「看護師の仕事がつまらない」とお悩みですね。
たしかに、看護師の仕事はいつも楽しい気持ちでできる仕事ではありません。
しかし、つまらないという気持ちを解消することで、毎日やりがいを感じながら仕事に行けるようになるのです。
今回は、看護師の仕事をつまらないと考えてしまう理由やその対処法を解説します。
生き生きと働くための心構えやどうしても「つまらない」と感じてしまうときの解決策もご紹介!
看護師の仕事にやりがいを持って、元気に働きましょう。
目次
1.看護師の仕事ってつまらない?世間の看護師が感じること
もしかすると、「看護師になりたくて看護師になったのに、つまらないと感じてしまうのはおかしい?」と悩んでいる人もいるかもしれません。
看護師の仕事をつまらないと感じながらも、一生懸命働く看護師は一定数います。
私、仕事がつまらないのも、性格が歪んだのも、出会いなくて結婚が遠のいてるのも、世間一般の普通の女の子の幸せ掴みにくいのも、人生クソなのも、全て看護師になったせいにしてしまいそう、良くないなと思っても思っちゃう
— K. (@tsuneni_yametai) February 21, 2020
つまらない。仕事が心底つまらない。
あんなに辞めたかったIMS。脳外の人たちも先生も色々あって嫌だと思ったこともあったけど楽しかったな。
脳外って楽しい!心から看護師やってて良かったと思ったのに。今は、看護じゃない。介護。トイレ介助しかしてない。辞めていいかなー?— 芽衣@深瀬ロス (@mei_cos_mei) February 12, 2018
看護師の仕事クソつまらないんだけど、看護師みなさん何をやりがいにしてるんです!?
— へらこちゃん (@heraco004) July 9, 2017
このように、仕事のやりがいや楽しさが見出せずに「つまらない」と感じている看護師はいます。
なぜ「つまらない」と感じてしまうのか、次の章で確認していきましょう。
2.看護師が仕事を「つまらない」と感じる5つの理由と対処法
看護師が仕事を「つまらない」と感じてしまう理由は、主に5つあります。
- 精神的・体力的負担が大きい
- 人間関係が悪い
- 想像と違う仕事をしている
- 目標や理想の看護師像がない
- 理想の看護ができない
つまらない仕事は身が入らないため、長く続けていてもスキルアップやキャリアアップに繋がりません。
対処法とともに確認していきましょう。
理由1.精神的・体力的負担が大きい
看護師の仕事は精神的・体力的負担が大きく、やりがいを感じる暇がありません。
看護師の仕事は、常に患者の命がかかっています。
容態悪化や救急搬送などの緊急対応も多く、精神的にも体力的にも疲れてしまうのです。
確かに、忙しさのあまり目の前のことしか見えなくなるかもしれません。
しかし、看護師を目指した理由を思い出してみましょう。
初心に戻れば、仕事のやりがいを噛み締めることができるからです。
「母のような看護師になりたい」「たくさんの命を守りたい」と、人によって看護師になったきっかけや理由は異なります。
自分の原点を思い出し、働く気力を取り戻しましょう。
理由2.人間関係が悪い
人間関係が悪いと、仕事もつまらないと感じてしまいます。
というのも、いくら仕事にやりがいを感じていても一緒に働く人との関係が悪ければ、「楽しい」とは思えないからです。
話しやすい人や仕事の価値観が同じ人のいる職場でなければ、つまらないと感じてしまっても仕方ありません。
人間関係がギスギスしていると感じているのであれば、まずは自分から積極的に話題を振って話しかけてみましょう。
家族や趣味、休みの日にしたことなどプライベートな話を話題に出してみてください。
仕事中に話しにくいのであれば、昼食時や更衣室で話しかけてみましょう。
案外こちらから話しかけることで、相手の壁もうち壊せるかもしれませんよ!
