看護師

他職種でも看護師経験が活かせる転職先6選!成功するコツまで紹介

看護師の仕事が辛くて、「他の職種に転職したいけどできるの?」とお考えですね。

実は、看護師経験を活かせる他職種の転職先はたくさんあります

今回は、看護師からの転職先としておすすめの他職種を7つご紹介!

転職を成功させるためのコツも説明しているので参考にしてください。

自分に合う職種を見つけ、今悩んでいることを解決しましょう

1.結論!看護師から他の職種に転職は可能

結論から言うと、看護師から他の職種に転職することは可能です。

看護師の資格や経験を生かして転職することで、大きくキャリアアップに繋がります。

そもそも、日本看護協会が調査した『2019年病院看護実態調査』の結果によると看護師の離職率は10.7%にものぼります。

さらに、既卒採用者の離職率は17.7%です。

それほど看護師の仕事は激務であり、精神的にも負担が大きいと言えます。

もし、以下の項目に当てはまるのであれば、他職種に転職することを検討してみましょう。

  • 看護の仕事にやりがいを感じない
  • 患者の健康や命にかかわると思うと精神的にプレッシャーを感じる
  • 夜勤や残業が多くてプライベートと両立できない
  • 新しい仕事に挑戦してみたい

このような人は、次の章で紹介する他職種への転職が向いているかもしれません。

詳しく確認していきましょう。

2.看護師が転職できる他職種6選

看護師から転職できる職種

看護師の資格や経験があることで、有利に転職できる職種はたくさんあります。

看護師の資格や経験が活かせる他職種は、以下の6つです。

  1. 保健師
  2. 助産師
  3. 臨床開発モニター
  4. 治験コーディネーター
  5. 医療器具・薬品会社の営業
  6. 介護士

職種によっては、新しい資格を取る必要があります。

しかし、看護師経験があれば他の人よりも有利に取得でき、採用もされやすいものばかりです。

それぞれどのような仕事なのかを見ていきましょう。

他職種1.保健師

保健師とは、患者の生活面を指導・サポートすることで病気を未然に防ぐ専門職です。

保健師の国家資格を得るために看護師の資格が必要なため、看護師のステップアップとして保健師になる人もいます。

看護師と違って、保健師は直接患者に治療することはありません。

夜勤なしで患者の健康をサポートすることにやりがいを感じる人におすすめです。

保健師の職場の選択肢は、病院やクリニック、保健所、企業、学校などと多くあります。

保健師の年収の平均は、400万円程度です。

夜勤がない分、手当てが少なくなる傾向にあります。

ただし、保健師の国家資格を取るには、1年間保健師養成学校に通わなければなりません。

働きながら資格取得を目指すなら、夜間コースに通うことをおすすめします。

他職種2.助産師

助産師とは、正常分娩ができるかを判断をし、出産サポートや妊婦・新生児の健康指導を行う専門職です。

看護師の免許を持っていなければ助産師にはなれないため、看護師のステップアップとして助産師になる人もいます。

看護師のままでは、出産のサポートや新生児の取り上げはできません。

あくまでも看護師は医者や助産師のサポートを行う立場ですが、助産師であれば独立を目指すこともできます。

産婦人科で看護師として働く中で「もっと妊婦さんに寄り添ったサポートをしたい」と思うのであれば、おすすめの仕事です。

助産師の平均年収は、500万円程度です。

さらに、お産に昼も夜も関係ないため、夜勤手当が付きます。

ただし、助産師になるためには、助産師教育機関で学び国家試験に合格しなければなりません。

働きながら資格取得を目指すなら、夜間に看護師の仕事をしながら昼間学校に通うことになります。

他職種3.臨床開発モニター

臨床開発モニターとは、治験の管理やモニタリング、スケジューリングを行う人のことです。

主にデータの収集や進捗状況の管理を行うため、臨床開発モニターには看護師の資格は必要ありません。

しかし、新薬を投与したりデータ収集をする仕事は看護師が患者に投薬したりカルテに情報を書き込む仕事に似ているのです。

また、医師とのコミュニケーションも多く、元看護師にとっては働きやすいと感じるでしょう。

