あなたが看護師の採血バイトに興味を持ったのはなぜですか?
正社員として病院などで働きつつ、副業として採血バイトを検討している人もいますよね。
また、結婚や出産などのライフステージの中で正社員として働くのを辞めて、看護師の資格を活かしたアルバイトを探している人もいるでしょう。
採血バイトをやってみたい!と思っている人には様々な理由があると思います。
本記事では、採血バイトに興味を持っている人へ向けて、求人を探すコツやメリット・デメリットなどをお話していきますよ。
参考にしてくださいね。
目次
1.看護師の採血バイトとは
看護師の資格を活かしたアルバイトのひとつとして、採血バイトがあります。
文字通り、採血をするアルバイトですね。
採血バイトとは、主に以下の勤務先があります。
- 病院内の採血室
- 健診センター・健診車
- 献血ルーム・献血車
勤務先によっては、必ずしもただ採血だけをしていればいいというわけではありません。
例えば、健診センターでは、採血の他にも血圧測定や身体測定なども任される場合があります。
採血バイトだから採血だけをすればいいんだ!と思い込んでいると、イメージと違うかもしれません。
本格的に求人を探し始めた場合には、求人情報の仕事内容をしっかりと確認してくださいね。
さて、採血バイトに興味を持っている人に、この項目で2つのお話をしたいと思います。
採血バイトを検討する前に知っておきたいことですよ。
- 採血バイトの時給はどのくらい?
- 採血バイトはこんな人におすすめ
それぞれ詳しくお話していきます。
(1)採血バイトの時給はどのくらい?
まずは仕事内容と同じくらい気になるであろう時給のお話です。
興味を持っている人は、すでに調べ始めている人もいるかもしれませんね。
今回は求人サイトから平均時給を算出して紹介します。
早速、確認してみてくださいね。
勤務先 | 平均時給 | 最高時給 | 最低時給 |
---|---|---|---|
病院(主に採血室) | 1,720円 | 2,000円 | 1,400円 |
健診センター・健診車 | 1,665円 | 2,000円 | 1,250円 |
献血ルーム・献血車 | 1,800円 | 2,100円 | 1,500円 |
※参考求人サイト:スーパーナース(SUPER NURSE)
※2020年10月検索データ
平均時給と合わせて、検索時の最高時給と最低時給も表にしています。
採血バイトに限定した求人数は、時期などによって増減が多く検索する時期によって平均時給に差が出てしまう場合があるためです。
より具体的な時給のイメージを持っていただくために、最高時給と最低時給もまとめました。
合わせて参考にしてくださいね。
(2)採血バイトはこんな人におすすめ
時給の次に見ていきたいのが、採血バイトはどんな人におすすめなのか?ということです。
おすすめのポイントを挙げていくので、ぜひ自分と照らし合わせて見てください。
当てはまる内容が多ければ、自分にとって理想的なアルバイトと言えるでしょう。
- 短時間で働きたい
- 残業や夜勤がない職場で働きたい
- 採血や注射が得意
- 黙々と業務に就きたい
- 看護師のブランクから経験を積みたい
- 副業としてアルバイトがしたい
このような内容に当てはまる人は、アルバイトをするなら採血バイトがおすすめですよ。
ここまで、採血バイトとはどのようなアルバイトかというお話をしてきました。
この記事を読んでいる人の中には、現役の看護師で副業として採血バイトをしたいと思っている人もいますよね。
そもそも、看護師は副業しても問題はないのでしょうか?
その点について、次の項目で見ていきますよ。
2.看護師が副業として採血バイトをしても大丈夫?
前の項目では、採血バイトについて仕事内容や時給などの大まかなお話をしました。
この項目では、副業として採血バイトを検討している人に向けて、看護師が副業をしても問題はないのか?という点についてお話をしていきましょう。
まず、看護師の副業は、勤務先が国営か民間かで話が変わってきます。
国営(公務員)の場合には、基本的に副業はNGです。
国家公務員法・地方公務員法の内容を確認すると、公務員は副業をしてはいけないと解釈できる条文が記載されています。
民間の病院や施設の場合は、副業OKのところとNGのところがあります。
これは、勤務先ごとに雇用条件を定めているからです。
実際に自分の勤務先が副業できるかどうかは、雇用契約などを確認する必要があります。
確認できなかったり、よくわからない場合には、勤務先に直接聞いてみると良いでしょう。
ここまでが、看護師の副業に関するお話でした。
本格的に採血バイトを探そう!と思ったときに、次に把握しておきたいことは必要なスキルです。
次の項目ではその内容について説明していきますよ。
3.看護師の採血バイトに必要なスキルは?
