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嫌いと言われる看護師の特徴とは?嫌われない方法も徹底解説!

「なんとなく周りから嫌われている気がする」

「なるべく嫌われないよう行動したい」

同僚の看護師だけでなく、医師や患者にも嫌いと言われてしまう看護師は案外多いです。

嫌われても構わない、と気にせず仕事を続けられる人もいますが、やはり嫌いと言われるとどうしても気になってしまうものです。

そこでこの記事では、嫌われている看護師の特徴や、嫌われないようにする方法を解説します。

自分の行動を振り返って欠点を見つけ、多くの人に好かれる看護師になりましょう。

自分らしく働くなら「看護のお仕事」

1.嫌われている看護師は案外多い?

看護師が嫌われるのはなぜか

たくさんの人を助ける使命を持った看護師ですが、患者や同僚、医師などから嫌われてしまうこともあります。

看護師が嫌われやすいのは、様々な人と接する立場だからです。

看護師は仕事の中で、医師や研修医、患者などたくさんの人とコミュニケーションを取ります。

仕事で関わる人にはそれぞれ性格があり、あなたとの相性もそれぞれ違うでしょう。

残念ですが全ての人と相性の良い看護師はいないので、関わる人が多くなればなるほど嫌われる可能性も高くなるのです。

また、患者さんやその家族の中には、医療体制自体に不信感を持ち敵意をむき出しにしてくる人もいます。

さらに、同じ病院で働く看護師から嫌われてしまい、いじめや嫌がらせをされてしまう人も少なくありません。

嫌われたいと考えている看護師はいませんが、たくさんの人と話す仕事なので嫌われず仕事を進めるのは難しいです。

誰かに嫌われているかも、と悩む看護師は多いですが、ある程度は仕方ないと割り切ることも大切でしょう。

一方で、看護師が嫌われやすい理由を知ってなるべく改善したいという人もいるはずです。

そこで次は、看護師が嫌われがちな理由を解説します。

人間関係のトラブルを減らすため、ぜひ参考にしてください。

2.看護師が嫌われてしまう理由

看護師が嫌われてしまう理由とは

嫌われることも多い看護師ですが、どのようなところに理由があるのでしょうか。

医師や看護師、患者から嫌われがちな看護師の特徴は、以下の通りです。

嫌われる看護師の理由

  1. 口うるさく指導してしまう
  2. 頼まれた仕事ができない
  3. 勤務中の態度が悪い

自分は嫌われているかも、と感じる看護師は、ぜひ自分の勤務態度を思い出しながら読んでみてください

理由1.口うるさく指導してしまう

患者さんや研修医、後輩看護師に対して口うるさく指導してしまうと、面倒くさい人だ思われ避けられてしまいます。

もちろん指導が必要な場面はありますが、常にダメ出しをしたり、業務時間中ずっと仕事ぶりを見張っていたりすると好感度は下がるでしょう。

例えば、後輩看護師を一切褒めず、「まだこんなこともできないの?」「前にも指導したでしょ」と繰り返し指導していると、後輩は萎縮しかねません。

中には、何度も指導をしてくる先輩と顔を合わさないよう避ける看護師もいるでしょう。

また、患者さんが相手の場合、「また薬を飲まなかったんですか?」「食事をしっかり取ってって言いましたよね?」と追い詰めるような発言をする看護師も少なくありません

思うように動けずストレスを感じている患者にとって、過度な生活指導は大きなストレスです。

患者のためを思った発言でも、患者から見てありがた迷惑になる可能性も高いでしょう。

理由2.頼まれた仕事ができない

仕事ができない看護師は、同じ看護師の先輩や同僚から嫌われやすいです。

他の看護師から頼まれた仕事もしっかりこなせない状況では、看護師チームの一員として活躍はできません。

ただでさえ忙しい看護師の職場では、仕事ができない人に対し指導している時間がない状況です。

そのため、仕事ができない人は足手まといだと判断され、周りの看護師から嫌われてしまいます。

もちろん、新人看護師や転職してきたばかりの看護師は仕事ができない部分もあるでしょう。

