コラム

【対処法】看護師の夜勤はつらい!しんどいときに取るべき行動とは?

「看護師の夜勤はつらい!」

「夜勤がつらいときの対処法を知りたい」

本記事は、こんな疑問をお持ちの人に向けて書いています。

看護師の夜勤は不安が多く、とても眠くて大変ですよね。

とはいえ、夜勤に対して取り組み方を少し変えるだけで、逆に楽しくなるはずです。

この記事では、夜勤をやることへのメリット夜勤がつらいときの対処法などをお話します。

本記事を最後まで読めば、夜勤のつらい気持ちを軽減できるはずです。

無理せず働くなら「看護のお仕事」

1.看護師の日勤と夜勤の違い

はじめに看護師の日勤と夜勤の違いを見ていきましょう。

日勤と夜勤では、看護師の仕事内容に大きな差があります。

それぞれの特徴を知ることで、看護師の理解をより深められるはずです。

  1. 日勤の仕事
  2. 夜勤の仕事

それぞれ詳しく解説します。

(1)日勤の仕事

看護師の日勤は、患者さんと直接関わる仕事が多くなります。

患者さんは昼間に行動しており、お手伝いが必要だからです。

具体的には、患者さんの身体チェックや食事のお手伝いなどを行います。

  • 血圧や体温の測定
  • 食事の配膳
  • 薬の確認、服用
  • 点滴や注射
  • 患者さんの介助全般

上記のように、患者さんと関わる仕事がほとんどで、仕事量も多い傾向にあります。

とはいえ日中は職員の人数も多いので、作業を分担して日中の業務は進めているのです

日中はその分、患者さんや職員とのコミュニケーションが多くなります。

(2)夜勤の仕事

看護師の夜勤は、日勤時と真逆で事務系や作業系が多くなります。

ほとんどの患者さんは寝ており、日中のための準備が必要だからです。

ただ、事務系や作業系の仕事といっても、ゆったりできるわけでは決してありません。

日勤で片付けられなかった仕事を夜勤でまとめて片付けるのです。

また、細かい準備や補充などの業務もあります。

  • 就寝前の準備
  • 看護記録の打ち込み
  • 点滴の準備
  • 服薬の準備
  • 朝食の準備
  • 巡回

上記のように、夜勤は事務系や作業系の仕事がほとんどです。

基本的には1人で黙々とやる業務が多くなるでしょう。

1人で黙々とやる業務は眠くなりやすく、集中が途切れてしまいがちです。

集中が途切れると事故につながる恐れもあるので、夜勤中は常に注意を払いましょう。

看護師の日勤と夜勤の特徴は以上です。

日勤と夜勤ではそれぞれに特徴や違いがあります。

その特徴と違いを念頭において、看護師の夜勤でつらいと感じるポイントを見ていきましょう。

2.看護師の夜勤でつらいと感じるポイント3つ

看護師の夜勤のつらいポイント

前の項目では、看護師の日勤と夜勤の違いをお話しました。

続いて看護師の夜勤でつらいと感じるポイントを3つ解説します。

つらいと感じるポイントを事前に知っておけば、対応策を考えられるでしょう。

  1. 不安がつきまとう
  2. 家庭との両立が難しい
  3. 夜間帯は常に眠い

1つずつ詳しく解説します。

(1)不安がつきまとう

看護師の夜勤は安がつきまといらいと感じるでしょう。

なぜなら、病院内は静かで暗く、職員の人数も少ないためです。

夜間の患者さんは就寝しているので、非常に静まっています。

巡回時は懐中電灯で照らすのみで、静かに行動しなければいけません。

大きい物音やナースコールは、不安を覚える人も多いので注意が必要になります。

静かな環境に加えて、夜間帯は職員の人数が少ないことからても心細くなるのです。

そのため、看護師の夜勤は不安がつきまとい、つらく感じてしまうでしょう。

(2)家庭との両立が難しい

看護師の夜勤でつらいと感じるポイント2つ目は、家庭との両立が難しいことです。

なぜ、看護師の夜勤をやると家庭との両立が難しいのでしょうか?

