看護師

良い印象を持ってもらえる看護師の長所と短所の伝え方について解説!

看護師が転職や就職活動をするとき、
就職先との面接はできるだけしたくないですよね。。。

例えば、面接でよく聞かれる質問のひとつに「あなたの長所・短所は?」という質問があります。

この質問、あなたはうまく答えられますか?

「正直苦手…」そんな方も多いと思います。

そこで今回は、

看護師としての長所や短所を、自信を持って回答することが苦手な人へ向けて

「面接における長所・短所の上手な答え方」を解説します!

良い印象を与えるおすすめの長所・短所も紹介しているので、次なる職場に行きたい看護師も必見。
「自分の長所・短所を知る方法」も紹介してあるので、最後まで読んで、面接の役に立ててくださいね。

では、面接のポイントについて紹介していきましょう!
 
 

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1.長所・短所は面接で重要なポイント

就職や転職の際に行われる面接は、採用におけるとても重要な判断材料となります。

なぜなら、面接を行うことで履歴書からは読み取れない、就職希望者の雰囲気や考え方、コミュニケーション能力などを知ることができるからです。

面接のときに、面接官は長所と短所を聞いてくる場合があります。

なぜ、面接官はこの質問をするのでしょうか?

それには、下記の理由があります。

  • 自己分析ができているかどうか
  • 自分の強みをアピールできるか
  • 短所を理解し、改善に努力しているか など

このように、面接官は質問を通して、就職希望者の詳しい情報を知ろうとしているのです。

そのため、就職・転職希望者は自分の長所と短所を適切に答えられるようにしておくと良いでしょう。

また、長所と短所は自分のアピールにも繋がる質問なので、他の就職希望者と差別化をはかれる重要な質問といえます。

以上のことから、自分の長所と短所をしっかりと理解しておくことは、就職・転職活動を成功させるために必要です。

では、長所と短所はどのように答えると良いのでしょうか?

