「看護師転職サイトってデメリットは1つもないの?」と気になっていますね。
残念ながら、アドバイザーとの相性によってはデメリットがでてきてしまうこともあります。
看護師転職サイトを利用するのであれば、事前にデメリットや対処法を知っておくべきです。
今回は、看護師転職サイトを利用するデメリットや対処法、他の転職サービスとの比較をしていきます。
また、おすすめの転職サイトもご紹介しているので参考にしてください。
不安をなくした状態で看護師転職サイトを利用し、素敵な転職先を見つけましょう。
目次
1.看護師転職サイトを利用で発生する3つのデメリット

看護師転職サイトを利用することで発生するデメリットは、以下の3つです。
- 自分に合う転職先を紹介してくれない
- 強引に転職を進めようとされる
- 適切なアドバイスがもらえない
デメリットを知っておくことで、「使わなければよかった!」と後悔することが減ります。
順番に見ていきましょう。
デメリット1.自分に合う転職先を紹介してくれない
自分に合う転職先を紹介してもらえない場合があります。
転職サイトに登録すると必ず専任でキャリアアドバイザーがつきますが、思い通りの求人を紹介してくれないことがあるのです。
通常であれば、カウンセリングで具体的な希望条件を伝え、その条件に合う求人を紹介してもらえます。
しかし、中には条件に合わない年収の仕事や希望と違う科を紹介されることもあるのです。
経験の浅いキャリアアドバイザーに当たってしまうと、このように的外れな提案をされてしまいます。
デメリット2.強引に転職を進めようとされる
キャリアアドバイザーから電話やメールがひっきりなしに届き、強引に転職を進めようとされることもあります。
「気になる求人情報はありましたか?」「1つくらい応募してみましょう!」など頻繁に連絡があると、急かされるように感じるでしょう。
自分のペースでゆっくり転職活動をしたい人には、「ゆっくり考える時間が欲しい」と感じることもあるかもしれません。
転職を急いでいる人には転職活動の後押しとなるので、順調に転職活動ができたと感じます。
しかし、転職をふんわり考えている程度の人は最初に「年内に転職するつもりはない」など転職時期を伝えておくことが大切です。
デメリット3.適切なアドバイスがもらえない
キャリアアドバイザーの言うアドバイスが適切ではないこともあります。
看護師のキャリアアドバイザーとしての経験が浅いと、看護師のことをあまり理解してもらえません。
年齢層が高い人であっても、総合職やエンジニアなどの転職サポートをしていた人が異動で看護師のキャリアアドバイザーをしているケースもあります。
カウンセリングで相談してみると「看護師のことあまり理解してないな」っと感じることもあるかもしれません。
ありきたりな回答や薄い医療機関情報ばかりなのであれば、経験値の低いキャリアアドバイザーです。
そのキャリアアドバイザーからは有意義な情報はもらえないと覚悟しましょう。
2.看護師転職サイトで発生するデメリットは仕組みが原因
「看護師転職サイトでこんなデメリットがあるなら、登録する意味がない」と思う人もいるかも知れません。
しかし、デメリットが発生してしまう原因を知れば「仕方のないこと」と思うでしょう。
というのも、転職サイトの利用によって発生するデメリットの原因は転職サイトの仕組みにあるからです。
転職サイトでは、休職者からサービス料を受け取ることはありません。
代わりに採用募集をしている医療機関などから、紹介手数料を受け取っているのです。
そのため、転職サイトは看護師を転職させるほど多くの利益が発生する仕組みとなっています。
なので、強引に面接を受けさせようとして業績を上げようとするキャリアアドバイザーが一定数いるのです。
また、キャリアアドバイザーが全員経験豊富かと言うと、そうではありません。
新卒でもキャリアアドバイザーとして働いていますし、他の部署から移動してきた人もいます。
こうした人に当たってしまうと、有益な情報や寄り添ったアドバイスがもらえないのです。
しかし、すべてのキャリアアドバイザーが悪いとは限りません。
むしろ、真剣に看護師と向き合って次の転職先を見つけてくれるキャリアアドバイザーがほとんどです。
優秀なキャリアアドバイザーに当たると、全くデメリットは感じないでしょう。
3.転職サイトは使わない方が良い?他のサービスと比較しよう