理由3.想像と違う仕事をしている
看護師に憧れて看護師になったものの、仕事内容が想像と違う場合はつまらないと感じてしまうかもしれません。
やりたいことができていない状況なので、楽しく感じることができないのです。
たとえば、思ってもみなかった診療科に配属されたり、事務作業・後輩育成に時間が取られたりして興味のない仕事をすることも考えられます。
仕事自体に魅力を感じられなくなっているため、「つまらない」と感じるのでしょう。
もっとやりたい仕事があるのであれば、師長に相談してみてください。
具体的にどんな診療科でどのような働きをしたいのかを伝えることで、希望が通りやすくなります。
今の仕事を続けていても楽しいと思えないなら、仕事内容を変えるための第一歩を踏み出しましょう。
理由4.目標や理想の看護師像がない
仕事の目標や理想の看護師像がなければ、仕事もつまらなく感じます。
なぜなら、目標や理想の看護師像を持っていなければ、仕事の時間を有意義に過ごすことができないからです。
ゴールがないのに前を向いて仕事をすることなんてできません。
しかし、「どんなことをする人になりたいのか」「どんな人になりたいのか」を決めておくことで、スキルアップやキャリアアップのために前向きになれます。
また、1つできることが増えると達成感を味わうこともできるのです。
目標や理想の看護師像を設定するためには、自己分析をしてみましょう。
「どんな自分が好きか」「何をしている時が幸せか」をじっくり考えてみるのです。
幼いころ夢中になったことや看護師を志すきっかけを思い出すのも良いでしょう。
目標や理想の看護師像を定めることで、前向きに仕事ができるようになります。
理由5.理想の看護ができない
自分の思い描く理想の看護ができないと、理想と現実のギャップが生まれてつまらないと感じてしまいます。
なぜなら、思い通りに仕事ができないからです。
就職した病院の考える看護観や同僚の考える看護観が違うと、自分だけ浮いた感覚に陥るかもしれません。
たとえば、「残業してでも患者の役に立ちたい」と思っていても、周りが「効率的に仕事をこなして残業はしない」というスタンスであれば、納得のいく仕事ができないでしょう。
そのため、つまらないと感じてしまうのです。
しかし、周りと看護観が合わなくても周りの考えに合わせる必要はありません。
相手の看護観を尊重しつつも、自分の考える看護観を大切にしましょう。
満足のいく看護を行うことで、仕事にやりがいを持てるようになります。
ここまで看護師が仕事を「つまらない」と感じてしまう理由と対策について見てきました。
次の章では、看護師が生き生きと働くための心構えを確認しましょう。
3.看護師が生き生きと働くための心構え
日々忙しい仕事をこなしている看護師は、つい仕事のやりがいを見失ってしまいます。
そうなると、「毎日仕事がつまらない」と感じるようになってしまうのです。
看護師として生き生きと働くために必要な4つの心構えを知っておきましょう。
- 仕事の目標を持っておく
- 信頼できる相談相手を作る
- プライベートも充実させる
- 初心を思い出す
しっかりと実践して、「つまらない」というネガティブな感情を吹き飛ばしましょう。
心構え1.仕事の目標を持っておく
仕事の目標を持っておきましょう。
なぜなら、目標を達成するために働くことで前向きになれるからです。
- 今月中には点滴を1人でもできるようになりたい
- 患者さんと自然にコミュニケーションを取れるようになりたい
- 毎日マニュアルを読み込んで、月に2つは指示なしで扱える医療器具を増やしたい
- 5年後には助産師として働きたい
このように、今までの経験によって立てる目標は変わります。
数年後の大きな目標と月単位で達成できる目標を決めておくと、自分の成長を肌で感じることができるでしょう。
短期間の小さな目標を達成できれば、「次も頑張ろう!」とやる気が湧いてきます。
しっかりと目標を立て、前向きに仕事に取り組みましょう。
心構え2.信頼できる相談相手を作る
信頼できる相談相手を作りましょう。
というのも、看護師に悩みは尽きないからです。
ひとりで悩みを抱えていいると、なかなか解決できずにネガティブになってしまいます。
そこで、いつでも相談できる人がいれば客観的な意見を貰えて、前向きになれるのです。