それは不規則な生活リズムになってしまうためです。

病院は24時間稼働しているので、看護師は基本シフト制になります。

日勤と夜勤の交互になる、休みは不定期になるなど、不規則なシフトになる可能性があるのです。

そのため、同居人と予定が合わせづらく、家庭との両立に難しさを感じる人もいるでしょう。

(3)夜間帯は常に眠い

夜勤がつらく感じる原因の1つに、眠気があります

不規則な生活リズムにより、身体に負荷をかけてしまうためです。

人間の身体は、明るいうちに行動するよう生活リズムの設定をされています。

その生活リズムを無視して夜間帯に行動をすると、身体に負荷がかかると同時にとても眠くなるのです。

また、夜勤は長時間労働なので、それも眠くなる原因の1つになります。

夜間帯は常に眠く、心身ともにつらいと感じてしまうのです。

ここまで、看護師の夜勤でつらいと感じるポイントをお話しました。

  1. 不安がつきまとう
  2. 家庭との両立が難しい
  3. 夜間帯は常に眠たい

とはいえ、夜勤は悪いことばかりではありません。

次に看護師の夜勤のメリットを紹介します。

3.看護師の夜勤のメリット3つ

看護師のつらい夜勤のメリット

ここまで、看護師の夜勤でつらいポイントを解説しました。

この項目ではその逆の、看護師の夜勤のメリットを見ていきましょう。

夜勤のメリットをしっかり理解しておけば、夜勤に対してポジティブな気持ちがわくはずです。

  1. 自分の成長につながる
  2. 自分のペースで仕事ができる
  3. 給料が上がる

順を追ってお話します。

(1)自分の成長につながる

看護師の夜勤は自分の成長につながりやすいです。

「なんで夜勤をするだけで成長につながるの?」と思う人もいますよね。

実は夜勤の仕事というのは、日勤では経験できない業務がたくさんあるのです。

夜間の巡回、夜間の看護記録など、夜間帯にしか行えない仕事があります。

日勤と夜勤の両方を経験してこそ、1人前の看護師といえるでしょう。

このように、看護師の夜勤は自分の成長につながるメリットがあります。

(2)自分のペースで仕事をできる

看護師の夜勤は、自分のペースで仕事をできるメリットがあります。

なぜなら、患者さんや職員に振り回されることが少ないからです。

夜間の病院内はとても静かで1人で黙々とする業務が多くなります。

起きている患者さんや職員の人数は少ないため、誰にも干渉されず仕事を進められるのです。

そのため、夜勤は自分のペースで仕事をできるメリットがあります。

(3)給料が上がる

看護師の夜勤のメリット3つ目は、給料が上がることです。

夜勤をすると、夜間手当がつきます。

夜間手当とは、夜間に働く人へ病院が支給する手当のことです。

病院やシフトによりますが、多いところだと1万円以上の夜間手当がもらえます

そのため、夜間手当の支給により夜勤は給料が上がるのです。

以上、看護師の夜勤のメリットでした。

看護師の夜勤は悪いことだけではなく、良いことも多いのです。

その事実を知った上で、看護師の夜勤に向き合っていきましょう。

続いて看護師のつらい夜勤を改善する対処方法を3つ紹介します。

4.看護師のつらい夜勤を改善する対処法3つ

看護師のつらい夜勤の対処法

ここまで、看護師の夜勤でつらいと感じるポイント、夜勤のメリットを解説しました。

次に看護師のつらい夜勤を改善する対処法を知っていただきます。

対処法を知ることで、夜勤に対しての不安やつらい気持ちを減らせられるはずです。

  1. 事前に準備をする
  2. 他の職員と協力し合う
  3. 休憩中に仮眠を取る

上記3つをそれぞれお話します。

(1)事前に準備をする

夜勤でつらいと思うときは、事前に仕事の準備を済ませておきましょう

事前に仕事の準備を済ませておけば、仕事の予定を立てやすく不安を減らせるからです。

トラブルが起こる、仕事が終わらないなど、夜勤には様々な不安がつきまといます。

しかし、事前に準備を終わらせやるべきことを明確にしておけ部分の不安は消えるのです。

また、目の前の仕事に集中することで、より質の高い仕事をできるでしょう。

そのため、事前に仕事の準備を済ませておき、不安を減らすことをおすすめします。

(2)他の職員と協力し合う