転職サイトのデメリットを見ていると「使わない方が良いのでは?」と思う人もいるでしょう。
そこで、看護師が転職するときに利用できる3つのサービスを比較してみました。
- 転職サイト
- ハローワーク
- eナースセンター
転職サイトと他のサービスを比較することで、自分がどのサービスを利用すべきか判断できます。
どのような違いがあるのか確認していきましょう。
サービス1.転職サイト
転職サイトとは、転職エージェントがキャリアアドバイザーやコンサルタントとして看護師の転職をサポートしてくれるサービスです。
WEB上で求人検索することはもちろん、あなたに合う求人情報を紹介してくれます。
ほかにも、カウンセリングをしたり面接対策・書類添削、条件交渉などもしてくれるのです。
看護師向けの転職サイトを利用すれば、看護師のシフトを理解しているため土日や夜間でも電話で相談することができます。
自分の好きなタイミングで転職活動をしたい人やどうやって転職活動をすべきか分からない人におすすめのサービスです。
サービス2.ハローワーク
ハローワークとは、国が運営する職業紹介事業のことです。
地域密着型なので、地元の小さな診療所やクリニックの求人情報まで知ることができます。
一方でハローワークのパソコンを使えば全国の求人情報を見ることが可能です。
必要であれば、相談員から求人紹介を受けたり転職の相談をすることもできます。
しかし、国が運営する事業であるため平日の8時30分〜17時15分までしか空いていません。
一度仕事を辞めている人や小さなクリニックなどで働きたい人におすすめのサービスです。
サービス3.eナースセンター
eナースセンターとは、都道府県ごとの看護協会が行う看護師に特化した職業紹介事業です。
看護師経験者が相談員として、あなたのキャリアのアドバイスをしてくれます。
求人を出す医療機関も無料で利用できるので、小さな診療所やクリニックの求人を見つけやすいです。
ただし、相談は平日の日中のみの対応となっています。
再就業支援研修を行っているので、数年のブランクのある人におすすめです。
ここまで読むと、デメリットさえなければ転職サイトが一番看護師にとって使いやすいサービスであることが分かります。
次の章でデメリットの対処法を確認していきましょう。
4.看護師転職サイトのデメリットの対処法

看護師転職サイトのデメリットを対処するには、2つの方法があります。
- 複数の転職サイトに登録する
- 違和感を感じたらすぐに担当を変えてもらう
デメリットを対処すれば、転職サイトをうまく活用してより良い転職先を見つけられます。
順番に確認していきましょう。
対処法1.複数の転職サイトに登録する
転職活動を始めるときに、2〜3個の転職サイトに登録しておきましょう。
そうすると、それぞれに担当者がついてくれるのでサービスの質を比較できます。
キャリアアドバイザーの質が良い方に求人紹介をしてもらったりアドバイスに乗ってもらったりできるのです。
全ての担当者が良ければ求人の選択肢の幅が広がりますし、良くない担当者がいたら簡単に無視できます。
最初から複数のサイトに登録しておくことで、キャリアアドバイザーによってペースダウンすることなく転職活動を進められるのです。
対処法2.違和感を感じたらすぐに担当を変えてもらう
カウンセリングを受けて違和感を感じたら、すぐに担当を変えてもらいましょう。
なぜなら、その担当者と話をしても意見が通りにくいからです。
意外と「ちょっと合わないな」という勘は当たります。
「まだ少ししか話していないから」と遠慮する必要はありません。
希望と違う求人紹介を受けたり、しつこく連絡がきたりするなら、あなたのことよりも自分の業績に意識が向いていると言えます。
同じ転職サイトでも親身になってくれるキャリアアドバイザーがほとんどです。
アドバイザーを変更してもらい、親身なサポートを受けましょう。
5.デメリットを対処できれば看護師転職サイトは良いことづくし!