次の項目で、長所と短所を答えるポイントを紹介します。

2.長所・短所を上手に答えるポイント

面接で看護師が長所・短所を上手に答えるポイント

面接において、長所・短所の質問がいかに重要であるかをお伝えしました。

この項目では、面接のときに良い印象を持ってもらえる上手な答え方を紹介します。

長所と短所を答えるときには、下記の3つのポイントを意識しましょう。

  1. 順序立てて話をする
  2. 長所を業務でどのように役立てられるか
  3. 短所をどのように対策できるか

ひとつひとつ確認していきます。

(1)順序立てて話をする

面接で答えるときには、順序立てて話をしましょう。

面接では受け答えの内容はもちろんのこと、受け答えの仕方も見られています

だらだらと筋道のない答え方をしてしまうと、話をまとめる能力がないと思われてしまいますし、内容も伝わりにくいです。

そのため、面接で答えるときには順序立てて話すことを意識してください。

具体的には、結論を先に伝えて、その後に理由を伝えると内容がわかりやすくなります。

(2)長所を業務でどのように役立てられるか

長所は、あなたの強みともいえる絶好のアピールポイントです。

あなたの長所が、業務でどのように役に立つか伝えましょう。

雇用側が就職希望者に求めているものは、会社の利益となる人材です。

つまり、長所を活かして会社の利益になる人材だと思ってもらえれば、良い印象を持ってもらえるでしょう。

ですので、長所を伝えるときには、具体的に業務でどのように役に立つのかを伝えることが大切です。

(3)短所をどのように対策できるか

短所を伝えることは、自分の弱みをさらけ出すようで気が引けてしまうかもしれません。

ですが、人間は誰でも短所を持っています。

重要なのは、その欠点ともいえる短所をどのように対策できるかです。

雇用側も短所を聞いている理由は、完璧な人材を求めているからではありません。

苦手なことや壁に当たったときに、どのように対策できる人なのかを知るために短所を聞いているのです。

そのため、短所を伝えるときにはただ短所を伝えるだけではなく、必ず対策の仕方も伝えましょう

このように、長所と短所を答えるときには3つのポイントを踏まえることが重要です。

では、このポイントを踏まえたらどんな長所や短所を答えても良いのか、というと、そういったわけではありません。

就職・転職活動では、避けるべき長所と短所があります。

次の項目で、詳しく見ていきましょう。

3.避けるべき看護師の長所・短所の答え方

長所と短所の上手な答え方を見てきましたが、答え方に気をつければ内容はなんでも良いわけではありません。

就職・転職のときには避けるべき、長所と短所があることを知っておきましょう。

具体的には、下記の3つです。

  1. 嘘の長所・短所を答える
  2. 看護に関係のない長所や短所
  3. 仕事に悪影響がある短所

それぞれ詳しく見ていきましょう。

(1)嘘の長所・短所を答える

良い印象を持ってもらいたいからといって、嘘の長所や短所を答えるのは良くありません。

なぜなら、嘘の長所や短所を言ったところで、所詮嘘なので面接の最中にボロが出てしまう可能性があります。

万が一、無事に面接でボロが出ずに通過しても、実際に働いてから嘘だと判明してしまうかもしれません。

もし、嘘だとわかれば、あなたの信頼性に問題があると思われて、働きにくくなってしまいます

そのため、嘘をついて長所と短所を答えることはやめましょう。

(2)看護に関係のない長所や短所

長所や短所を答えるときには、看護に関係のある内容を答えましょう。

なぜなら、看護と全く関係がない長所や短所を言われても、あなたが役に立つ人材かどうかの判断が難しいからです。

例えば、看護の職場なのにスポーツや料理が得意などと言われても、仕事で役に立つかどうかが判断できません。

そのため、必ず看護業務に活かせる長所や短所を答えるようにしてください。

