「仕事が忙しすぎる」
「人間関係が良くない」
こうした様々な理由から、看護師の転職を考える人は多くいます。
そんなときに役立つのが、看護師専門の求人検索サイトです。
しかし、ネット上にはたくさんの求人検索サイトがあり、一体どこを使えば良いのか迷いますよね。
この記事では、看護師専門の求人検索サイトを使うメリットやデメリット、選び方などを徹底解説。
人気の求人検索サイトも、3社紹介しますよ!
本記事を読めば、あなたにぴったりの求人サイトが見つかり、希望の求人に素早くたどり着けます。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
1.看護師の求人検索サイトとは
一般の求人サイトにも看護師の求人はあります。
ですが、看護師の求人検索サイトには下のような特徴があります。
- 看護師の求人数が多い
- 看護師の職種が細かく分かれている
- 資格別に探しやすい
また、看護師の求人検索サイトにはサイト型とエージェント型があり、それぞれ以下のような特徴を持つのです。
- サイト型:サイトに登録された求人情報を見て、利用者自身で転職活動を行う
- エージェント型:サイトに登録すると、担当者がついて希望に合った転職先を紹介してくれる
エージェント型は求人情報の紹介だけでなく、面接のアドバイスや転職後のサポートもしてくれるところが多くなっています。
看護師の求人検索サイトでは、ほとんどのところがエージェント型です。
では、このような特徴を持つ看護師求人検索サイトを使うことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
そのメリットについて、次で解説します。
2.看護師求人サイトを使うメリット6つ
ここまで、看護師の求人検索サイトとはどういうサイトなのかをお話しました。
次に、看護師求人サイトを使うメリットについて見ていきましょう。
メリットには以下の6つがあります。
- 担当者が条件に合う求人を探してくれる
- 非公開求人からも紹介してもらえる
- 病院の内部事情がわかる
- 条件の交渉をしてもらえる
- 書類の書き方指導や面接のアドバイスをしてもらえる
- 採用が決まったら祝い金がもらえるサイトもある
それでは順に見ていきます。
メリット1.担当者が条件に合う求人を探してくれる
看護師の求人検索サイトに登録すると、1人ひとりに担当者がついて、条件にあう求人を探してもらえます。
もちろんサイトの求人情報を見ることで、自分自身でも探せるでしょう。
ですが、プロの目で探してもらえるのは大きなメリットだと言えます。
なぜなら、転職先を探している人の多くは、現在の職場で仕事を続けているからです。
自分で探すとなると、帰宅後や休日の限られた時間の中で探すしかないため、求人探しに時間がかかってしまいます。
求人サイトに登録すれば、電話やメールで担当者から求人を紹介してもらえるので、負担を減らせるでしょう。
担当者が求人を探してくれるのは、求人サイトならではの大きなメリットと言えます。
メリット2.非公開求人からも紹介してもらえる
看護師の求人検索サイトに登録すれば、非公開求人からも紹介してもらうことができます。
非公開求人とは、条件がとても良いので希望者が殺到してしまう恐れがあるため、非公開にしている求人のことです。
サイトに登録すると、非公開求人から条件の良い求人を紹介してもらえるので、とても有利だと言えます。
たくさんの求人サイトを見ても、誰でも見られる情報しか載っていません。
ライバルが多い上に、非公開求人と比べると条件もあまり良くない傾向にあります。
自分に合った求人サイトに登録して、非公開求人からも紹介してもらうと、条件の良い求人に巡り合える確率が高くなるでしょう。
メリット3.病院の内部事情がわかる
看護師の求人検索サイトを利用すると、病院の内部事情を知ることができます。
求人サイトの担当者は各病院に実際に出向き、人事担当者に会って話を聞くことで、病院内部に精通しているからです。
例えば、下のような情報を得ることができます。
- 残業はどの程度あるのか?
- 医師の評判はどうなのか?
- 職場の人間関係は?