前の項目では、看護師が副業をしても問題ないのか?という点について説明しました。
ここでは、実際に採血バイトを探す前に確認しておきたいことについてお話します。
それは、採血バイトに必要なスキルについてです。
まず、当然のことながら正看護師または准看護師の資格が必要となります。
求人によって正看護師のみ募集しているところもあるので、よく確認してくださいね。
そして、その他の細かなスキルや条件についても求人によって異なります。
採血バイトを検討中の人は、スキルを活かして収入を得たい人もいれば、スキルアップを目指しながら収入を得たい人もいるはずです。
求人の条件も同様に、スキルの高い人を募集しているところと、サポート体制が充実しているところがあります。
求人でよくある条件を表にまとめてみました。
スキルを求める求人 | サポート体制がある求人 |
---|---|
|
|
副収入を目的として、採血やその他のスキルも自信があるという人はどの求人を選んでも問題はないでしょう。
しかし、スキルに自信がない人はサポート体制の整っている求人を選ぶようにしてくださいね。
この項目では、採血バイトに必要なスキルについて見てきました。
次は、採血バイトの求人についてのお話です。
採血バイトの求人は簡単に見つけることができるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
4.看護師の採血バイトの求人は簡単に見つかるの?
前の項目では、採血バイトに必要なスキルについてお話しました。
今度は求人のお話をしていきたいと思います。
看護師の資格を活かしたアルバイトの中から、さらに採血バイトに限定した求人は簡単に見つかるのでしょうか?
実は少し難しいんです。
看護師に特化した求人サイトを見ても、採血バイトに限定した条件の検索はほとんどありません。
基本的にはフリーワードから採血バイトを絞っていくことになります。
フリーワード検索は結果にブレが生じてしまいます。
例えば「看護師」「採血」と検索をかけても、採血メインの求人以外も該当してしまうでしょう。
業務内容のひとつとして採血が入っていれば、検索に引っ掛かってしまうためです。
また、採血バイトは時期によって求人数に差があります。
春秋は健診シーズンのため、比較的求人数が多いです。
逆に夏冬は閑散期のため、求人数が少ない傾向にあります。
採血バイトを効率よく探したいなら、タイミングも意識すると良いでしょう。
ここで、採血バイトを探してみたい!と考えている人におすすめの求人サイトと求人を探すコツをお話しますよ。
- 看護師の採血バイトのおすすめ求人サイト
- 看護師の採血バイトを探すコツ
ぜひ参考にしてください。
(1)看護師の採血バイトのおすすめ求人サイト
本記事では2つの求人サイトを紹介します。
気になる人は一度、採血バイトの求人を探してみてくださいね。
求人サイト | サイトの特徴 |
---|---|
MCナースネット | 看護師・保健師・助産師向けの求人サイト。常勤、派遣、アルバイト、単発の求人なども掲載されている。 |
スーパーナース (SUPER NURSE) |
看護師専門の人材紹介・派遣をしている会社が運営する求人サイト。業界トップクラスの求人数。 |
紹介した求人サイトと合わせて、次で説明するコツも知ってスムーズに採血バイトを探してみましょう。
(2)看護師の採血バイトを探すコツ
ここでお話するコツは、特に副業として採血バイトを検討している方にお伝えしたい内容です。
本業の傍らでの採血バイトは、単発で働きたい!という人が多いと思います。
時間的にも体力的にも余裕があるタイミングで働きたいですもんね。
ですが、記事内でお話した通り、採血バイトを探すのは少し難しいです。
働きたくなったタイミングで求人を探してもなかなか見つからない…というのは、ちょっとストレスだと思いませんか?