(3)仕事に悪影響がある短所

たとえ本当のことだとしても、仕事に悪影響がある短所を答えるのは避けるべきです。

仕事に悪影響のある短所を答えると、面接官に悪い印象を与えてしまいます。

具体的には、時間にルーズや注意力が乏しいといった短所は仕事をする上で、悪影響だと思われるので、避けた方が良いでしょう。

もし、どうしてもこれらの短所を伝えたいという場合には、きちんと対策も伝えてください。

このように、長所や短所を伝えるときには避けるべき答え方もあります。

ここで紹介した長所と短所は避けて、上手に自己アピールに繋げられるようにしましょう。

次の項目では、良い印象を与える看護師の長所を紹介します。

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4.良い印象を与える看護師の長所

面接で良い印象の看護師の長所

面接の際に避けるべき長所と短所は、お分かりいただけたでしょうか。

この項目では、良い印象を与える看護師の長所について紹介します。

それは、下記の3つです。

  1. 行動力・実行力
  2. 探究心
  3. 協調性

それぞれの長所について、なぜ良い印象を与えるのか詳しく見ていきましょう。

長所1.行動力・実行力

1つ目の長所は、行動力・実行力です。

看護の現場では、それぞれがやるべきことを理解して、実行できるかが重要となってきます。

そのため、行動力や実行力があることは率先して仕事に取り組んでくれるというアピールポイントになるでしょう。

この長所を述べるときには、証明する事例も伝えると説得力が高まります

例えば、院内の委員会を立ち上げた経験や病棟レクリエーションを主導して開催した経験などがあると良いでしょう。

また、転職先が新しい領域の職場であれば、転職自体を実際に行動力がある証拠として伝えることもできます。

長所2.探究心

2つ目の長所は、探究心です。

医療の世界は日進月歩で、新しい知識や技術が更新されていきます。

そのため、日々学び続ける探究心は良い看護師に必須といえるでしょう。

探究心を証拠づける例としては、過去に専門資格を取得していれば、資格取得のことを伝えると良いです。

また、現在興味がある分野などがあり勉強していれば、それを伝えましょう。

理想としては、あなたが興味のある分野が、転職先で発揮できるものだとより良いアピールになります。

長所3.協調性

3つ目の長所は、協調性です。

医療現場は看護師をはじめ、医師、介護士、リハビリ職、栄養士、薬剤師などチームで治療を行います。

ですので、チームが円滑に動くために、協調性がある人材が求められるのです。

協調性があることを証明するためには、下記のようなエピソードを伝えると良いでしょう。

  • リハビリと連携:病棟で歩行訓練、トイレ誘導
  • 栄養士と連携:食事介助や食事の好みの確認、喫食率の報告 など

現代の医療はチームで治療を行うケースが、当たり前になってきています。

そのため、協調性がある人はチームに求められる人材といえるでしょう。

以上が、良い印象を与える看護師の長所です。

この他にも、看護師の仕事に役立てる長所はたくさんあります。

自分の長所を思い浮かべて、それが看護師の仕事に活かせると感じたら、面接で伝えられるように準備しておきましょう。

続いて、弱みを強みにカバーできる看護師の短所について紹介します。

5.弱みを強みにカバーできる看護師の短所

長所は自身の強みであるため、自己アピールへと繋げやすいです。

しかし、短所はそのまま伝えるだけでは、面接官にはただの弱みとしか受け取ってもらえません。

そこで、ここでは弱みを強みにカバーできる短所を紹介します。

弱みを強みへ変えられる看護師の短所は、下記の3つです。

  1. 丁寧すぎる
  2. 人見知り
  3. 没頭しやすい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

