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レクリエーション介護士2級は取得すべき?取得方法や期間も徹底解説

「レクリエーションの計画をするのが毎回大変!」

「もっと利用者に楽しんでもらえるレクリエーションを作りたい」

施設でのレクリエーションに課題意識を持っている介護士におすすめなのが、レクリエーション介護士2級の資格です。

しかし、名前は聞いたことがあっても、資格を得ることでどんなメリットがあるか分からないという介護士は多いでしょう。

そこでこの記事では、レクリエーション介護士2級資格の内容や取得のメリットを解説します。

レクリエーション介護士2級の資格が自分に必要か考え、効率的にスキルアップを実現しましょう。

1.レクリエーション介護士2級について知ろう

レクリエーション介護士2級とは

レクリエーション介護士2級資格とは、高齢者に楽しんでもらえるレクリエーションの知識を持っていることを示す資格です。

高齢者がより豊かな暮らしを送れるよう、レクリエーションを取り入れている施設は多いと言えます。

しかし、まだレクリエーションについて専門的に学んだ介護士は少数なので、多くの施設では自己流のレクリエーションが行われている状況です。

まだ取得者が少ない今、レクリエーション介護士2級を取れば、専門性が上がりスキルアップにもつながります。

ここからは、レクリエーション介護士資格で学べることや、資格が役立つ職場について解説するので、興味を持っている人はぜひ読んでみてください。

(1)レクリエーション介護士資格で学べること

レクリエーション介護士資格では、介護で使えるレクリエーションの方法や実施のコツを学ぶことができます。

レクリエーション介護士資格で学べるのは、以下の通りです。

  • 高齢者とコミュニケーションを取る方法
  • 高齢者の気持ちを理解する方法
  • レクリエーション企画のやり方
  • レクリエーションの題材を選ぶ方法
  • アイスブレイクの方法
  • レクリエーションでのトラブルを防ぐ方法
  • 安全にレクリエーションを実施する方法

レクリエーションの企画内容に毎回悩んでいる人、レクリエーションの実施に不安を持っている人は、学びの意義が特に大きいでしょう。

レクリエーションに関する知識を身につければ、もっと利用者に楽しんでもらえる企画を作ることができます

もっとレクリエーションの時間を充実させたい人は、資格の勉強に挑戦すると良いでしょう。

(2)レクリエーション介護士2級が役立つ職場

レクリエーション介護士2級では、レクリエーションのやり方だけでなく高齢者とのコミュニケーション方法についても学べます。

そのため、レクリエーションイベントのある施設だけでなく、利用者とのコミュニケーション機会が多い職場の介護士は資格が仕事で役立つでしょう。

また、高齢者とのコミュニケーションに苦手意識のある人は、職場を問わず資格勉強で高齢者との対話方法を学ぶのがおすすめです。

レクリエーションや高齢者との対話に興味のある人なら、どの職場でも資格を仕事に役立てることができるでしょう。

以上が、レクリエーション介護士2級の基礎知識でした。

次は、レクリエーション介護士資格を取得する意義について解説するので、ぜひ参考にしてください。

2.レクリエーション介護士資格は無駄って本当?

レクリエーション介護士資格は無駄ではない

レクリエーション介護士2級を取得しても無駄、と考える介護士は少なからずいます。

その理由は、現在レクリエーション介護士2級の資格を取っても、ほとんどの職場では給与に直結しないからです。

確かに、レクリエーション介護士2級の資格はまだ認知度が低く、せっかく時間をかけて取得しても上司に知られていない可能性もあります。

しかし、資格を取得したことにより、さらに楽しく、充実したレクリエーションを提供できるようになれば、参加する高齢者の生活も豊かになるはずです。

また、今後レクリエーション介護士資格の知名度が向上すれば、給与につながる可能性も十分あります。

レクリエーションに課題意識を持っている介護士なら、資格を取得しておいて損はないでしょう。

次は、レクリエーション介護士2級を取得する具体的なメリットを解説します。

時間とお金をかけて資格を取るべきか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

3.レクリエーション介護士2級を取得するメリット

レクリエーション介護士2級の資格が今の自分にとって必要なのか、悩む介護士は少なくありません。

プライベートの時間を割いて資格勉強を頑張るべきかどうかは、資格取得のメリットを知ってから冷静に考えましょう

レクリエーション介護士2級を取るメリットは、以下の通りです。

レクリエーション介護士2級資格を取るメリット

  1. レクリエーションの内容を作りやすくなる
  2. レクリエーションを安全に実行できる
  3. コミュニケーション能力が向上する
  4. 同僚にもレクリエーション知識を伝えられる
  5. レクリエーションのある施設に転職しやすい