そんなストレスを少しでも軽減するために、求人を探すコツをお話します。
ポイントは2つです。
- 求人サイトに登録する
- 人材派遣会社に登録する
まずは求人サイトや人材派遣会社に登録しましょう。
さらに求人サイトでは、自分の希望する条件を登録して、それに合う求人をメルマガなどで受け取れるようにします。
人材派遣会社も同様に、自分の希望をしっかり伝え、求人を紹介してもらうようにしましょう。
このようなコツを抑えておけば、自分から求人を探しに行く必要はなくなります。
求人情報を受け取ったタイミングで働きたいときにだけ応募すればいいので、とても便利ですよ。
以上、採血バイトの求人を探す際におすすめの求人サイトやコツをお話しました。
次の項目では、採血バイトをするメリットについて見ていきますよ。
5.看護師の採血バイトのメリット
前の項目では、採血バイトの求人を探す際におすすめの求人サイトやコツについて説明しました。
この項目は、採血バイトのメリットについてのお話です。
採血バイトを検討している人は、みなさん何かしらのメリットを感じていると思います。
メリットは複数あるので、一緒にみていきましょう。
あなたが思っている以上にメリットのあるアルバイトかもしれないので、目を通してみてくださいね。
- 単発でアルバイトができる
- 短時間勤務を選べば無理のない働き方ができる
- 高時給
- 本業のスキルアップとしても役に立つ
- 正社員を辞めた後のスキル維持(ブランクを作らない)になる
以上が、採血バイトのメリットです。
あなたが思っていた以上のメリットはあったでしょうか?
メリットの次は、デメリットのお話もしていきましょう。
マイナスになりえる点もしっかり把握してから、採血バイトを検討しましょうね。
6.看護師の採血バイトのデメリット
前の項目では、採血バイトのメリットをお話しました。
採血バイトを検討する場合には、メリットはもちろん、デメリットも把握しておくと良いですよ。
ということで、早速デメリットを見ていきましょう。
- 閑散期があるため安定した収入が得られない可能性がある
- 仕事が単調
- 医療事故などのインシデントに注意しなくてはいけない
以上が主なデメリットです。
看護師の資格を活かし、様々なメリットがある採血バイトですが、インシデントなどの怖さもあるのは否定できません。
採血バイトの良い面だけを見るのではなく、こういったデメリットもしっかりと把握して、採血バイトを検討してくださいね。
次は、採血バイトに関してメリット・デメリット以外にも知っておきたいことをまとめています。
参考に読んでみてくださいね。
7.看護師が採血バイトをする際に知っておきたいこと
前の項目では、採血バイトのメリットとデメリットについてお話しました。
ここでは、採血バイトをする際に心に留めておいてほしいことをお伝えします。
主に以下の3つです。
- スピードと正確性が求められる
- 医療事故に注意しよう
- 保険に加入しているか確認しよう
それぞれ詳しく説明します。
(1)スピードと正確性が求められる
採血バイトは採血をメインとするアルバイトなので、ひとりの採血が終わったら次にまた違う人の採血を、と仕事が進んでいきますよね。
そのため、勤務時間内に多くの人の採血を行うことになるでしょう。
勤務時間や勤務先によって差はありますが、多いところだと1日に100人近くの採血を行うケースもあります。
そのため、スピードと正確性が求められるアルバイトです。
採血が極端に苦手で、スキルアップだけのために採血バイトを検討している人は、特に気に留めておいてほしいポイントとなっています。
手厚いサポート体制が整っている勤務先以外では、大変なアルバイトになってしまうかもしれませんよ。
(2)医療事故に注意しよう
前の項目でもお伝えした通り、採血バイトはスムーズな対応が大切です。
しかし、スムーズな対応を優先するあまり、正確性を欠いてミスをしてしまったら大変ですよね。
採血においてのミスは医療事故へと繋がってしまう可能性があります。
例えば、針を刺す際のミスや、使用済みの針の処理などは特に注意しましょう。
採血バイトは同じ作業を繰り返す単調な仕事になりがちなので、常に緊張感を持つ意識が必要となります。
(3)保険の加入状況を確認しよう
もしも医療事故などのインシデントが発生してしまったら怖いですよね。
ですが、まったくないとも言い切れません。
万が一のときに備えて、保険に入っておくことが大切です。
勤務先が大きな病院の場合は保険に入っていることも多いですが、小さなクリニックや施設では保険に入っていない可能性もあります。
自分の身を守るために、また安心して採血バイトができるように、保険の加入状況は応募時に必ず確認しましょう。
加入が確認できなかった場合には、個人で入れる看護賠償責任保険があるので入ってから仕事に臨んでくださいね。
まとめ
記事を読んで、採血バイトの疑問などは解消されたでしょうか?
採血バイトは求人を上手に探せば、本業に支障がない範囲で働くことができるアルバイトです。
採血バイトをやってみたいな、と思っている人は記事を参考に自分の希望に合った求人を探してみてくださいね。