務の引き継ぎなどの確認を行いましょう。
- 業務の引き継ぎは終わったか
- 職場の人に挨拶したか
- やり残したことはないか
退職前に今一度、上記を確認しておきましょう。
退職後に返し忘れなどがあると、職場とのトラブルになりかねません。
トラブルが起こらないよう、返却物などは入念に確認しておきましょう。
(6)各種手続き
退職が終わったら、各種手続きに入ります。
- 年金の手続き
- 健康保険の手続き
- 失業保険の手続き
- 住民税の手続き
- 所得税の手続き
上記の手続きは面倒と思うかもしれません。
しかし、非常に大切なことなので必ず確認しておきましょう。
詳しくは「3.退職後の具体的な手続き内容」で解説します。
(7)新たな職場へ
退職時に行う手続きは以上となります。
あとは新たな職場へ就職するだけです。
しかし、新たな職場には様々な不安があると思います。
その不安は、本記事の内容を確認しておけば問題ありません。
ここまで、退職後にある手続きが再就職の流れをお話しました。
- 職場に退職届を提出
- 転職先を探す
- 転職先と面接
- 退職前に受け取る物の確認
- 現職場を退職
- 各種手続き
- 新たな職場へ
上記の流れをしっかり把握しておけば、退職時は迷わず行動できるでしょう。
次の項目では、退職後の具体的な手続き内容を紹介します。
3.退職後の具体的な手続き内容
ここまで退職後にある手続きが再就職の流れを解説しました。
この項目では、退職後の具体的な手続き内容を見ていきましょう。
具体的な手続きを事前に確認しておけば、「あの手続きをやっておけばよかった」という後悔をなくせるはずです。
- 年金の手続き
- 健康保険の手続き
- 失業保険の手続き
- 住民税の手続き
- 所得税の手続き
上記を1つずつ見ていきましょう。
(1)年金の手続き
まずは年金の切り替え手続きを行いましょう。
就職先が決まっていれば、就職先で年金の手続きを行います。
しかし、就職先が決まっていない場合は、国民年金保険への切り替えをしなければいけません。
退職後14日以内に近くの年金窓口から、年金の切り替え手続きを行います。
- 年金手帳
- 離職票
- 本人確認書類
- 印鑑
上記が必要となりますので、忘れずに持っていきましょう。
(2)健康保険の手続き
続いて、健康保険の切り替え手続きを行いましょう。
就職先が決まっていれば、就職先で健康保険の手続きを行います。
しかし、就職先が決まっていない場合は、下記のいずれかを選択しなければなりません。
- 国民健康保険
- 任意継続制
- 家族の扶養に入る
国民健康保険は、住んでいる自治体からの手続きになります。
任意継続制は、現職場で加入している健康保険を続ける方法です。
また、家族の扶養に入るという選択肢もあります。
就職先が決まっていない場合は、上記のいずれかを選択しましょう。
(3)失業保険の手続き
再就職が決まっていない場合、失業保険の手続きをしましょう。
退職日に離職証明書が自宅に郵送されるので、近くのハローワークで手続きを行います。
- 離職票
- 通帳
- 雇用保険被保険者証
- 本人確認資料
- 3ヶ月以内に撮影した写真2枚印鑑
- マイナンバー確認証明書
上記が必要となります。
再就職が決まっていない場合は、忘れずに手続きをしましょう。
(4)住民税の手続き
続いて住民税の手続きを確認しましょう。
再就職が決まっていれば、新しい会社で継続するだけなので問題ありません。
ただ、再就職しない場合は自ら申請をしましょう。
退職時期によって納付方法は異なります。
6〜12月に退職した場合は、普通徴収への切り替えが必要です。
普通徴収に切り替え後は、納付書が自宅へ送られてきます。
1〜5月に退職した場合は、1〜5月分の住民税を給料から天引きされるのです。
上記のように、時期によって納付方法は変わりますので、退職時期を確認しておきましょう。
(5)所得税の手続き
最後に所得税の手続きを見ていきましょう。
再就職をすれば所得税の手続きは必要ありません。
しかし、年内に再就職しなかった場合は確定申告が必要になります。
1年以内に再就職した場合は、再就職先の会社が年末調整を行うので手続きは不要です。
2年以内に再就職しなかった場合は、税務署で確定申告を行わなければいけません。
- 前会社の源泉徴収票
- 各種控除証明書
- 印鑑
上記を必要とするので、確定申告を行う場合は用意しましょう。
退職後の具体的な手続き内容は以上となります。
この項目で解説した手続きは、退職後にしなければなりません。
事前に理解しておくことで、退職後の不安をなくせるでしょう。
次の項目では、失敗しない再就職の方法を解説します。
4.失敗しない再就職の方法
退職後の具体的な手続き内容は理解できたでしょうか?
