コラム

看護師の休みはいつ取れる?休日の制度と有給休暇についても徹底解説!

「看護師ってどれくらい休めるのが普通なの?」

「夜勤のある看護師はいつ休んでいるの?」

看護師はハードな仕事というイメージが強く、休みに目を向ける人は少なくなっています。

しかし、看護師であっても労働体制のしっかりした職場であれば、休日を確保することは可能です。

この記事では、看護師の休日の実態と制度について解説します。

看護師の休日に関する悩みと対処法も解説するので、職場に求める理想の条件を考えてみましょう。

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1.看護師の休みは少ない?休日の実態を解説!

看護師の平均年間休日数

少ないと思われがちな看護師の休日ですが、休日の日数自体は十分に確保されています。

日本看護協会の調査によると、看護師の年間休日は平均118日となっており、厚生労働省が調査した日本全体の114.7日より多いです。

しかし、看護師は長期の休みが取りにくいので「休みが少ない」と感じる人はたくさんいます。

また、職場によっては年間休日が105日程度のところもあり、十分に休めないこともあるようです

看護師が休日をしっかり取るには、「自分の休みたい日に休めるか」「休日の日数が十分にあるか」というポイントで最適な職場を選ぶ必要があります。

自分の理想の働き方で明るく過ごすため、看護師の休日制度について自分の働く職場以外にも知っておきましょう。

次は、週休2日、4週8休など看護師の代表的な休日制度について解説します。

取れる休みの日数に注目して、読んでみてください。

2.看護師の休みは職場の制度によっても違う!

職場の休日制度によって、取得できる基本的な休みの日数は大きく異なってきます。

同じ看護師でも、職場によって休みの日数が全く違うのは制度の違いからかもしれません

ここからは、看護師の職場で良く導入されている休日の制度を解説します。

看護師の代表的な休日制度

  1. 完全週休2日
  2. 週休2日
  3. 4週8休
  4. 4週6休

それぞれの制度のメリット、デメリットを知り、自分の職場を見直しましょう。

制度1.完全週休2日

完全週休2日の職場では、基本的に毎週休みが2日あります。

看護師は土日も働く必要があるので、完全週休2日でも休む曜日を選べないことは多いです。

看護師が不足している、急患が多いというときには休みが取れている人でも、いきなり不定休になることも少なくないでしょう。

しかし、毎週2日、定して休みが取れるので身体と心をしっかり休めるのに向いています。

制度2.週休2日

週休2日は、完全週休2日と似たイメージの制度ですが、休みの日数は違います。

週休2日が指すのは、「1ヶ月に少なくとも1回は2日休めるときがある」という状況です。

つまり、1ヶ月のうち1週目〜3週目は週休1日、4週目だけ週休2日の場合は週休2日制に含まれます。

そのため、最も短いときは月の休みが6日になり、体力的な負担を感じる看護師が多いです。

「夜勤があるから休みが多くないと辛い」

という人は、完全週休2日か、4週8休の職場を選びましょう。

制度3.4週8休

4週8休は、「休みの時期は不定期だが、1ヶ月の中で8日は休みが取れる」という制度です。

4週8休は、毎週の休日数を柔軟に変化させることができるので、24時間体制の勤務が必要な病院で多く取り入れられています。

4週8級では、休みの日数は月に8日と完全週休2日制と同じです。

しかし、休みの時期が不定期になり、忙しい週は1日しか休めません。

職場の働く環境によって休める日は大きく異なるので、働く前に直接担当者まで確認した方が良いでしょう。

制度4.4週6休

4週6休は、基本的に4週8日と同じく休みを1ヶ月単位でカウントする制度です。

しかし、4週6休では1ヶ月の休日日数が最低6日となり、休みが少ないと感じる看護師も多いようです。

日本看護協会の調査では、看護師の休みが十分に取れないことから4週6休を導入している病院は7.7%と少数派になっています。

4週6休であっても、「不定期でも月に6日休みがあれば十分」「休みはあまりいらないからバリバリ働きたい」という看護師であれば問題ありません。

しかし、平均して週に2日は休みたいという人は、別の働き方を検討すべきでしょう。

以上が、看護師の基本的な休日制度でした。

看護師の休日数は、1ヶ月あたりでどれくらい休めるかで大きく変わってきます。

毎月8日休みが取れるところと、6日しか取れないところでは、年間で24日も休日数が違うので自分に合った職場選びが大切です。

次は、看護師の休みのとり方と夜勤について解説します。

「夜勤があるときの休みってどうなるの?」

と不安な人はぜひ参考にしてください。

3.夜勤がある職場における看護師のお休み

看護師のシフトは2交代制、3交代制という2種類がありますが、どちらの場合でも夜勤明けは休みが取れます

2交代制であれば、夜勤が終わった次の日が休日になることがほとんどです。

3交代制の場合、夜勤が終わったその日の夜に再び夜勤に入るケースもありますが、一度家に帰って眠るだけの時間は確保されています。

そのため、日中に眠ることに慣れることができれば、夜勤に入っても休む時間はあると言えるでしょう。

夜勤なしで勤める看護師は夜勤に不安を持ちやすいですが、休み自体はしっかりと取れます。

自分の体力やプライベートの事情を考えて、夜勤のシフトを検討してください。

次は、看護師が取れる有給休暇の日数を解説するので、休みが少ないと感じている人はぜひ読んでください。

4.看護師が取れる有給休暇の日数とは?