新薬の開発に携わりたい人や、平日出勤の仕事に付きたい人ならおすすめの職種と言えます。

臨床開発モニターの平均年収は、400万程度です。

しかし、能力や勤務年数によっては年収1,000万円を超えるので、病院看護師もよりも高い収入が狙える職種と言えます。

他職種4.治験コーディネーター

治験コーディネーターは、治験を行う医師・患者に対して臨床面からサポートをする人のことです。

治験中、医師の指示を受けながら治験内容の説明や患者のケアを行います。

治験中は看護師と同じような働き方になるため、働きやすいと感じるかもしれません。

実際、看護師の資格を持つ人を治験コーディネーターとして採用したいと考える製薬会社は多いです。

病棟と違って治験期間中の長期間、患者と向き合うことができます。

患者とじっくり関わりたい人や新しい薬の誕生を目の当たりにしたい人におすすめの職種です。

治験コーディネーターの年収は、330万円〜430万円程度となっています。

看護師と比べると夜勤がない分低くなってしまいますが、一般企業と比べると高めです。

看護師のスキルを生かしながらも、平日出勤・残業なしを求めるなら一度検討してみましょう。

他職種5.医療器具・薬品会社の営業

看護師スキルがあれば、医療機器メーカーや製薬会社の営業職に就くことが可能です。

クリニカルスペシャリストやフィールドナースと呼ばれることもあります。

仕事内容は、医療機器のプレゼンテーションや製品の導入、使い方の指導などです。

クリニカルスペシャリストやフィールドナースは、看護師の資格を持っていなければなることができません。

そのため、看護師の資格や経験を十分に活かすことができるのです。

民間社員として働くため、土日が休みで残業が少ない会社で働くこともできます。

クリニカルスペシャリストやフィールドナースの平均年収は、600万円〜800万円程度です。

営業成績をあげれば勤務年数に関わらず昇給しやすいため、結果を評価してもらいたい人には達成感のある仕事と言えます。

医療機器・薬品の分野から人の命を守りたい人におすすめの職種です。

他職種6.介護士

介護士とは、介護施設や要介護者の自宅にて身体介護や日常サポートを行う専門職です。

医療ケアを行う看護師と違って、命に関わる処置を行うことはありません。

介護の現場では日常生活を快適に送ることを目的としているため、アットホームな雰囲気で働くことができます。

そのため、高齢者と接することが好きな人や命に関わる業務が少なく、精神的プレッシャーの小さい職場で働きたい人におすすめです。

もちろん、患者との接し方は看護師の経験を活かすことができるでしょう。

介護士の平均年収は、280万円〜400万程度です。

夜勤や残業がほとんどないため、これくらいの平均年収となっています。

介護士と働くためには、少なくとも介護職員初任者研修の資格が必要です。

介護職員初任者研修は3ヶ月程度で取得できます。

その後、実務者研修、介護福祉士、認定介護福祉士と上位資格を目指す人も多いです。

3.職場が変われば看護師としても生き生き働ける!おすすめの転職先5選

看護師におすすめの転職先

ここまで、看護師の資格や経験が活かせる他職種についてみてきました。

「看護師=病院・クリニック」と考えている人も多いでしょう。

しかし、看護師は病院やクリニック以外の職場からの需要も高いです。

以下のような職場の看護師の求人はたくさんあります。

  1. 介護施設
  2. 幼稚園・保育園
  3. 訪問看護ステーション
  4. クリニック・診療所
  5. 美容クリニック

以上の5つの職場であれば、看護師として働き続けることができます

それぞれの仕事内容や、病院・クリニックでの働き方との違いを見ていきましょう。

転職先1.介護施設

介護施設には、看護師の配置が義務付けられています。

バイタルチェックや投薬管理に加えて、介護士と一緒に日常生活のサポートを行うことが主な仕事です。

医師や介護士、栄養士、作業療法士などの専門家と連携しながら、利用者が快適に過ごせるようサポートを行います。

ショートステイや介護老人保健施設、有料老人ホームなど、介護施設といっても様々な施設がありますが、基本的に行う業務は同じです。

病院と比べると、介護施設は命に関わる医療ケアが少なく精神的負担なく働けます。