しかし、数年間は経験があるのに相変わらず仕事ができないという状況では、他の看護師から嫌われ仕事を頼まれることもなくなります

理由3.勤務中の態度が悪い

誰に対してもそっけなく、笑顔を見せず機嫌が悪そうに勤務する看護師は嫌われやすいです。

勤務中の態度は、担当する患者にも不安を与えてしまいます

患者は、看護師の勤務態度をしっかり見ているので、周りの看護師と比べ態度が悪ければかなりの悪印象になりかねません。

また、同じ看護師同士でも挨拶をしない、話しかけられても無視をするなど相手を不快にさせる行動をする看護師は嫌われます

特に、後輩や同僚の看護師に対して命令口調でしゃべったり、仕事を押し付けたりと偉そうな態度を取る看護師は職場内で避けられがちでしょう。

以上が、嫌われやすい看護師の特徴でした。

看護師には個性がそれぞれあるので、嫌われる特徴を持っていても信頼されるという人もいます。

逆に、嫌われやすい特徴を持っていなくても、特定の人に嫌われることはあるでしょう。

人間同士相性はあるので、嫌われても自分が絶対に悪いと落ち込むのはNGです。

しかし、なるべく衝突を避けるには、相手を変えるより自分が変わったほうが早いです。

次は、嫌いな看護師と言われる可能性をなるべく下げるポイントを解説します。

できるだけ多くの人に好かれて明るく働きたい、という人はぜひ参考にしてください。

3.「嫌いな看護師」と言われるのを避けるには

嫌いな看護師と言われないためには

職場の人や患者さんから、嫌いな看護師と言われないようにするにはどうすれば良いのでしょうか

ここからは、嫌われにくい振る舞いをするポイントを3つ紹介します。

嫌われない看護師になるポイント

  1. 不機嫌を周りの人にぶつけない
  2. 他の人の仕事に口を出さない
  3. 素直な気持ちを持つ

自分の普段の行動や性格を振り返りながら、確認していきましょう。

(1)不機嫌を周りの人にぶつけない

周りの人から嫌われないようにするには、不機嫌を人にぶつけず、いつも上機嫌に接することが大切です。

看護師の仕事はハードなので、イライラしてしまうときもありますが周りの人にぶつけても得はありません

むしろ、あなたが不機嫌な顔をすれば周りが萎縮しスムーズな業務の妨げになるので、職場で不機嫌な顔は見せないようにしてください。

どうしてもイライラする時は、トイレで少し休憩するなどして気持ちを1人で落ち着けましょう。

(2)他の人の仕事に口を出さない

たとえ指導する立場でも、必要以上に他の人の仕事に口を出さないようにしましょう。

やった方は良いと思っていても、何度も指摘をすると面倒くさい看護師と思われてしまいます

特に、同じ同僚看護師の仕事に口を出すと、「同じ看護師同士なのに人の仕事にケチをつけている」と嫌われかねません。

自分の仕事と周りの人の仕事をきっちり分けて、他人のやり方を尊重しましょう

(3)素直な気持ちを持つ

看護師の仕事を進める上では、先輩や医師、患者の言うことを受け入れる素直さも必要です。

他の人には他の人の意見があるので、自分が正しいと思う看護を貫いても反感を買ってしまいます

周りから何か言われても、必要以上に反発せずある程度相手をそのまま受け入れることも大切です。

特に、自分は仕事ができないなと感じている場合、反発すると「仕事もできないのに生意気」と言われ嫌われてしまいます

自分の未熟なところを受け入れ、ある程度は指示に従って動いてみましょう。

以上が、看護師が嫌われないようにするため意識すべきポイントでした。

患者や周りの看護師、医師とスムーズにコミュニケーションを取って仕事を進めるため、ぜひ自分の行動を見直してみてください

次は、参考として自分が嫌っている人と接するときのポイントを解説します。

嫌いな人と勤務時間が同じになってしまった、という人はぜひ参考にしてください。

4.【参考】職場で嫌いな人と接するときのポイント

看護師として働くうち、自分自身も「この先生嫌い」「この看護師とは関わりたくない」と感じてしまうことがあるはずです。