看護師が休みの日数を増やすには、有給休暇を取ることが大切です。

どれだけ忙しい職場であっても、有給休暇を取る権利は誰にでもあります。

現在、労働基準法が改正され年に5日は有給休暇を取ることが義務化されました。

今まで有給が取れていなかった人も、積極的に有給を申請しましょう。

看護師の有給休暇の日数は、働いている年数によって異なります

以下は、週5日働いている看護師が取れる有給休暇の日数を勤続年数別に表したものです。

0.5年 10日
1.5年 11日
2.5年 12日
3.5年 14日
4.5年 16日
5.5年 18日
6.5年以上 20日

まだ取れていない有給がたくさんあるという人は多いでしょう。

職場の状況も見ながら、有給が使えるところはしっかりと使いましょう。

ただし、勤務して半年以上経過している看護師でなければ有給が取れないので、注意してください。

次は、休みについて看護師が抱きがちな悩みと対処法を解説します。

今の職場の休日について悩みや不安を感じている人は、ぜひ参考にしてください。

5.休みが合わない…看護師が持つ休日の悩みと対処法

看護師の休みの日の問題点

看護師の休みは不定期で一般企業とは異なるので、悩みを抱えることも少なくありません。

看護師が休日に関して抱きがちな悩みは、以下の通りです。

看護師の休みに関する悩み

  1. 友達や家族と遊べない
  2. 休日の予定が立てにくい
  3. 年末年始でも連休が取りにくい

ここからは、それぞれの悩みと対処法を解説していきます。

今の休みに不満を感じている人は、ぜひ参考にしてください。

悩み1.友達や家族と遊べない

看護師の休みは土日にならないことも多く、友達や家族となかなか遊べないと悩む看護師もいます。

結婚式や子供の授業参観、イベントに出かけられない、という状況が長く続けばストレスを感じる人は多いです。

もちろん、職場に余裕があれば休日の希望が通ることもありますが、なかなか休みをコントロールできないのは不満につながるでしょう。

どうしてもこの日は休みたい!という日がある場合、1ヶ月ほど前から休みを申請して、業務を調整するのがおすすめです。

先輩や同僚に「この日は休む!」と宣言して仕事を済ませておけば、休みも取りやすくなるでしょう。

悩み2.休日の予定が立てにくい

看護師の休みは毎月不定期になるケースが多く、休日の予定が立てにくいです。

例えば、1ヶ月先の歯医者の予約を取ろうにもシフトが確認できずいつ行けるか分からない、という状況が考えられます。

予定が立てられず困るなら、上司にシフトを固定してもらうと良いかもしれません。

「毎週水曜日は休みにする」

「土日のどちらかは休み」

などのルールを決めてください

毎月のシフトが決まっていれば、予定が立てられないストレスも減るはずです。

悩み3.年末年始でも連休が取りにくい

多くの看護師が働く病院や介護施設には毎日仕事があるので、連休は取りにくい状況です。

忙しい病院であれば、小さい子供がいる場合を除き年末年始でも3日以上の連休が取れるのは稀でしょう。

しかし、業務が片付き、人手が足りている時期であれば連休の申請も可能です。

長期旅行に行きたい人、長く実家に帰りたい人は1ヶ月以上前から連休の話をして毎日仕事を頑張りましょう

以上が、看護師が休みに関して持つ悩みと解決法でした。

看護師の休みは不定期なので、予定が立てにくく悩むことも多いです。

しかし、休みたい日を同僚や上司に伝え、仕事を済ませれば休みは取りやすくなります

「なんとなく休みにくい」

「上司に話すのが怖い」

と諦めず、休みを取りましょう。

次は、どうしても今の職場の休日制度に不満があるときの対処法を解説するので、お悩みの人はぜひ読んでみてください。

6.休日に不満なら別の職場で働くのもアリ!

今の職場の休日に不満があり、どうしてもシフト変更で解決できない場合は転職もアリでしょう。

「平均の休日数よりあきらかに休日が少ない」

「子供がいるのでなるべく土日は休みたい」

という看護師は、もっと休みが取りやすい職場に行くのがおすすめです。

もちろん、転職は体力的にも精神的にも大変なので、まずは今の職場と休日やシフトの交渉をしてください

しかし、それでもダメで、毎日休みが上手く取れずストレスが溜まるという場合は、自分の希望に沿った職場を転職で探すことも必要です。

看護師の転職は、看護師専門の転職サービスを利用するのが良いでしょう。

求人数が豊富な看護師向け転職サービスは、以下の通りです。

土日休み、有給消化率が高い、など自分が求める休日の条件を書き出して理想の職場を探しましょう。

まとめ

看護師の年間休日の平均は日本全体の平均より多く、休み自体はしっかり取れていると考えられます。

しかし、働き方によって休日数や休める日は大きく変わります。

休日があってもやはり夜勤が辛い、どうしても友達と休みが合わないのがきつい、という人は働き方を見直しましょう

今の自分の状況や不満をしっかりと分析し、自分に合った職場を選ぶことが大切です。

希望通りに働くなら
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