利用者の健康で快適な生活を送ってもらうことが目的なため、アットホームな雰囲気で働けるのも特徴です。

また、パートで働く看護師も多いため、自分のライフスタイルに合わせた働きができます。

高齢者とのコミュニケーションに自信のある人や、和やかな雰囲気の中働きたい人におすすめの職場です。

介護施設で働く看護師の平均年収は、400万円〜550万円となっています。

残業や夜勤が少ないため手当ても低くなり、病院勤務時と比べると数十万円低くなってしまうのです。

勤務する介護施設によって基本給や働き方も異なるため、事前に条件をしっかり確認しておきましょう。

転職先2.幼稚園・保育園

幼稚園や保育園でも、看護師の配置が義務付けられています。

幼児の健康管理や園内の衛生状態を確保することが、主な仕事内容です。

たとえば、体調不良を訴える子や怪我の子の面倒をみたり、うがい・手洗いの指導などを行います。

また、保護者向けの保健だよりの作成や、園内に掲示する感染症などの注意喚起ポスターを作成することも看護師に任されるケースが多いです。

幼稚園・保育園では土日が休みで夜勤もないため、カレンダー通りの働き方ができます。

病院と比べると、生死に関わる緊迫感もなく和やかに勤務することができるでしょう。

子ども好きの人やプライベートと両立したい人におすすめの職場です。

幼稚園・保育園で働く看護師の平均年収は、300万円〜400万円となっています。

残業や夜勤がないため、手当が少なくなってしまうことを覚えておきましょう。

転職先3.訪問看護ステーション

訪問看護ステーションとは、訪問看護サービスを行う事業所です。

訪問看護師として働くと、訪問看護ステーションを拠点に患者の家まで行って医療ケアや日常生活の支援を行います。

一度の訪問は、60分〜120分程度なのでじっくりと患者や家族と向き合った医療ケアができるのです。

訪問看護ステーションであれば、夜勤や残業がないため自分の生活リズムい合わせた働き方ができます。

また、急性期患者もいないため、病院と比べるとゆっくりと自分のペースを保ちながら働けるのです。

地域医療や介護スキルを身につけたい人や、じっくり1人の患者と向き合った医療ケアを提供したい人におすすめと言えます。

ちなみに訪問看護ステーションで働く看護師の平均年収は、450万円〜600万です。

夜勤や緊急対応がないにも関わらず、病院勤務と同程度の収入を得ることができます。

転職先4.クリニック・診療所

クリニック・診療所では、外来診療のサポートが主な仕事です。

規模によっては、受付・電話対応・掃除・洗濯も看護師が担当します。

基本的には日勤で働けるクリニック・診療所が多いです。

また、スタッフ数が少ない分アットホームな雰囲気で働けます。

病院と比べると小規模な職場になるため、患者との距離感も近いです。

ですので、仕事とプライベートを両立させたい人や和やかな雰囲気の中医療ケアを行いたい人におすすめの職場と言えます。

クリニック・診療所で働く看護師の平均年収は、380万円〜400万円です。

残業や夜勤が少ない分、手当ても少なくなります。

転職先5.美容クリニック

美容クリニック(美容外科)にも、看護師のニーズはあります。

診察・診療のサポートや美顔器・脱毛器などの機器操作、手術のサポートなどが主な仕事内容です。

病院とは違う仕事内容に初めは戸惑うかもしれません。

しかし、病院での看護師業務をこなせていれば問題なく業務を行えます。

また、ほとんどの美容クリニックが完全予約制なので急な患者の受け入れがなく、残業が少ないです。

そのため、勤務先の美容クリニックの診察時間がそのまま勤務時間となり、夜勤もありません。

美容に興味のある人やワークライフバランスを充実させたい人におすすめの職場と言えます。

美容クリニックで働く看護師の平均年収は、400万円〜800万円です。

美容外科の診療は保健外適用の自由診療なので、治療費が高くなり看護師の給与も高くなります。

美容クリニックの需要は高まっているため、美容外科のスキルアップをするのも良い選択と言えるでしょう。

4.理想の仕事に転職するために押さえておきたいポイント

看護師が転職する前に押さえておきたいポイント