自分が嫌っている人と接さなければいけないとき、トラブルを防ぐため何を意識すべきなのでしょうか。

嫌いな人ともスムーズにコミュニケーションを取るポイントは、以下の通りです。

嫌いな人と接するポイント

  1. 普段通りに接する
  2. 挨拶はしっかりする
  3. 相手のいいところを見つける

それぞれのポイントを確認し、嫌いな人とも上手くコミュニケーションを取りましょう。

ポイント1.普段通りに接する

嫌いな人にも、他の人と同様いつも通り接することが大切です。

嫌いな人にだけ態度を変えると、余計にこじれることも少なくありません。

自分が嫌われているということは、相手の態度や目線からなんとなく分かるものです。

嫌いな相手に、嫌っていることが伝わってしまうと「一方的に嫌われた」「あえて嫌な態度を取っている」と文句を言われる可能性があります。

看護師の職場はハードで、人間関係がこじれやすいので相手から嫌われるのは避けたほうが良いです。

トラブルを防ぐため、態度を変えないよう意識しましょう。

ポイント2.挨拶はしっかりする

嫌いな人が相手でも、挨拶をしっかりしてコミュニケーションを取りたいという気持ちを示しましょう。

「この人、苦手だな」

と思っている人でも、挨拶をすることで良い雰囲気を作れば親しくなれる可能性もあります

嫌いな人と勤務せざるを得ないとき、なるべく良い空気を出し自分が働きやすい環境を作ることは大切です。

挨拶をすれば、円滑に業務を進めていきたいという意志が伝わります。

嫌いな人が相手でも、仕事の始めの挨拶だけはしっかりしましょう。

ポイント3.相手のいいところを見つける

嫌いな人を相手にするときは、なるべく良いところに注目するよう意識しましょう。

相手の良いところが見えてくれば、嫌いな人との仕事も負担に感じにくくなります。

いったん相手のことを嫌いだ、と思い始めると何をしても不愉快に感じてしまう人は少なくないでしょう。

しかし、嫌っている相手にも少しはましなところがあるはずです。

性格が苦手なら、「患者さんに接しているときは優しい」「仕事の優先順位をつけるのがうまい」など仕事面の長所を探してください。

一度長所に目を向ければ、好感を持って接することもできるでしょう。

以上が、嫌いな人と接するときのポイントでした。

嫌い、という気持ちは何気ない態度で相手に伝わってしまうことが多いです。

嫌いという気持ちを悟らせないようにするため、相手の良いところを意識しつつ普段通りの態度で接しましょう

次は、職場でどうしても人間関係のトラブルが起きるときの対処法を解説します。

職場で嫌われてしまった、どうしても苦手な人と仕事ができない、という人は読んでみてください。

5.どうしてもトラブルが起きるなら転職を

嫌われないよう意識して接しても、職場の人とトラブルが起きることもあります。

どうしても人間関係がうまくいかない場合、転職も検討してください

仕事ができないという理由で嫌われる場合、自分に見合ったスキルの職場を選ぶことで解決する可能性もあります。

また、人間関係のトラブルは忙しさによるストレスから起きることも少なくありません。

勤務時間が短く、余裕を持って医師や看護師が働いている職場なら衝突も起こりにくいでしょう。

人間関係を理由に、転職を決断する看護師は非常に多いです。

転職サービスの「マイナビ転職」では、看護師を辞めた理由のうち「人間関係のトラブルやストレス」が23%で1位でした。

看護師が転職を検討する割合

人間関係を理由に転職するのは、悪いことではありません。

どうしてもつらいなら、気になる転職サービスに登録して自分に合った求人情報を探しましょう

まとめ

看護師は様々な人と接する職業です。

嫌われてしまったり、逆に自分が相手に苦手意識を持ってしまうときもあるでしょう。

人間関係の悩みやトラブルはどんな職場でも起こるものと考え、ある程度は割り切ることが大切です。

しかし、人間関係が理由で仕事がつらいときは、転職も視野に入れてください

自分の直せるところは改善し、新しい環境で頑張りましょう。

自分らしく働くなら「看護のお仕事」