続いて失敗しない再就職の方法をお話します。
再就職と聞くと誰しもが不安になることでしょう。
失敗しない方法を事前に知っておけば、再就職の不安を取り除くことができます。
- 転職活動は退職前に行う
- 転職の目的を明確にする
- 転職の応募は複数する
詳しく見ていきましょう。
(1)転職活動は退職前に行う
転職活動は退職前に行うのをおすすめします。
なぜなら、心に余裕を持たせ、じっくりと就職先を決められるためです。
就業しながらの転職活動だと、安心感と心の余裕につながります。
収入が途切れない、再就職へのプレッシャーが少ないなど、心に余裕を持てるでしょう。
そのため、自分に合った就職先を選定できるのです。
逆に、退職後だと働いてないことが焦りとなります。
その結果、企業選びは雑になってしまい、自分に合った企業へ就職できません。
そのため、転職活動は退職前に行うことをおすすめします。
(2)転職の目的を明確にする
再就職を失敗しないために、転職の目的を明確にしておきましょう。
目的を明確にしたほうが、就職先に採用されやすいためです。
ほとんどの企業は、意欲や転職目的を採用の判断材料にします。
目的は明確でやる気も溢れている、そんな人材は就職先に採用されやすいのです。
また、就職先を探す際に自分の目的を明確にしておけば、自分に合った就職先を見つけやすくなります。
そのため、転職の目的を明確にしておきましょう。
(3)転職の応募は複数する
再就職を失敗しないためにも、転職の応募は複数しましょう。
なぜなら、良い就職先を見つける確率を上げられるからです。
企業に応募して話を聞いてみるまで、良い就職先かどうかの判断はできません。
面接で話を聞いてみたら、「募集内容と全然違う」なんて事例は数多くあります。
複数の企業へ応募してみて、良い就職先かどうかの判断をしましょう。
再就職の失敗を避けるためにも、転職の応募は複数することをおすすめします。
以上、失敗しない再就職の方法でした。
- 転職活動は退職前に行う
- 転職の目的を明確にする
- 転職の応募は複数する
再就職を失敗させないためにも、上記を意識して取り組んでいきましょう。
続いて再就職の不安部分を詳しくお話します。
5.再就職の不安部分5つのQ&A
ここまで、失敗しない再就職の方法を解説しました。
最後に再就職の不安部分を見ていきましょう。
再就職となると、気になることや不安部分はたくさんありますよね。
そんな不安は全て取り除いて、最高の気分で再就職しましょう。
- 貯金はいくら必要?
- 退職は職歴の傷になる?
- 本当に転職できるの?
- 各種手続きは面倒なの?
- 自分の能力は通用するか心配
1つずつお話します。
Q 1.貯金はいくら必要?
A.1ヶ月分の生活費があれば転職活動を行なって大丈夫でしょう。
なぜなら、退職後すぐに転職できれば、貯金がなくても全く問題ないからです。
就業中に転職活動を行い、退職前には再就職先を決めておきます。
再就職先を退職前に決めておくことで、働いていない期間をなくし出費を抑えられるからです。
しかし、転職に失敗する可能性もあります。
そのため、保険として1ヶ月分の生活費は用意しておきましょう。
Q 2.退職は職歴の傷になる?
A.退職は職歴の傷にはなりません。
より良い職場を求めることは決して悪いことではないからです。
退職の経歴が複数あったとしても、転職の理由を明確に答えられれば問題ありません。
むしろ行動力があると見られ、企業からはポジティブに見られます。
不祥事での退職でないかぎり、退職は職歴の傷にはなりません。
Q 3.本当に転職できるの?
A.転職できるかどうかは全て自分次第になります。
なぜなら、転職活動は行動力で決まってしまうためです。
例えば、どんなに優秀な人材だったとしても、企業にその優秀さを知ってもらわなければ就職することはできません。
逆に、優秀でなくても行動力でカバーすることは可能です。
自分の理念や転職の目的など、企業へのアプローチを続けることで採用される可能性を高められます。
そのため、良い企業を見つけて就職を成功させるのは自分次第なのです。
Q 4.各種手続きは面倒なの?
A.手続きの流れを明確にすれば面倒ではありません。
多くの人間は、わからないことを面倒と感じてしまいます。
事前に手続きの流れを把握しておけば、慌てることなく円滑に手続きを進められるでしょう。
面倒の度合いはその人にもよりますが、手続きの流れを明確にすることが大切になります。
Q 5.自分の能力は通用するか心配
A.行動力でどうにでもなるので、心配する必要はありません。
もし今の自分に能力がなくても、新たな就職先に向けての勉強や予習をすれば問題ないからです。
また、就職後にそれ相応の仕事ができなくとも、人はそれだけで判断しません。
そこからの行動力や意欲も合わせて評価されます。
そのため、今の自分に能力がなかったとしても心配する必要はありません。
ここまで、再就職の不安部分をお話しました。
再就職に対して、まだまだ不安部分はありますよね。
しかし、実際にやってみれば意外と上手くいくことが多いです。
そこまで気負わず再就職を目指しましょう。
まとめ
ここまで、退職後にある手続きと再就職の流れ、失敗しない再就職の方法を解説しました。
退職の流れや各種手続きを事前に知っておくことで、転職の不安をなくせるはずです。
また、再就職で失敗しないためには自分の行動力を高めなければなりません。
転職活動は様々な手続きがあり面倒ですが、自分に合った企業へ再就職したいですよね。
理想の再就職を行うためにも、本記事を参考にしてみてください。