短所1.丁寧過ぎる

1つ目に紹介する短所は、丁寧過ぎることです。

丁寧過ぎるということは、ひとつひとつの仕事に時間がかかってしまうという弱みがあります。

しかし、仕事に丁寧に取り組んでいるので、ミスや見落としが少ないという強みを伝えることが可能です。

また、仕事が丁寧過ぎることへの対策として、毎日ToDoリストを作成して仕事の優先度を明確にする、といった対策を伝えると良いでしょう。

短所2.人見知り

2つ目に紹介する短所は、人見知りです。

看護の仕事は基本的に対人の仕事なので、打ち解けるまで時間がかかる人見知りは短所となります。

人見知りの人は、打ち解けるまでに時間がかかるが、打ち解けてしまえば良好な関係性を作ることが得意と伝えると悪い印象を与えません。

また、人見知りを改善する努力を示しておくと、苦手なことにも取り組んでいると判断されるので良いでしょう。

具体例としては、コミュニケーション関係のセミナーに通っているや対人関係の書籍を読んでいる、などがあります。

短所3.没頭しやすい

3つ目に紹介する短所は、没頭しやすいことです。

没頭しやすいということは、ひとつの物事に集中すると周りが見えなくなってしまうといった弱みを意味します。

ですが、反対にいえば集中力があるので、最後までやり遂げられるという強みに言い換えられるでしょう。

対策としては、周りが見えなくなってしまわないように、自分ひとりで抱え込まず、チームや同僚で共有する対策法があります。

このように、短所は弱みを伝えるだけではなく、上手に言い換えることで強みとしてアピールできる質問です。

本項目で紹介した短所以外にも、自分の性格に合わせて弱みを強みに言い換えられる短所もあるので、ぜひ考えてみてください。

ここまで、どんな長所と短所を答えれば良いのか紹介してきました。

しかし、自分にはどんな長所や短所があるのかわからない…という人もいるかと思います。

そんな人は、次に紹介する長所・短所を知る方法を見て、調べてみましょう。

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6.自分の長所・短所を知る方法

長所や短所の伝え方を見てきましたが、自分の長所や短所を把握していない人もいるかと思います。

そこで、本項目では自分の長所・短所を知る方法を見ていきましょう。

下記の3つがあります。

  1. 人に聞く
  2. ストレングスファインダー
  3. ビッグファイブ

それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

(1)人に聞く

人は思っているよりも、自分のことを理解できていません。

自分では利点だと思っていることが、他人から見たら全く利点ではなかったということもあります。

また、自分では全然気づくことのなかった意外なことが長所や短所として見られていることもあるでしょう。

ですので、長所や短所を知るときには人に聞いてみると良いです。

職場上の長所や短所を知りたいなら、あなたのことを良く知る同僚や上司に聞いてみてください。

転職時にアピールできるポイントを言ってくれるかもしれません。

自分で長所や短所がまだわからないという人は、誰かに聞いてみる方法がおすすめです。

※「Who knows what about a person? The Self-Other Knowledge Asymmetry (SOKA) Model

(2)ストレングスファインダー

自分の強みや才能を知る方法として、才能診断テストを受けてみるのもひとつの方法でしょう。

数多くある才能診断テストの中でも、おすすめがストレングスファインダーといえます。

ストレングスファインダーは、アメリカの企業であるGALLUP社が開発した才能診断テストです。

177の質問に回答することで、34個ある様々な資質の中から、特にあなたに当てはまる5つの資質を診断することができます。

34の資質はコミュニケーションや調和性、目標思考、責任感など様々です。

これらの資質の中から、あなたの隠れた才能が導き出されます。

そのため、ストレングスファインダーで導き出された才能を長所として面接で伝えるのも良いでしょう。

※GALLUP社「クリフトンストレングス

(3)ビッグファイブ

自分の長所や短所を知るときに、根拠が欲しいという人もいるかもしれません。

そんな人におすすめなのが、ビッグファイブという診断方法です。

心理学に基づくパーソナリティ(性格)を診断します。

診断でわかるのは、5つのパーソナリティです。

  1. 協調性
  2. 誠実性
  3. 開放性
  4. 外向性
  5. 神経症傾向

この診断方法は、心理学をはじめとした研究で使用されることも多いため、長所や短所を知るときの根拠が欲しいという人におすすめでしょう。

ビッグファイブは数々の研究でも使用されているため、科学的に信憑性が高い診断と言われています。

この診断をやってみたいと思った人はいませんか?

ビッグファイブを受けられる公的な機関の診断サイトは、残念ながらありません。

しかし、インターネット上には心理学に精通した人が作っているビッグファイブを見つけられます。

ぜひ一度「ビッグファイブ」と検索してみてください。

自分の使いやすい診断サイトを探して、ビッグファイブを受けてみると良いでしょう。

以上が、自分の長所・短所を知る方法です。

自分ひとりで考えてみても思いつかないときには、人に聞いてみたり、紹介したツールを使用したりして、探してみてください。

では最後に、転職先が看護師に求めているものについて紹介します。

7.転職先が看護師に求めているものは?

自分の長所や短所を知る方法をお伝えしてきましたが、結局のところ転職先は、看護師に何を求めているのでしょうか?

ここでは、転職先が看護師に求めているものを紹介します。

平成27年転職者実態調査の概況」によると転職者の採用理由で多い回答は、下記の2つです。

  1. 経験を活かし即戦力になるから(64.8%)
  2. 専門知識・能力があるから(55%)

つまり、職場にとって即戦力となる人材が求められています。

そのため、長所・短所を聞かれたときには、この点を踏まえた回答をできるようにしておくと良い印象を持ってもらえるでしょう。

雇用側は職場に貢献できる人材を求めているのです。

大前提としてその点を理解して面接に臨むと、就職・転職に成功する確率が上がるでしょう。

まとめ

今回は、看護師の長所と短所の伝え方について紹介しました。

就職・転職活動では面接はほとんど欠かせないものであり、長所・短所はよく質問されます。

長所・短所は、自分を知ってもらうための絶好のアピールポイントになるでしょう。

今回紹介した内容を理解して、自信を持って長所と短所を伝えられるようになってもらえれば幸いです。

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