自分で求人情報を見ているだけでは、このような細かい様子まではわかりませんよね。
病院の内部事情がわかることも、求人サイトを利用するメリットの1つです。
メリット4.条件の交渉をしてもらえる
看護師の求人検索サイトを使うと、担当者に条件の交渉をしてもらうことができます。
求人先との交渉を自分でするのは、なかなか難しいものです。
例えば、希望の求人先が見つかったものの、少し条件変更してもらいたい場合があったとします。
自分で交渉すると、求人先に悪い印象を与えてしまわないか、不安に感じる人は多いのではないでしょうか。
求人サイトの担当者なら交渉経験が豊富ですし、求人先の様子もわかっているので、安心して任せられるでしょう。
メリット5.書類の書き方指導や面接のアドバイスをしてもらえる
看護師求人検索サイトを使うと、担当者から履歴書などの書き方指導や面接のアドバイスをしてもらえます。
せっかく条件の合う求人を見つけて面接までたどり着けても、そこで失敗してしまっては今までの苦労が台無しですよね。
面接の直前になって、急に不安に襲われることもあるでしょう。
そんなときにも求人サイトの担当者に相談すると、気持ちが落ち着くかも知れません。
電話で話すだけで安心できる場合もありますが、事業所が近い場合は実際に担当者に会って、直接アドバイスをもらえることもあります。
求人サイトの担当者は、多くの転職事例を見てきた看護師転職のプロです。
履歴書の書き方のコツや面接のポイントを熟知しているので、転職の成功確率が大きくアップするでしょう。
メリット6.採用が決まったら祝い金がもらえるサイトもある
看護師の求人サイトを通して採用が決まると、転職祝い金がもらえるサイトもあります。
祝い金は、病院から求人サイトに支払われる紹介手数料の一部を、利用者に還元するものです。
転職活動をしている間は収入が減ったり、転職にともなって引っ越しをしたりと、何かと出費がかさみます。
そのため、祝い金でまとまったお金がもらえるのはありがたいですよね。
祝い金の額は、雇用形態や想定年収などによって決まりますが、1~50万円程度と大きな差があります。
また、祝い金がもらえるのは入職から半年後であるところが多いようです。
以上が看護師求人サイトを使うメリットでした。
メリットがあれば、当然デメリットもあります。
次はそのデメリットについて、見ていきましょう。
3.看護師求人サイトを使うデメリット4つ
前項では、看護師求人サイトを使うメリットについてお話しました。
では逆に、デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
看護師求人サイトを使うデメリットとしては、以下の4つが挙げられます。
- 担当者からの電話やメールがしつこい
- 希望とは違う条件の病院を紹介される
- 経験の少ない担当者に当たる場合もある
- 働いてみたら条件が異なる場合もある
それでは順に見ていきましょう。
デメリット1.担当者からの電話やメールがしつこい
担当者によっては、頻繁に電話やメールで連絡を取ってくる人もいるので、しつこいと感じる場合があるでしょう。
多くの求人サイトでは担当者にノルマが課されているため、少しでも成績を上げようとしつこく連絡を取る担当者がいるようです。
すぐに伝える必要がある用件ならともかく、急ぎでないのにしつこく電話をかけられるのは困りますよね。
例えば、仕事中や家事で手が離せないときに電話があると困りますし、余りにメールが多いと見逃してしまうこともあります。
そうした場合は、電話やメールを減らしてもらうように交渉すると良いでしょう。
また、LINEでやりとりできる求人サイトの場合は、LINEに変更してもらうという方法もあります。
もちろんほとんどの求人サイトは、しつこい電話やメールはありません。
ですが、しつこい担当者がいる可能性は、デメリットであると言えるでしょう。
デメリット2.希望とは違う条件の病院を紹介される
希望とは違う条件の病院を、紹介される場合もあるでしょう。
求人サイトは病院に看護師を紹介することで、その手数料を報酬として得ています。
そのため条件と違っていても、やたらと求人を紹介してくるような担当者も、中にはいるようです。
「条件が少し違うけれど、いかがでしょうか?」という形で、多少条件の異なる求人を紹介されることはよくあります。
しかし、毎回そのような求人ばかり紹介されてはたまりません。
そうした場合は担当者を変えてもらうか、求人サイト自体を他に変更した方が良いでしょう。
デメリット3.経験の少ない担当者に当たる場合もある
たまたま、経験の少ない担当者に当たってしまう場合もあります。
利用者から担当者を選ぶことはできないので、これだけは仕方ないと言えるでしょう。
ある程度自分自身で求人を探そうと思っている人は、それでも良いかも知れません。
しかし、条件の合う求人を紹介してもらって、転職後までしっかりサポートしてもらいたい人は困りますよね。
1つの対処法としては、登録時のコメント欄に「経験豊富な担当者を希望します」と伝えておくという方法があります。
それでも、必ず思い通りの担当者に当たるとは限りません。
どんな担当者に当たるかわからないのは、デメリットの1つだと言えるでしょう。
デメリット4.働いてみたら条件が異なる場合もある
希望の条件に合う求人を見つけて転職に成功しても、実際に働いてみたら条件が異なる場合があります。
原因として考えられるのは、下の2つです。
- 契約を取りたいがために、担当者が曖昧な言い回しを使って条件を伝えた
- 担当者の単純なミス
例えば、休日の日数が少なかったり、基本給が違っていたりする場合が考えられます。
こうしたときにこちらの言い分を通せるよう、内定前に提示された条件について書面で確認しておきましょう。
担当者からのメールも、念のため残しておくと良いですね。
ここまでが看護師求人サイトを使うデメリットでした。
メリット・デメリットは分かったものの、看護師求人サイトはどのように選べば良いか、分からないままですよね。
そこで次は、看護師求人サイトの選び方についてお話します。
4.看護師求人検索サイトの選び方6つ
看護師求人サイトを利用するメリット・デメリットについて、お分かりいただけたでしょうか?
