看護師

看護師が「疲れた」「辞めたい」と感じる5つの理由と現状打破の方法とは

看護師の仕事をしていると、「疲れた」「辞めたい」と思う人もいるでしょう。

確かに命を預かる大変な仕事な上に、夜勤・残業が多く精神的にも体力的にも辛さを感じる仕事です。

今回は、看護師が「疲れた」「辞めたい」と感じてしまう理由や、現状打破をする方法を解説しています。

精神をすり減らす前に、自分らしく働けるよう一歩を踏み出しましょう

1.看護師が「疲れた」「辞めたい」と思ってしまう理由

看護師が疲れた・辞めたいと思う理由

看護師が仕事をしている中で「疲れた」「辞めたい」と思ってしまうことは珍しくありません。

少し古いデータですが、平成18年の看護職員の離職率は12.2%となっています。(厚生労働省│新人看護職員研修の現状について

1割以上の看護師が離職してしまっていることが分かります。

まずは、なぜ看護師が「疲れた」「辞めたい」と思うのかを見ていきましょう。

看護師が「疲れた」「辞めたい」と思う理由は、以下の5つが挙げられます。

  • 理由1.夜勤が辛い
  • 理由2.残業が多い
  • 理由3.人間関係に疲れた
  • 理由4.人手不足で忙しすぎる
  • 理由5.命を預かるプレッシャーがある

実際の看護師の声と共に確認していきましょう。

理由1.夜勤が辛い

夜勤という勤務体系が辛いと感じている看護師は多いです。

病床のある医療機関で働いていると、どうしても夜勤勤務があります。

多くの新人看護師は病院で経験を積むことが多く、夜勤があって当たり前の状況です。

早出・日勤・夜勤という変則的な働き方をするため、体が持たないと感じる人は少なくありません。

また、夜勤中に緊急搬送や患者の容態悪化があると、仮眠の時間も取れないのです。

そのため、十分に休みが取れず、辛いと感じてしまいます。

理由2.残業が多い

看護師には残業が多く、「辛い」「辞めたい」と感じてしまいます。

多くの医療機関では、看護師の人手不足に悩まされています。

そのため、1人あたりの負担が多く、なかなか定時に上がれない医療機関もあるのです。

体を十分に休める時間がなく、家に帰ると寝てすぐに出勤という人も少なくありません。

家庭や子育てに時間を割きたいと思っている人や友達関係や趣味を大切にしたい人にとっては苦痛な環境です。

もっと体を休めてプライベートな時間を確保したいと考えることは、正常な主張です。

「辞めたい」と思ってしまうことは仕方のないことと言えます。

理由3.人間関係に疲れた

人間関係に疲れてしまったと感じる看護師は、一定数います。

実際、看護師に特化した転職サポートサービスを提供する「看護roo!」の調査によると、看護師のストレスの1番の原因は人間関係であることが分かります。(看護roo!│看護師のストレス原因、1位は人間関係|看護師の本音アンケート