転職サイトのデメリットを対処できれば、転職サイトには良いことがたくさんあります。
その理由は、以下の通りです。
- 非公開求人を紹介してもらえる
- アドバイザーからサポートが受けられる
- 事前に病院の情報が得られる
3つの理由を知れば、「転職サイトを使って転職活動をしよう」と思えるはずです。
順番に確認していきましょう。
理由1.非公開求人を紹介してもらえる
転職サイトに登録すると、非公開求人を紹介してもらえます。
非公開求人とは、WEB上で公開すると応募が殺到してしまうような優良求人のことです。
応募者が多くてさばけなくなることを防ぐために、条件に当てはまる人にだけキャリアアドバイザーから紹介してもらえます。
転職サイトにはWEB上で公開しない優良求人を多く持っているため、より良い転職先に巡り逢える可能性が高いのです。
理由2.アドバイザーからサポートが受けられる
キャリアアドバイザーからサポートを受けることができます。
電話やメールでの相談が基本ですが、転職サイトによっては対面やWEBテレビ会議システムで相談することも可能です。
具体的には以下のようなサポートが受けられます。
- 求人紹介
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接対策
- 面接同行
- 面接日程の調整
- 労働条件の交渉
- 退職手続きのフォロー
このように、転職で不安な部分を補ってくれるのです。
どのように転職活動を進めるべきか分からない人や自分をどのようにPRすべきか分からない人には、大きなメリットを享受できます。
理由3.事前に病院の情報が得られる
事前に病院の情報を得られるので、入職後「こんな職場だと思ってなかった!」といった公開が少ないです。
転職サイトは、紹介する医療機関の内部情報を良く知っています。
職場の雰囲気や人間関係、実際の雇用条件を事前に教えてもらいましょう。
過去の転職者の情報も追っているため、内部情報が入りやすいのです。
また、希望すれば面接前後に職場見学の機会も設けてもらえます。
転職後の後悔を減らすためにも、病院の内部情報を知っておくことは重要です。
6.迷ったらおすすめの3つの看護師転職サイトに登録しよう

ここまで読むと、「転職サイトを使ってみよう」と思う人は多いと思います。
しかし、「どの看護師転職サイトに登録しようか迷ってしまう」という人もいるでしょう。
このように悩んでいるのであれば、以下の3つの転職サイトがおすすめです。
- 医療ワーカー
- ナースではたらこ
- マイナビ看護師
できれば3つ同時に登録し、自分に合うキャリアアドバイザーのサイトをメインに使うことをおすすめします。
順番に確認していきましょう。
おすすめ1.医療ワーカー
医療ワーカーは、9万件以上もの求人を持つ看護師向けの転職サイトです。
医療機関や介護施設以外にも、民間企業やツアーナースなど、さまざまな看護師の仕事を取り扱っています。
また、2015年〜2018年の4年間で看護師からの支持率No.1の称号を持っているサイトです。(楽天リサーチ調べ)
転職実績も3万件以上あり、安心して利用できます。
特に、医療機関以外への転職も考えている人におすすめです。
おすすめ2.ナースではたらこ
ナースではたらこは、24時間電話相談を受け付けている看護師に寄り添った看護師のための転職サイトです。
キャリアアドバイザーのサポートが親切なことが有名なので、相性の良い担当者に当たる可能性は高いと言えます。
ナースではたらこの特徴は、自分の気になる転職先を伝えられる逆指名制度があることです。
自分で得た求人情報を元に「A病院で働きたい」と相談すると、ナースではたらこからA病院に採用枠がないか聞いてくれます。
確実に面接を受けられるわけではありませんが、自分で問い合わせるには勇気の出ない人に利用しやすい制度です。
逆指名を考えている人はもちろん、サポートが手厚いので看護師として転職したいのであれば登録しておきたいサイトと言えます。
おすすめ3.マイナビ看護師
マイナビ看護師とは、全国21箇所にオフィスを持つ地方にも強い転職サイトです。
全国各地で転職セミナーや相談会を行っています。
総合職の転職サービスに強いマイナビが運営しているため、民間企業の求人が多いです。
民間企業で検索をすると500件以上の求人情報が出てきました。
医療機関と民間企業では転職活動で気をつけるべきポイントが異なりますが、しっかりとサポートしてもらえます。
民間企業も視野に入れて転職活動するのであれば、おすすめのサイトです。
まとめ
看護師が転職サイトを使うデメリットは、以下の通りです。
- 自分に合う転職先を紹介してくれない
- 強引に転職を進めようとされる
- 適切なアドバイスがもらえない
同時に複数の転職サイトに登録したり担当を変えたりすることで、デメリットを解消できます。
転職に迷いがあるのであれば、一度転職サイトに登録してどんな仕事があるかだけでも確認してみましょう。