自分では思いつかなかった解決策が見つかるかもしれません。
できれば同僚や先輩など同じ職場や同じ看護師として働く人の方が、悩みに共感してもらえます。
家族や友達などあなたのことをよく知っている人を相談相手にするのも、解決策を出してもらいやすいのでおすすめです。
心構え3.プライベートも充実させる
仕事を充実させるためには、プライベートを充実させましょう。
なぜなら、仕事に対するモチベーションが上がりやすいからです。
たとえば、「次の休みには好きなアーティストのライブに行ける!」と思うと、仕事も頑張ろうと思えますよね。
そのため、友達や家族との付き合い、趣味の時間を大切にしましょう。
プライベートを充実させることで、今まで以上に仕事を頑張ろうと思えますよ。
心構え4.初心を思い出す
つい忘れてしまう初心を思い出しましょう。
なぜなら、本来自分が目指していたことを思い出してやる気に繋がるからです。
初心とは、看護師を目指すきっかけや理想の看護師像のことを指します。
看護師の仕事に慣れてキャリアを積み重ねていくうちに、どうしても慣れが出てくるものです。
本来であれば人を助けるための仕事のはずなのに、ルーティーンと化してしまいます。
定期的に初心を思い出すように以下のような工夫をしましょう。
- 手帳に看護師になったきっかけや理想の看護師像を書いておく
- 月初に目標を設定すると決め、一緒に初心も思い出す
このように、定期的に初心を思い出すことで前向きに仕事に取り組めるようになります。
4.どうしても仕事がつまらない!と思うなら3つの解決策を検討しよう
ここまで生き生きと働くの心構えについて確認しました。
しかし、どうしても仕事がつまらないと感じてしまうのであれば、以下の3つの解決策を検討してみましょう。
- 師長に相談する
- 転科を申し出る
- 異業種へ転職をする
順番に確認していきましょう。
解決策1.師長に相談する
思い切って師長に相談してみましょう。
師長であれば看護師としての経験が長いので、的確なアドバイスがもらえるからです。
もしかすると、あなたの仕事ぶりを見て「最近元気ないな」と気づいてくれているかもしれません。
正直にどのようなことがつまらないと感じているのかを打ち明け、希望があればどのように働きたいのかを伝えましょう。
ただし、人によっては相談をすることでマイナス評価をされる可能性があります。
師長に相談することができないのであれば、同僚や先輩に相談してみることから始めましょう。
解決策2.転科を申し出る
仕事自体が楽しくないと思うのであれば、転科を申し入れるのも手です。
同じ病院内であれば転職のような退職・入職の手続きが不要にもかかわらず、今までとは違う働き方ができます。
自分の望むスキルアップをするために転科をする看護師は多いです。
また、人間関係で悩んでいても転科すれば一緒に働く人が変わるので、心機一転して働くことができます。
ただし、転科をするときは必ずポジティブな理由を伝えましょう。
- 小児科で働いて子どもの命を助けたい
- 将来助産師になりたいから産婦人科で働きたい
このように自分のスキルアップやキャリアアップを理由にすると、イメージが良くなります。
解決策3.異業種へ転職をする
看護師の仕事自体に楽しさを見出せないのであれば、異業種へ転職をするのもアリです。
看護師の資格や経験を活かしたいのであれば、薬品会社や医療機器メーカで働くことをおすすめします。
なぜなら、フィールドナースと言って商品を医療機器へ売り込み、医師や看護師に対して研修を行う役職があるからです。
また、接客業や営業職であれば未経験でも採用されやすく、新しく挑戦することができます。
看護師の経験を直接活かすことはできませんが、自分の好きなことを仕事にできれば「つまらない」と感じることはなくなるはずです。
どのような仕事であれば、生き生きと働くことができるのかを考え、転職も視野に入れてみましょう。
まとめ
誰しも、看護師の仕事に「つまらない」と感じてしまうことはあるでしょう。
しかし、やりがいを持って仕事に臨めば、前向きに働くことができます。
それでも「つまらない」と感じるのであれば、師長に相談をしたり転科や転職を検討してみましょう。
今の憂鬱な気持ちから抜け出し、自分らしく明るく働ける場所を見つけてくださいね!