「看護師はもうやりたくない!」と思っていませんか?
やりたくないと思いながら看護師を続けてしまうのは、良くありません。
意欲が無いまま続けてしまうと、最悪の場合うつ病になってしまうことも。
今回は看護師をやりたくないと思ってしまう理由や解決策をご紹介します。
看護師として働き続けるべきかを考えるきっかけにして下さい。
目次
1.看護師やりたくないと思っているのはあなただけじゃない
もしかすると、「せっかく看護師になれたのに、もうやりたくないって思うって変?」と悩んでいるかもしれません。
しかし、あなた以外にも看護師やりたくないと思っている人は一定数います。
もう看護師やりたくない〜
— 新人看護師やめたい (@yametai55) August 11, 2020
看護師なんかやりたくない
ゆるふわ事務かお花屋さん、ケーキ屋さんになって毎日楽しく暮らせれば良かったのに
なんでよりによって看護師になったんだろう毎日辛い死にたい— なあちゃん (@igETGNnbvvMk9EZ) August 13, 2020
看護師4年半やったけど、なにもみにつかなかったな。なりたくなかったゴミクズ看護師になってしまった。。はずかしくて、看護師二度とやりたくないけど、多分またやる。
アセスメントも浅いし、心電図もほぼ読めない。何してきたんだーーー— いずみ@あと8ヶ月は看護師 (@miraism19920914) August 14, 2020
確かに、激務である看護師の仕事を「もうやりたくない」と思うことはあるでしょう。
実際、看護越しの資格を持っているにもかかわらず看護師として働いていない潜在看護師は70万人を超えています。(厚生労働省│看護職員の現状と推移)
もちろん潜在看護師の中には、育児や介護などの事情で仕事をやめざるを得ない事情を抱えている人もいます。
しかし、看護師の資格を持っていても別の仕事に就いている人もいるのです。
それほどまで「看護師をやりたくない」と思ってしまう理由について、次の章で確認しましょう。
2.看護師をやりたくないと思ってしまう5つの理由
看護師をやりたくないと思ってしまう理由は、主に5つあります。
- 人手不足で残業が多い
- プライベートを大切にできない
- 看護師の責任が重い
- 人間関係が悪い
- 激務なのに給料が低い
順番に確認していきましょう。
理由1.人手不足で残業が多い
人手不足で残業が多いことが原因で看護師をやりたくないと思ってしまいます。
なぜなら、体を休める暇がないからです。
朝出勤して夕方までのシフトであっても、忙しさのあまり21時・22時まで残業をすることも珍しくありません。
帰宅したらご飯を食べる気力もなく、そのまま就寝、起きたらすぐに仕事という生活を送る看護師もいます。
このように激務な日々を過ごしていると、「一度休みたい」「もう仕事をやりたくない」と思ってしまうのです。
理由2.プライベートを大切にできない
プライベートを大切にできないと感じて、看護師をやりたくないと感じてしまいます。
というのも、簡単に有給休暇を取ることができないからです。
たとえば、自分の子どもが病気にかかっても人手不足の医療現場へ出勤しなければなりません。
行きたいコンサートや演劇があってもなかなか休みの申請ができず、趣味の時間も取れないのです。
「みんな休めていない」と思うと、自分だけ休むことに引目を感じてしまうのでしょう。
また、夜勤があるとせっかく結婚したのに夫との生活リズムが合わなかったり、学生時代の友人との時間が作れなかったりします。
人の命を預かる責任ある仕事だからこそ、仕事優先で働いてしまう看護師は多いのです。
理由3.看護師の責任が重い
看護師の責任が重く、「もうやりたくない」と感じてしまう人もいます。
なぜなら、毎日命に接する業務なので精神的に追い詰められてしまうからです。
看護師は、「医療ミスを犯したらどうしよう」「命を救えないかもしれない」と、大きなプレッシャーを抱えながら仕事をしています。
特に、共感力が高いと、患者の病状悪化や命を落としてしまうことに耐えられない看護師もいるのです。
「命を助けたい」という思いが強すぎると、返って自分の不甲斐なさや力不足を感じてしまいます。
結果、「もう看護師の仕事から離れたい」と思うのです。
理由4.人間関係が悪い
職場の人間関係が悪ければ、仕事に行きたくないと思うでしょう。
どれだけやりがいのある仕事だと思っていても、一緒に働く同僚や上司との関係が悪ければ憂鬱な気持ちになります。
看護師の仕事は命を預かる責任の思い仕事だからこそ、ミスや効率の悪さに厳しくなりがちです。