他職員と協力し合えば、つらい夜勤を改善できるでしょう。

なぜなら、他職員と協力し合うことで気持ちに余裕が生まれるためです。

1人で全てやろうとすると心細くなり、どうしても自分を追い込んでしまいます。

そんなときは、一緒に働く仲間と支え合うことで心に余裕を持たせられるのです。

夜間帯は静かで非常に不安になりがちなので、できるだけ意思疎通をしながら業務に取り組みましょう。

また、仲間と協力し合うことは、仕事の効率化にもつながるので一石二鳥になります。

(3)休憩中に仮眠を取る

休憩中に仮眠を取れば、夜間帯の眠さに打ち勝つことができるでしょう。

仮眠を取れば、短時間でも非常に効果的だからです。

仮眠の重要性は、日本看護協会も解説しています。

仮眠を適切にとることで、短時間でも非常に効果的で担軽減策になると説明しているのです。

勤務先にもよりますが、夜勤の休憩時間はおおよそ2時間ほどあるので、十分な仮眠を取れるでしょう。

夜間帯の眠さを乗り越えるためにも、短時間でいいので仮眠を取ってみてください。

ここまで、看護師のつらい夜勤を改善する対処法をお話しました。

  1. 事前に準備をする
  2. 他の職員と協力し合う
  3. 休憩中に仮眠を取る

上記3つの対応策を取ることで、夜勤のつらさを軽減できるはずです。

次に夜勤が本気でつらいと思うときに取るべき行動を解説します。

5.夜勤が本気でつらいと思うときに取るべき行動

看護師がつらい夜勤に耐えられないとき

看護師のつらい夜勤を改善する対処法は理解できたでしょうか?

「対応策を取ってもつらいまま」と思う人もいますよね。

そのため、夜勤が本気でつらいと思うときに取るべき行動を最後にお話します。

あなたに合った最適な行動手段がわかるはずです。

  1. 長期休暇を取る
  2. 日勤のみにする
  3. 職場を変える

順番に見てきましょう。

(1)長期休暇を取る

看護師の夜勤を本気でつらいと感じるときは、長期休暇を取りましょう

なぜなら、長期休暇を取ることで心身ともにリフレッシュできるためです。

「本気でしんどくてつらい」と感じる場合、もしかしたら鬱病の一歩手前かもしれません。

我慢して無理に働いても全くの無意味です。

そんなときはとにかく休むことをおすすめします。

長期休暇を取りリフレッシュすれば、今のつらさを忘れて新たなスタートを切れるはずです。

(2)日勤のみにする

看護師の夜勤を本気でつらいと感じるときは、日勤のみにすることをおすすめします

看護師の夜勤は人によって合う合わないがあるためです。

「夜間帯の仕事はどうしても合わない」という人は一定数います。

合わない仕事を続けることはつらく、最悪の場合は身体を壊してしまうかもしれません。

身体を壊さないためにも、日勤のみにすることをおすすめします。

日勤のみにできる職場は多いので、勤務先へ相談してみましょう。

(3)職場を変える

看護師の夜勤が辛いときは、思い切って職場を変えるのもアリでしょう。

新しい職場を経験することで、夜勤に対する考えを変えられるためです。

当たり前だと思っていた業務内容が実は異常だった、なんて事例は珍しくありません。

新しい職場での経験は新たな気づきを与えてくれるでしょう。

また、別の環境へ行くことで、夜勤はつらいという固定概念を崩してくれます。

そのため、思い切って職場を変えるのもアリです。

夜勤が本気でつらいと思うときに取るべき行動は以上となります。

対応策を取っても変わらない場合、この項目で解説したことを試してみてください。

きっと心身ともにリフレッシュできるはずです!

まとめ

ここまで、看護師の夜勤のメリット、つらい夜勤を改善する方法を解説しました。

看護師の仕事には日勤と夜勤があり、人によって合う合わないがあります。

中には、看護職の夜勤をつらいと感じてしまう人もいるでしょう。

しかし、看護師の夜勤はつらいことだけではなく、明確なメリットもあるのです。

メリットとつらいときの改善方法をしっかりと理解して、看護師の仕事に取り組んでいきましょう。

また、本当につらければ、思い切って職場を変えるのも1つの選択肢です。

夜勤のつらさが少しでも軽減できるよう、本記事を参考にしてみてください。

無理せず働くなら「看護のお仕事」