次に、看護師求人検索サイトの選び方について説明します。
選び方は次の6つです。
- 厚生労働大臣許可を取得している会社
- 個人情報の管理体制が整っている会社
- 求人数の多さ
- 非公開求人の多さ
- 求人エリア
- 顧客満足度の高さ
それでは見ていきましょう。
選び方1.厚生労働大臣許可を取得している会社
看護師求人検索サイトを選ぶ際に最も重要なのは、厚生労働大臣許可を取得している会社を選ぶことです。
国の許可を受けるには一定の基準を満たすことが必要なため、悪質なサイトは許可を受けられません。
例えば、人材紹介会社が求職者からお金を取ることは、職業安定法(32条 3第2項)で禁止されているのです。
そのため、お金を要求してくる求人サイトは悪質業者と言えます。
こうした悪質業者を見分ける方法が、厚生労働大臣許可の有無なのです。
職業紹介事業の認可を受けた企業には、認可番号が振られます。
一例として「看護のお仕事」というサイトの番号は、「13-ユ-302698」となっています。
最初の13は都道府県コード、後の302698は事業者固有番号を示しているのです。
悪質な求人サイトにかからないために、必ず認可番号を確認するようにしましょう。
選び方2.個人情報の管理体制が整っている会社
次に大切なのは、個人情報の管理体制が整っている会社を選ぶことです。
個人情報の管理が甘い会社に登録すると、情報が漏れて悪用される可能性があります。
求人サイトに登録する際は、住所・氏名・電話番号・年収・職歴・保有資格など、個人情報の入力を求められるでしょう。
個人情報の管理が甘い求人サイトだと、下のような被害にあう危険性があります。
- クレジットカードが不正利用される
- SNSのアカウントを乗っ取られる
- 電話やダイレクトメールで勧誘が大量に届く
- ストーカーや脅迫に合う
このような被害にあわないために、個人情報の管理体制が整っている会社を選ぶことが大切なのです。
個人情報の管理がしっかりしている企業の見分け方として、プライバシーマークの取得の有無があります。
プライバシーマークとは、個人情報の管理において一定の条件を満たした企業に対し、一般財団法人日本情報経済社会推進協会が使用を許可している登録商標です。
プライバシーマークを取得している企業なら、安心して登録できるでしょう。
選び方3.求人数の多さ
看護師の求人サイトを選ぶ際に、求人数の多いサイトを選ぶことも大切でしょう。
なぜなら求人数が多いと、条件に合う転職先を見つけられる可能性が高くなるからです。
例えば、子供がいて短時間しか働けないといった細かい条件がある場合も、求人数の多い方が選択肢は広がるでしょう。
ただし、転職サイトのトップページに「〇万件の求人を掲載」などと派手に書いていても、実際に取引がある病院や施設を掲載しているとは限りません。
中には、病院の概要を掲載しているだけという場合もあるからです。
取引がある病院だと、給与や勤務時間などの細かい採用条件まで記載されています。
求人をよく確認してみてください。
選び方4.非公開求人の多さ
求人サイトを選ぶ基準として、非公開求人の多いサイトを選ぶという方法があります。
非公開にしている求人は条件が良いため、公開すると応募が殺到してしまう恐れがあります。
その分、採用者の選出が大変になるので非公開にしているのです。
求人サイトに登録すれば、非公開の求人からも条件の合う病院を探してもらえます。
それに対して公開された情報は、誰でも見られるハローワークの求人情報のようなものです。
同じ100件の求人情報が掲載されていても、公開された情報なのか・それとも非公開なのかで、その価値は大きく変わってくると言えるでしょう。
また、非公開で登録している病院が多いサイトは、病院から信頼された実績のある会社なので、安心して利用できます。
非公開求人の多い看護師求人サイトを利用し、転職活動を有利に展開しましょう。
選び方5.求人エリア
求人エリアで選ぶことも大切です。
希望の勤務地域の求人が掲載されていないと、登録する意味がありません。
大手転職サイトのほとんどは、全国が求人エリアとなっています。
ですが、サイトによっては限定的な地域しか、求人を掲載していないところもあるでしょう。
特に、地方で求人を探す場合は注意が必要だと言えます。
求人サイトに登録する前には、必ず希望の勤務地域に求人があるのかどうか、確認するようにしましょう。
選び方6.顧客満足度の高さ
顧客満足度の高さも、看護師求人サイトを選ぶ際の基準になります。
充実したサービスを提供しているからこそ、顧客満足度が高いのです。
顧客満足度には、下記の2種類があります。
- 看護師求人検索サイトが自ら満足度を調査したもの
- 楽天リサーチなどの第三者機関が実施した調査によるもの