今の自分の働く環境を考えながら、それぞれのメリットを理解していきましょう。

メリット1.レクリエーションの内容を作りやすくなる

レクリエーション介護士2級では、レクリエーションを作るコツや題材の選び方を学べます。

そのため、レクリエーション作りに悩む時間が減り、スムーズに企画を出せるようになるでしょう。

また、資格勉強ではレクリエーションに参加する高齢者から見たベストな企画が分かります。

多くの利用者にレクリエーションを楽しんでもらうことで、利用者からの信頼も厚くなるでしょう。

メリット2.レクリエーションを安全に実行できる

資格講座では、レクリエーションの実施方法についても正しく教わることが可能です。

介護施設で頻繁に行われるレクリエーションですが、イベント中に事故が起こってしまうこともあります。

楽しい時間であるはずのレクリエーションが怪我につながれば、高齢者も安心して参加することができません。

事故の可能性を少しでも下げるなら、レクリエーションのリスクをしっかり把握しておくことが大切でしょう。

メリット3.コミュニケーション能力が向上する

レクリエーション介護士2級では、高齢者との対話方法についても学べます。

年齢に伴い考え方や感じ方がどう変わるのか学び、コミュニケーションに活かせばレクリエーション以外でも深い交流ができるようになるでしょう。

また、講座では高齢者と接する時の最適な表情や話し方に関しても知ることができます

なんとなく利用者と話すのが苦手、という人も、資格勉強で理論的にコミュニケーションの方法を理解できるでしょう。

メリット4.同僚にもレクリエーション知識を伝えられる

レクリエーションについて得た知識を同僚にも伝えれば、施設全体のレクリエーション技術向上に繋がります。

レクリエーションを行う施設は多いですが、レクリエーションについて専門的に学んだ介護士はまだまだ少ない状況です。

そのため、経験の長い介護士がいたとしても、質の高くないレクリエーションが行われている可能性は大きいでしょう。

一方、レクリエーション介護士資格を持った介護士が1人でもいれば、その介護士が周りの人にレクリエーションの正しい知識を伝えることができます

たとえ資格を持った介護士が少なくても、知識を伝え合えば高齢者にとってより良いレクリエーションができるチャンスは大きくなるでしょう。

メリット5.レクリエーションのある施設に転職しやすい

まだ認知度は少ないものの、レクリエーションについてしっかり学んだという経歴が転職で生きる可能性は高いでしょう。

例えば、レクリエーションのイベントを定期的に行っている施設や、高齢者と話す機会の多い施設では資格をそのまま活かせます。

レクリエーション介護士2級の取得をきっかけに高齢者との交流が多い職場に行きたいという人は、取得のメリットが大きいでしょう。

また、レクリエーション介護士資格を実施しているスマイル・プラスカンパニーでは、「スマイルwork+」という求職者向けのサポートを提供しています

レクリエーションについて学んだ知識を活かせる職場で活躍したい、という人はぜひ利用してみましょう。

以上が、レクリエーション介護士2級取得のメリットでした。

レクリエーション介護士資格を取得すれば、さらなるスキルアップが叶い、レクリエーションの時間も楽しくなります

悩んでいるなら、今のうちに資格を取得しておくと良いでしょう。

次は、レクリエーション介護士2級の資格を取得する具体的な方法を解説します。

資格取得に前向きな気持ちを持っている人は、ぜひチェックしてください。

4.レクリエーション介護士2級の取得方法

レクリエーション介護士2級を取得するには、規定の講習を受けテストに合格しなければいけません。

1人で受講する場合、講習を受ける方法は通学または通信講座になります。

もし、同じ介護施設内で5人以上受講者がいる場合、講師に出張してもらい、団体で講座を受講することも可能です。

レクリエーション介護士2級の取得には、通信講座では約3ヶ月、通学なら最短2日かかります。

また、費用は講座を受講する団体によって異なりますが、通学・通信ともに3万5千円〜が目安です。

レクリエーション介護士2級の取得方法について、詳しくは以下の記事でも解説しています。

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本格的に資格取得を目指す人はぜひチェックしてください。

次は、参考としてホームヘルパー2級の解説をしていきます。

レクリエーション介護士2級以外にも役立つ資格を取っておきたい、という人は読んでみてください。

【参考】ホームヘルパー2級は介護初任者研修と違う?

介護士が取得すべき資格として有名なのが、ホームヘルパー2級資格です。

ホームヘルパー2級は、介護の基礎知識を研修や実習を通じて学べる資格であり、取得すれば資格手当も付きます。

しかし、現在ホームヘルパー2級は初任者研修という名前に変わっており、新たに講習後の試験が追加されました。

介護初心者で、すぐに役立つ基礎知識を学びたい、という人は初任者研修を受講しましょう。

初任者研修を受ければ、介護の基礎知識が身に付くだけでなく、身体介助もできるようになります

レクリエーション介護士2級の取得を検討している人は、ぜひ初任者研修も取得しスキルアップを目指しましょう。

まとめ

レクリエーション介護士2級を取得することで、施設でのレクリエーションがもっとスムーズにできるようになります。

レクリエーションは、高齢者の生活を豊かにする上で非常に大切な時間です。

現在自分が作っているレクリエーションに不満があるなら、レクリエーション介護士2級の勉強を通しスキルアップを目指しましょう