確かに、人間関係が良ければ、夜勤や残業があっても一緒に乗り越えていけるでしょう。

しかし、陰口を言われたり、主任・看護師長・先輩に嫌味を言われることも覚悟しなければなりません。

仕事柄、ミスは許されないため、看護師には効率よく仕事をこなし、ミスに厳しい人が多いと言われています。

男性看護師も増えてきているものの、まだまだ女性ばかりの職場は多いです。

女性ばかりの職場で働くことのストレスは大いにあるでしょう。

理由4.人手不足で忙しすぎる

勤務先の医療機関が人手不足で、勤務中はずっと忙しいことから疲れてしまう人もいます。

医療機関によっては、臨床だけでなく受付の手伝いや電話受けを手伝うこともあります。

本来であれば看護師の仕事でないのに、人手が足りないがために仕方なく仕事を受けざるを得ないのです。

さらに、委員会への出席や医療器具の研修など、看護以外の仕事もたくさんあります。

ひとつひとつの業務をこなすのが精一杯で、仕事の意義を考えられなくなる人も。

「患者さんのため」という使命感で毎日踏ん張っている看護師はたくさんいます。

理由5.命を預かるプレッシャーがある

命を預かるプレッシャーを常に感じているため、「疲れた」「辞めたい」と思い詰めてしまう看護師もいます。

看護師の仕事は、人の命と向き合う時間が多いです。

医療器具の操作を誤ったり、判断ミスをすると患者の命を落としかねません

そのため、常にプレッシャーを感じながらの仕事になってしまいます。

また、自分のせいでなくても患者を見送ることがあれば、患者に寄り添いすぎて精神的に辛さを感じてしまう看護師もいるでしょう。

うまく折り合いをつけられない場合、「疲れた」「辞めたい」と感じてしまうのかもしれません。

このように、看護師が「疲れた」「辞めたい」と思ってしまうシーンはたくさんあります。

「疲れた」「辞めたい」を解消する方法を次の章で確認していきましょう。

2.看護師の「疲れた」「辞めたい」を解消する方法

看護師が疲れた・辞めたいと感じたときの対策

看護師の「疲れた」「辞めたい」を解消する方法は、3つあります。

  1. 働き方を変える
  2. 異動をする
  3. 転職をする

しっかり確認し、今のネガティブな状況から抜け出しましょう

方法1.働き方を変える

同じ職場で頑張っていきたいのであれば、働き方を変えてみましょう。

なぜなら、働き方を変えることでプライベートな時間や休息の時間を確保できるからです。

「夜勤なしで働けないか」「パートとして週4の出勤で働けないか」と、一度相談してみましょう。

プライベートの時間や休む時間を確保することで、心に余裕が生まれます。

基本的には、働きやすい環境づくりのために職場は努力してくれるでしょう。

慣れた職場で働き続けたいのであれば、働き方を変える提案が有効です。

方法2.異動をする

異動を申し出て、違う病棟で働くという選択肢もあります。

というのも、同じ医療機関であっても病棟が違えば働き方が変わるからです。

たとえば、地域包括ケア病棟であれば患者の看護をするよりも、在宅復帰支援がメインになります。

命と向き合う仕事に辛さを感じているのであれば、このような急性患者が少ない病棟に移ることで解決できるでしょう。

また、人間関係に疲れているのであれば、働く同僚が変わることで生き生きと働けるようになるかもしれません。

転職をするほど追い込まれていないけど、現状打破をしたいのであれば看護師長に異動を願い出てみましょう。

方法3.転職をする

思い切って転職をすることで、自分らしく働ける職場に出会える可能性があります。

「いきなり転職しても、転職先は見つかるの?」と不安に感じる人もいるでしょう。

しかし、看護師の需要は医療現場に止まりません

看護師として働いても、病院看護師とは違った働き方ができます。

看護師への転職と異業種への転職に分けて、看護師の転職について見ていきましょう。

①看護師への転職

看護師から看護師へ転職をしても、悩みを解決できる可能性があります。

というのも、看護師の需要は医療現場だけではないからです。

たとえば、以下のような現場で看護師の求人があります。

  • 幼稚園・保育園
  • 介護施設・福祉施設
  • テーマパーク・レジャー施設
  • 民間企業(産業看護師)

このような職場であれば、急性患者の対応がほとんどありません。

命と隣り合わせのプレッシャーを感じずに、のびのびと働くことができるでしょう。

また、場所を選べば夜勤もなく、定時で上がれるのでプライベートを大事にすることも可能です。

せっかく頑張って取得した看護師の資格や今までの経験の生きる仕事を選ぶなら、看護師から看護師への転職を検討しましょう。

②異業種への転職

看護師から異業種へ転職するのもアリです。

薬剤会社や医療機器メーカーで働けば看護師の経験を活かすことができます

直接看護という形ではありませんが、人々の健康を守るという意味では仕事にやりがいを感じやすいでしょう。

一方で、接客業や営業職など初心者でも転職しやすい業種もあります。

看護師という経験を活かすことはできませんが、自分の興味のあることに挑戦してみるのも良いでしょう。

「看護師」という働き方にこだわりすぎず、自分が生き生きと働ける転職先を検討することをおすすめします。

3.同僚や職場よりも自分の体や生活を大切にしよう!

同僚や職場よりも、自分の体や生活を大切にしてください。

なぜなら、自分を守れるのは自分だけだからです。

「疲れた」「辞めたい」と思い悩んでいる看護師の中には、同僚や職場に後ろめたい気持ちがあって行動できなくなっている人もいるかもしれません。

確かに、多くの医療現場では人手不足となっています。

1人あたりの仕事量も多く、「自分が辞めると他の人に負担がかかる」と思うと自分だけ辞めるのは申し訳ないと思うのでしょう。

しかし、人手不足の責任は職場にあり、あなたのせいではありません。

「疲れた」「辞めたい」といったネガティブな感情のままいるよりも、異動や転職をして自分が輝ける選択をしましょう

まとめ

看護師の仕事は大変なので、「疲れた」「辞めたい」と感じる人は少なくありません。

看護師の仕事は、命を預かる大変な仕事な上に、夜勤・残業が多く精神的にも体力的にも辛さを感じる仕事です。

「疲れた」「辞めたい」と思うなら、以下のような解決策を実行してみてください。

  1. 働き方を変える
  2. 異動をする
  3. 転職をする

病院や同僚、患者を大切に思う気持ちはあなたの優しさです。

しかし、自分の精神をすり減らす前に、楽しく働くための一歩を踏み出しましょう