求人サイト自らが調査すると、自社に都合の良い内容で調査するかも知れません。
信ぴょう性が高いのは、第三者機関が客観的に判断した調査結果だと言えるでしょう。
看護師求人サイトを選ぶ際は、第三者機関が調査した顧客満足度を確認してみてください。
というわけで、看護師検索サイトの選び方を紹介しました。
では、人気の看護師求人検索サイトには、どんなところがあるのでしょうか?
人気の看護師求人検索サイトを、次で紹介します。
5.人気の看護師求人検索サイト3社
ここまで、看護師求人サイトの選び方についてお話しました。
ここからは、人気の高い看護師求人検索サイトを3社紹介します。
- 看護のお仕事
- 看護roo!
- マイナビ看護師
では一緒に見ていきましょう。
(1)看護のお仕事
下は「看護のお仕事」の詳細情報になります。
会社名 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
---|---|
住所 | 〒1506190 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア24F、25F |
TEL | 050-3184-1045 |
公式サイトURL | https://leverages-medicalcare.jp/ |
求人サイトURL | https://kango-oshigoto.jp/ |
求人掲載数 | 6万件以上 |
認可番号 | 13-ユ-309623 |
プライバシーマーク取得 | 有 |
「看護のお仕事」には、6万件以上の求人が掲載されており、全国でもトップレベルの求人件数です。
サイトに登録すれば、非公開求人の中からも紹介してもらえます。
そのため、条件に合った転職先を見つけられる確率は、さらに高くなるでしょう。
求人エリアは全国に広がっており、それぞれの担当者が施設へ直接足を運んで、職場の雰囲気や労働状況を細かく確認しています。
そのため、より満足度の高い転職を目指してサポートできるのが強みです。
求人の提案や初回の面談などのヒアリングは、LINEを使ってのやり取りも可能なので、電話よりも気軽に相談できます。
様々なサービスにかかる費用は、全て紹介先の病院から得る報酬でまかなっているため、最後まで無料でサービスを利用可能です。
(2)看護roo!転職サポート
次に「看護roo!転職サポート」を紹介します。
会社名 | 株式会社クイック |
---|---|
住所 | 〒530-0018 大阪市北区小松原町2-4 大阪富国生命ビル |
TEL | 0120-314-041 |
公式サイトURL | https://919.jp/ |
求人サイトURL | https://www.kango-roo.com/career/ |
求人掲載数 | 約5万3千件 |
認可番号 | 27-ユ-020100 |
プライバシーマーク取得 | 有 |
看護roo!転職サポートは、看護師のコミュニティサイトの看護roo!内の、転職サポートというコンテンツになります。
看護roo!転職サポートでは、登録しなくてもサイト内の情報を全て見られるため、自分自身で転職活動がしたい人にもおすすめです。
また、看護roo!には看護師同士で交流を図れる掲示板が常設されています。
看護師同士で情報交換がしたい人には、便利なサービスと言えますね。
さらにサイトに登録すると、以下のようなサービスを受けられます。
- 非公開求人の紹介
- 求人先との各種手続き・連絡代行
- 履歴書添削・面接練習
- 入職後のフォロー
これら全てのサービスを受けるのに、費用は一切発生しません。
(3)マイナビ看護師
最後に「マイナビ看護師」を紹介します。
会社名 | 株式会社マイナビ |
---|---|
住所 | 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 |
TEL | 03-6267-4000 |
公式サイトURL | https://www.mynavi.jp/ |
求人サイトURL | https://kango.mynavi.jp/ |
求人掲載数 | 約4万4千件 |
認可番号 | 13-ユ-080554 |
プライバシーマーク取得 | 有 |
マイナビ看護師は、約4万4千件の求人が掲載されている、日本最大級の看護師転職サイトです。
テレビCMでもお馴染みで、全国的に見ても非常に認知度の高い看護師求人サイトだと言えるでしょう。
求人エリアは全国が対象で、その拠点となる事業所は、以下の18ヶ所にのぼります。
- 東京
- さいたま
- 横浜
- 千葉
- 柏
- 群馬
- 札幌
- 仙台
- 静岡
- 名古屋
- 金沢
- 大阪
- 京都
- 神戸
- 岡山