ここまで看護師の資格や経験が活かせる転職先を紹介してきました。

転職先の選択肢はさまざまですが、「今の職場から転職したい!」と考えているのであれば以下の4つのポイントを知っておくべきです。

  1. 自分のやりがいを明確にする
  2. 優先したい条件を決める
  3. 円満退社できるようにスケジュールを立てる
  4. 求人サイトを見てみる

これらは、転職先を決める前に行っておきたいことばかりです。

詳しく確認していきましょう。

ポイント1.自分のやりがいを明確にする

転職を決めてしまう前に、自分のやりがいを明確にしましょう。

たとえば、「患者と直接触れ合うこと」にやりがいを感じているのか「裏方でも人々の健康をサポートすること」にやりがいを感じているのかによって就くべき仕事は変わるからです。

もし、患者と直接触れ合うことでやりがいを感じるのであれば、看護師・保健師・助産師・介護士なら生き生き働けるでしょう。

逆に、裏方でも人々の健康をサポートすることにやりがいを感じている人は、治験コーディネーターや医療器具・薬品会社の営業がおすすめです。

このように、自分のやりがいが何なのかによって転職先の候補は変わります。

看護師の仕事を通して、どんな時に達成感を感じるのかをじっくり考えてみましょう。

ポイント2.優先したい条件を決める

転職した時に、どんな条件を優先したいのかを明確にしておきましょう

なぜなら、あなたが希望する全ての条件に合った職場を探すことはとても難しいからです。

たとえば、夜勤のない職場と夜勤のある職場を比べると夜勤のある職場の給与が高くて当然でしょう。

たとえば、以下のような項目を上げて考えてみて下さい。

  • 仕事内容
  • 給与や賞与、通勤や住宅手当てなどの待遇条件
  • 残業・夜勤の有無や有給の取りやすさ
  • 勤務地
  • 社風や人間関係

絶対に譲れないと思える条件を明確にし、ぶれない転職活動をしなければなりません

ポイント3.円満退社できるようにスケジュールを立てる

円満退社できるようにスケジュールを立てましょう。

なぜなら、唐突に辞められると同僚に迷惑をかけてしまうからです。

今までに辞めていった人を参考に、どれくらいの時間があれば引継ぎができるのかを考えてみてください。

職場によっては、「3月末だと辞めやすい」と辞めやすい時期があるかもしれません。

退職することを伝えるのは転職先が決まってからでも問題ありません。

しかし、引継ぎや有給消化のことを考えると転職したい時期から逆算して転職活動を始めることをおすすめします。

余裕を持ったスケジュールを提示することで、円満に退社できますよ!

ポイント4.求人サイトを見てみる

転職先を決める前に、求人サイトをしっかり確認しましょう。

求人サイトを見ることで今まで縁のなかった他職種の求人情報をたくさん確認できるからです。

給与などの待遇や必要なスキル、福利厚生を見ることで「本当にこの職種で働きたいか?」と自問してみましょう。

たとえば、マイナビ看護師であれば看護師におすすめの他職種の求人情報が2020年8月現在で1,650件以上掲載されています。

2020年8月時点で、「企業求人特集」「美容クリニック求人特集」「夜勤なし求人特集」など、さまざまな求人特集が組まれていることが確認できました。

自分の気になる特集を見るもの良いですし、職種をフリーワードで検索することもできます。

「なんとなく転職を考えている」という人でも、まずは求人サイトでどんな求人情報が掲載されているのか見てみましょう。

まとめ

看護師経験を活かせる他職種の転職先はたくさんあります

看護師の資格があるからと言って、看護師に関する仕事をしなければならないわけではありません。

しかし、できるだけ今までの経験が活きる職場を選ぶ方が覚えることも少なく、「働きやすい」と感じるはずです。

以下のような看護師の経験が活かせる他職種の転職先を選ぶことをおすすめします。

  1. 保健師
  2. 助産師
  3. 臨床開発モニター
  4. 治験コーディネーター
  5. 医療器具・薬品会社の営業
  6. 訪問看護師
  7. 介護士

転職活動をしていくと、意外にも「今の職場が合ってるかもしれない」と思う人もいます。

自分のキャリアを見つめ直すためにも、一度求人サイトを見てみましょう