また、同僚同士で陰口を叩いてしまう職場も少なくありません。
良好な人間関係が築けていなければ、看護師はやりたくないと思ってしまうのです。
理由5.激務なのに給料が低い
激務にも関わらず給料が低いと、「もう看護師はやりたくない」と思ってしまいます。
というのも、看護師の基本給は普通のサラリーマンと大差ありません。
もちろん、夜勤があれば夜勤手当てが付きますが、いくら残業をしてもサービス残業扱いになってしまう医療機関もあります。
本来であれば労働基準に違反です。
しかし、他の看護師が文句を言わず受け入れてしまっていると、上司や人事部に訴えることが難しいと感じてしまうでしょう。
「これだけ頑張っているのに、たったこれだけの給料?」と考えてしまうと、看護師をやりたくないと思ってしまうのは自然なことと言えます。
ここまで看護師をやりたくないと思ってしまう理由について確認しました。
もし、看護師をやりたくないと悩んでいるのであれば、次の章で解決策を確認しましょう。
3.看護師をやりたくないと思ったら実践すべき解決策
看護師をやりたくないと思ったら、以下の3つの解決策を実践しましょう。
- 思い切って休みを取ってみる
- 看護師長に相談する
- 異動をお願いする
ネガティブな感情から抜け出し、前向きに働くための一歩を踏み出してくださいい。
解決策1.思い切って休みを取ってみる
まずは、思い切って休みを取りましょう。
なぜなら、心と体をリフレッシュさせることで仕事にも前向きになれるからです。
1日自分の好きなことをしたり好きな人と過ごすことで、仕事を頑張る気力が出てきます。
もしかすると、「休みにくい職場だから言い出しにくい」と言う人もいるかもしれません。
しかし、ネガティブな感情のまま仕事をすると、ミスをしてしまう恐れがあります。
一度思い切って休みを取り、ポジティブな状態で仕事に向いましょう。
解決策2.看護師長に相談する
看護師長に、今の状況を相談してアドバイスをもらいましょう。
というのも、看護師長は看護師としての経験が長いため、同じように「もうやりたくない」と思ったことがあるはずだからです。
悩みを相談するときは、どのような理由でもうやりたくないと思っているのかを話しましょう。
場合によっては、苦手な人とのシフトをずらしたり、夜勤をなくしてくれたりするかもしれません。
しかし、看護師長の性格によっては「弱音を吐かないで」と言われることもあります。
性格を見極め、他の先輩看護師に相談することも検討しましょう。
解決策3.異動をお願いする
異動を願い出ることも検討しましょう。
なぜなら、違う病棟に異動すれば仕事が楽しいと思えるかもしれないからです。
人間関係に悩んでいた場合、新しい人間関係を築くことができます。
また、急性患者の少ない病棟であれば、夜勤や残業が減る可能性もあるのです。
ただし、異動を希望するのであれば、前向きな理由を伝えましょう。
なぜなら、転科したときの印象が良いからです。
「今後のキャリアにつなげたい」「昔から産婦人科で働くことに憧れていた」等、ポジティブな理由で転科希望を出しましょう。
4.看護師として働き続けるべきか見つめ直そう
なかなか「看護師をやめたい」という感情から抜き出せないなら、看護師として働き続けるべきかを見直してみましょう。
なぜなら、今後も看護師としてのキャリアを積み重ねる必要はないからです。
看護師の資格があるからと言って、ずっと看護師として働かなければならないわけではありません。
営業職や接客業であれば未経験でも、採用されやすいです。
しかし、せっかくなら看護師の資格が活かせる仕事に就きたいと考える人は多いでしょう。
たとえば、病院や診療所以外で働けば、今までと違う働き方ができるのでおすすめです。
幼稚園や保育園、福祉施設などであれば看護師の経験を活かしながらも、理想的な働き方ができるでしょう。
また、看護師のスキルアップとして、助産師や保健師の資格を取ることもおすすめです。
給料が上がったり、柔軟な働き方ができるようになるため、納得のいく仕事ができるでしょう。
「看護師はもうやりたくない!」と思ったのであれば、一度立ち止まって今後のキャリアを考えるきっかけにして下さい。
まとめ
「もう看護師はやりたくない」と思いながら仕事へ向かう看護師は意外と多いです。
もし、「やりたくない」と思ったら、以下のことを実践してみてください。
- 思い切って休みを取ってみる
- 看護師長に相談する
- 異動をお願いする
また、転職も検討することで、今の仕事とじっくり向き合う機会ができます。
今後看護師として働き続けるのかをゆっくり考え、自分らしく輝ける職場を見つけましょう。