- 広島
- 福岡
- 鹿児島
都市部以外にも事業所があるので、地方で転職したい人にもおすすめのサイトだと言えますね。
各事業所の担当者はエリア内の施設に足を運び、病院スタッフや看護婦長から現場の声を聞き取っています。
また、マイナビ看護師では定着率にこだわって情報を集めているので、定着率の低い医療機関は原則として紹介していません。
運営会社であるマイナビは、40年近くの長きにわたって人材ビジネスを展開している、実績のある会社です。
安心して利用できる看護師求人サイトだと言えるでしょう。
次項では、このような看護師求人検索サイトを利用する流れについて、確認します。
6.看護師求人検索サイトを使って入職するまでの9ステップ
看護士求人検索サイトを3社紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
ここからは、看護師求人サイトを使って入職するまでの流れを確認しましょう。
入職するまでに、以下の9つのステップを踏みます。
- 会員登録
- 担当者との面談
- 希望に合う求人があると連絡が入る
- 求人に応募する
- 面接を受ける
- 必要に応じて内定条件を交渉
- 退職の手続き
- 入職
それでは順に見ていきましょう。
流れ1.会員登録
まずは、看護師求人検索サイトから会員登録をしましょう。
サイトによっては、電話登録が可能なところもあります。
会員登録で入力する項目はサイトによって多少の違いがありますが、おおむね下記の内容です。
- 希望の転職時期
- 保有資格
- 勤務地
- 氏名(ふりがな)
- 生年月日
- 電話番号
- メールアドレス
- 備考
簡単なものなので、1~2分もあれば入力が完了するでしょう。
会員登録を送信すると、求人サイトの担当者から電話が入ります。
流れ2.担当者との面談
担当者との電話で、希望の転職時期や勤務地、保有資格などのヒアリングがあり、実際に事業所へ行って面談する場合もあるでしょう。
今後についての疑問点や不安などがある場合は、電話かその後の面談で話しておくと良いですね。
流れ3.希望に合う求人があると連絡が入る
希望に合う求人が見つかると、電話やメール、LINEなどで連絡が入ります。
自分自身で希望の求人を見つけた場合は、担当者へ連絡を入れるようにしましょう。
流れ4.求人に応募する
面接を受けたい求人が決まったら、応募します。
履歴書を提出する場合は、担当者が書き方のコツなどをアドバイスしてくれるでしょう。
履歴書は単に丁寧に書くだけがコツではありません。
例えば、志望動機にはなぜその職場を選んだのかと言うポイントが必要です。
こうしたコツを知っているかどうかで、転職の成功率も変わってきます。
書きあがった書面もしっかり添削してもらい、万全の態勢で臨むことが大切です。
流れ5.面接を受け内定が決まる
面接日の調整も、多くの場合は担当者が代行してくれます。
代行してもらう場合は、希望の日時を担当者に伝えましょう。
面接日が決まったら、希望に応じて担当者が面接の練習をサポートしてくれます。
担当者はそれぞれの病院や施設の特徴を熟知しているので、的確なアドバイスがもらえるでしょう。
当日に緊張して失敗することのないよう、自信が持てるまで繰り返し練習することが大切です。
面接後は求人先から連絡が入り、内定が決まります。
流れ6.必要に応じて内定条件を交渉
休日などの条件に調整が必要な場合は、内定条件を交渉しなくてはなりません。
自分で交渉ができない場合は、どのように調整してほしいのかを担当者に相談し、代行で交渉してもらいましょう。
例えば、休日の変更や担当部署についてなど、間違いのないようにメールや書面で連絡して、交渉してもらいます。
流れ7.退職の手続き
前職場の退職手続きが完了していない場合は、遅くてもこの時点までに手続きが必要です。
転職に必要な準備期間として1ヶ月は取れるように、余裕をもって退職できるよう手続しましょう。
求人サイトによっては、退職の手続きも代行してもらえる場合があります。
流れ8.入職
入職後も、ほとんどの求人サイトではアフターサポートをしてもらえます。
万一採用時の条件と異なっていた場合は、できるだけ早く担当者に相談しましょう。
また、職場での悩みや困ったことなど、不安があれば早めに相談することです。
以上が看護師求人サイトを使って、入職するまでの流れでした。
次は最後に、看護師の求人検索サイトを使う際に、よくある質問についてお答えします。
7.【Q&A】看護師求人検索サイトに関するよくある質問
ここまで看護師求人サイトを使うメリット・デメリット、おすすめの求人サイトなどを解説してきました。
最後に、看護師の求人検索サイトに関するよくある質問を3つ紹介します。
- 担当者と相性が悪い場合は変更可能?
- 内定を辞退したい場合はどうすればいい?
- 看護師の転職にはどの程度時間がかかるの?
それでは順に答えていきます。
Q1.担当者と相性が悪い場合は変更可能?
ほとんどのサイトでは、担当者を変更してもらうことが可能です。
求人検索サイトの運営会社に連絡を取って、担当者を変更してもらうようお願いしましょう。
求人検索サイトでは、どんな担当者に当たるかわかりません。
人間同士ですから、相性の悪い人もいて当然だと言えます。
「何となく言いにくいな」や「がんばってくれてるのに悪いな」と、感じる場合もあるでしょう。
しかし、時期を逃すと余計に言い出しづらくなってしまいます。
相性が悪いと感じた場合には、なるべく早めに変更してもらうのがおすすめです。
また、変更をお願いする際には、どんな担当者が希望なのか伝えた方が良いでしょう。
例えば、「頻繁に電話をかけてこない人」とか「強引に進めようとしない人」などです。
希望を具体的に伝えることで、次は希望に近い担当者を紹介してもらえるでしょう。
また、仮に担当者の変更ができない場合は、思い切って求人サイトを他に変えるのも1つの手です。
Q2.内定を辞退したい場合はどうすればいい?
内定を辞退したい場合は、できるだけ早くその意向を求人サイトの担当者に伝えましょう。
連絡の手段としては、電話で連絡するのが一番です。
メールでは担当者が気づかない可能性があります。
メール連絡がNGというわけではありませんが、ちゃんと読んでくれているか、電話確認は必ず行いましょう。
また、自分で求人を見つけて応募した場合は、求人先の病院や施設に直接連絡を取ってください。
内定が出ているということは、先方の病院や施設でも入職者を受け入れる準備を進めているはずです。
遅くとも、内定通知から1週間以内には連絡をしましょう。
連絡と合わせて、お詫びの言葉を添えることも大切です。
Q3.看護師の転職にはどの程度時間がかかるの?
求人サイトに登録してから、内定をもらって実際に働き出すまでにかかる時間は人によって異なります。
ですが、おおよそ1~3ヶ月程度でしょう。
1~3ヶ月というとかなり開きがありますが、転職サイトに登録した時点で、転職の気持ちが固まっていない人もいます。
そうした人は担当者とのヒアリングで、「本当に転職するべきなのか?」という相談から始まったりもするのです。
転職の気持ちが決まったら、次に職種や給与などの条件を考えていくので、求人を実際に探し始めるまでに3ヶ月かかる場合もあります。
なるべく早く転職したいと思う場合は、転職活動を始める前に自分の気持ちを固めておくことです。
- 本当に転職したいのか?
- どんな施設や病院で働きたいか?
- 勤務地・給与・勤務時間帯は?
上記のように、考えておくことはたくさんありますね。
転職の気持ちが固まっていて、希望の条件が明確な人ほど、早く転職先が決まるでしょう。
まとめ
この記事では、看護師の求人検索サイトを利用するメリットやデメリット、検索サイトの選び方などについて、お話しました。
看護師の転職に、看護師専門の求人サイトを使うのはもはや当たり前になり、ほとんどの人が数社を併用して転職先を探しています。
求人サイトの選び方として最も大切なのは、信頼のできる求人サイトを選んで登録することだと言えます。
「せっかく内定をもらったのに、実際に転職してみると条件が異なっていた」
こうしたことのないよう、求人サイトは慎重に選びましょう。
この記事があなたの転職の役に立ち、希望通りの転職ができることを心から祈っています。